統計分析webアプリケーション「xica adelie」を提供する株式会社サイカは2014年1月30日、セールスフォース、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、アーキタイプから総額1億円の資金調達の実施を発表した。
リリース情報によると、セールスフォース・ドットコムの提供するPaaS環境「heroku」を利用し、Salesforce Sales Cloudと連携した新たな統計分析アプリケーションを提供するという。法人向けサービスであればシナジーを出しやすいセールスフォースの特徴が活きた案件といえよう。
セールスフォースの投資担当、倉林氏には以前事業構想で取材をしている。
参考:進むクラウドエコシステム構築(月刊事業構想)
データサイエンティストが使いそうな月額法人向けツール
XICAはスタートアップ界隈の方であればその名前は聞いたことがあるかもしれないが、ググってみたところどこにも詳細な記事は今のところない。
誰でも簡単に使える統計分析アプリケーションで、1アカウント月額5万円で利用可能だ。
データサイエンティストが増えてきているご時勢的では、xica adelieを使いたいというニーズは高まりそうだ。本誌の読者にイメージしやすい事例としては、UZABASEのSPEEDAに近しいニーズといえよう。
ビッグデータ関連はデータをこねくり回して有用な施策を打てるか否かが鍵であり、分析にだけ時間をかけ過ぎても本末転倒だ。xica adelieのようなツールで業務効率化できると、データサイエンティストは大助かりであろう。サンプルデータとか見るとなるほどと思います。僕も使ってみたい。
法人向けツールは月額で手堅く収益を上げられるため、派手さはないが売却も上場も見据えやすく、良い分野だと思います。
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