昨年末、Ameba30億円プロモーション投下の際の社員を活用したTVCMでCA女子とAKB48のアナロジーに関する考察を本誌で展開した。その記事を藤田さんにご覧いただいていたのか、AKB48の新曲「恋するフォーチュンクッキー」のPVにサイバーエージェント社員が総勢100人以上で登場するというYou Tubeがソーシャルメディア上で話題だ。
本誌の「CA女子のAKB化」という預言は見事的中した。
本誌でお蔵入りにしていた「CA女子入社年度・職種別傾向と対策」を本稿でお届けし、恋するフォーチュンクッキーのPVリリースに花を添えよう。
本誌は「CA女子分析のパイオニア」と市場で見なされているようだ。おそらく私は世界唯一のCA女子アナリストであろう。パイオニアとしてのプライドを持ち、CA女子カップ(CA女子縛りのホームパーティー 通称:芝浦あした会議)などの地道なフィールドワークを積み重ね、現役CA女子約50名と対峙したデータを元にCA女子分析の論文を本稿でお届けする。
■目次
1:恋愛市場におけるCA女子の価値(社内恋愛市場と社外恋愛市場)
2:入社年度別傾向と対策
3:職種別傾向と対策■本稿を読み進める上での用語の確認
・Valuation(女性価値)=ファンダメンタル価値×テクニカル価値
・ファンダメンタル価値=ルックス×知性×性格×経験値
・テクニカル価値=競合者数
社員総会によるMVP先輩マジックが若手女性社員に効く
CA女子が特にインターネット業界において他社と比較して注目を集める最大の理由はファンダメンタル価値にあたるルックスレベルの高さに尽きる。他社とのコンプス作成を試みたが、恋するフォーチュンクッキーのPVを見れば比べ物にならないことが一目瞭然である。フェルミ推定的にファンダメンタル価値が一定以上の基準にあるCA女子の人数を算出すると・・・
■争奪戦となるCA女子の潜在人数は約300名
連結社員数:約3,000名
CA本体採用数:約2,000名と仮定(本体採用以外はルックスレベルが落ちるため、本体採用以外は除く)
女性比率:その半数の約1,000名と仮定
一定以上のルックス:30%程度の約300名と仮定
(広告営業・Amebaプロデュース職に美女比率が高いと推測)
希少資源は約300名となる。マクロ的観点で見るとこの希少資源に対する男性の倍率が高いため、彼女たちのテクニカル価値が上がり、Valuationは高騰する構造にある。まずマクロ要因として社内恋愛市場と社外恋愛市場を見ていこう。
■社内恋愛市場:社員総会MVPマジックなどで男性社員のValuationが高騰
社内恋愛市場においてはどの組織でも当てはまる「先輩マジック」が新入社員から新卒3年目あたりまでに適用される。CA独自の厄介な仕組みなのが、社員総会などでなんちゃらMVPやら新人王などの称号だ。広い会場の壇上でスピーチし聴衆の感動を誘い、この賞を受賞した男性社員は次の総会までの半期の間は社内では星を獲得したスーパーマリオ状態となる。後輩女性社員にとっては憧れの的だ。
暴露しておくと私は1年だけ緑の会社の子会社に在籍しており(本体採用ではなく子会社独自採用)そこでも社員総会があり、新人王などが若手女性社員からチヤホヤされていたのを横目で見た経験がある。同期の女性などが先輩に目を♡にしていたことを覚えている。ふざけやがって。俺も新人王獲って来年は後輩から…。とか微かに思った。気がする。
よってCA社内では総会などの賞の受賞により当該男性社員に10倍くらいのレバレッジが掛かって魅力的に見えるというマジックがある。こうした通常の会社よりも仕組みとして強力な社内恋愛市場が存在することを我々社外の男性たちは頭の片隅に入れておくべきであろう。
■社外恋愛市場:中堅以降のCA女子は外銀男子がお好き?
先輩マジックが通用する傾向にあるのは若手社員であり、Valuationが更に高騰してくる入社4年目以降は合コンの誘いなども多いであろうことから、社外恋愛市場も見えてくる。
そこで彼女たちが目にするのは、CAはサラリーマンでは良い部類に入るかもしれないが、上には全然上がいるという事実だ。外銀や官僚などのステータスや金になびくケースが見受けられる。社外恋愛市場においては一般的な社会的ステータスがCA以上であれば余裕で勝負できるであろう。他には商社や外資メーカーや電博あたりが好敵手と考えられる。
入社年度別傾向と対策:割高な06-07と割安な09
2006年入社から2010年入社までの対峙したデータを元に、まずは入社年度別の傾向と対策をお届けする。
■CA女子入社年度別傾向:要約
・年次が上がれば上がるほどファンダメンタルの経験値が高いため、Valuationは高騰する傾向にある。高級レストランなどが試合会場になることが予測され、ゆえに経済的な体力があるプレイヤーでないと厳しい。20代のサラリーマンが戦うには不利な市場である
・社外恋愛市場にあまり出てこない年代は割安感があり、格好の投資対象となる
・年代ごとに登場する市場が異なるため、年代別に出会いエンジンの構築を模索する必要がある
■2006年入社:ルックスレベルはCA最強
▷傾向
読者モデル的な社員も複数おり、ルックスレベルは各年代でもトップクラスといえる。また、2006年入社というCAがメジャーではない時代に入社していることからもベンチャーマインドやたくましさが見受けられる。ルックスレベルの高さゆえ、当然ながらValuationは高い。
▷対策
案外合コンなどの社外恋愛市場に出回っているため、合コン紹介エンジンを構築して試合に招集されるよう心掛けよう。
■2007年入社:社外恋愛市場での流動性が高い?
▷傾向
ルックスや知性などバランス感覚に優れると見受けられる方が多い。総合力の高さゆえ、ファンダメンタル価値とテクニカル価値が共に高く、Valuationは不当に釣り上がる傾向にある。
▷対策
2006年入社同様、意外に社外恋愛市場に出回っており、各年代と比較すると流動性の高さが伺える。ここもまた合コン紹介エンジンの構築に勤しむと良いであろう。2006-2007は幹事キャラのCA女子を抑えることができれば、良好な紹介エンジンの構築に大きく前進できるため、そこを狙うべき。
■2008年入社:データ不十分のため傾向は読めず(補足を期待…)
▷傾向
実はこの代がデータが最も少ない。06-07ほどの派手さがないが(一部派手だがw)、したたかな計算がありそうな代であると推測される。
▷対策
06/07と09の中間のような傾向があるのでと推測され、合コンエンジンと後述するBBQエンジンの両輪の構築を試みるべきである。
■2009年入社:投資するならココ!割安銘柄
▷傾向
この代から傾向が変わる。06-08までは広告営業職の採用(ゆえにルックスレベルに傾斜が掛かる)が中心であったと推測される。奇しくも私と入社年度では同期にあたる世代だが、社外恋愛市場にあまり出てこない傾向にあるようだ。ゆえにテクニカル価値は低いが、決してファンダメンタル価値が低いわけではない。よってValuationに割安感があり格好の投資対象といえよう。さほどコストもかさまないはずだ。割安なミドルステージ(25-27歳)の案件として申し分ない。
▷対策
社外恋愛市場に出回る銘柄が少ないため、BBQなどのナチュラルな場からの出会いを模索したい。
■2010年入社:気が強いため、モテないかも?
▷傾向
2010年入社は他の代と比べると気が強い女性が多めな傾向が見受けられる。ルックスレベルはそれなりに高いはずなのだが、気が強すぎて男性に恋愛対象にされなさそう。それゆえに実は競合者数が少なく、ファンダメンタル価値が高いにも関わらずテクニカル価値がゼロに等しいため、Valuationに割安感がある銘柄もあるであろう。
▷対策
気が強すぎて女の子扱いされていないであろう彼女たちを女の子扱いしてみると、意外な一面が見えるかもしれない。2010入社女子の対策キーワードは「ツンデレ」と推測する。
職種別傾向と対策:営業とプロデューサーの性格は真逆?
続いて職種別傾向と対策だ。大別して広告営業職とサービスプロデュース職の2つとする。
■広告営業職の傾向と対策
クライアント商売であるがゆえ、ホスピタリティ精神がある方が多いように見受けられる。気が利くのだ。しかしその職種の性質ゆえに深夜まで働くことも多く、特に肌のValuationが30代に入ってから急激に低下する懸念があると私の緑の子会社時代の上司が指摘しており、なるほどと思った。接待なども多いであろうことから、ストレスも溜まっているのかもしれない。
気が利く性質があるということは前提にしつつも、プライベートでは逆にこちらが接待するマインドセットで接すると、接待の苦労を知っているがゆえにポイントが高いかもしれない。
■サービスプロデュース職の傾向と対策
プロデューサー職はチームをマネジメントする立場にもあるであろうことから、意思決定する機会も多い。ゆえに気が強い方が多い傾向も見受けられる。悪くいうと職種ゆえなのか傲慢な面が見られる方も一部いたのは事実である。殿様商売ですからね。
しかし、チームを引っ張り気疲れしているはず。プライベートでは甘えたいという思いが働いても全然おかしくはない。思いっきり甘やかすといいかもしれない。あれ、営業職と対策が変わっていない…。企画を一緒に考えたりすると、ひょっとすると喜ばれるかもしれない。
以上です。読者の皆様が取り組むべき出会い戦略としては、合コンエンジンとBBQエンジンの構築ですね。私が最初にBBQに着眼したのは、我ながら慧眼であったと思います。アホな記事ですが、地道な調査が重要ということを再認識致しました。サンプル数が集まれば2011-2013入社編の論文発表も検討したいと思います。
【免責事項】
本稿は著者がCA女子約50名との対談から対峙した方およびそのお友達の傾向を推測したものです。あくまで傾向にあるというだけであり、例えば2010入社は全員気が強い、などというわけではございません。
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■About this media & Yuhei Umeki
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