マネー管理系のスタートアップとしては、Zaimやマネーフォワードの名前をよく聞く読者も多いだろう。Zaimは家計簿アプリ、マネーフォワードは資産管理と表現するのが適切であろうか。そんな中、複数の銀行口座やクレジットカード取引を一括管理し、全自動で入出金、引き落としを管理確認することが可能なアプリMoneytreeが2013年10月15日、DGインキュベーションなどか1.5億円を調達したと発表した。
尚、Moneytreeは2013年4月のリリース後150日間で20万DLを達成しているという。たしかに筆者の周りでも、Moneytreeを使っているとユーザーはちらほらおり、感覚値と20万DLはそんなにズレがないように思える。プロモーション手法について広報担当の同社アレックス氏によると、予算をかけずプロダクトのUXを磨いた点が結果的にDLの伸びに寄与したようだ。
デザインの良さや機能のシンプルさにこだわってアプリを作り込んだ結果、多くのユーザーに受け容れられ、Appleストアでフィーチャーされました(アレックス氏談)
また、今後は有料機能を提供していくとのこと。現時点では「会社の経費管理の手間を省く機能」などを考えているとのこと。
最後に今回の投資実行に際し、DGインキュベーションの武闘派キャピタリストである石丸文彦氏に投資のポイントとなった点を伺った。
代表であるポール・チャップマン氏を中心に多国籍でグローバルに通用する経営陣である点、デジタルガレージグループの決済ビジネスとの親和性やモバイルと簡易資産管理の相性が良いことが投資実行の主なポイントです。また、米国においても同種のビジネスが立ち上がっていることも注目に値します(武闘派キャピタリスト石丸氏談)
実際に、欧米諸国から金融関連テクノロジーのスタートアップが増えているようだ。Mint、MoneyDesktopなどのプレイヤーが存在する。お金をどう使っているかという情報はビッグデータ的観点でも注目を集めており、筆者は2013年10月1日発売号の月刊事業構想でそのデータをどう活用するかという観点でマネーフォワードの対談記事を寄稿している。(やや強引だというのは承知の上で…)
私はマネー管理系サービスは家計簿アプリとして2-3年前からiXpenseltを使っており、なかなか他サービスにはスイッチングできないでいる。MoneytreeをDLしてみたが、たしかにUIが優れており、今まで銀行のひどいUIのweb画面にいちいちログインしていたが、預金確認時はMoneytreeはかなり使えそうだなと感じたので、おそらく使うことになるかと思います。
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