月刊Umeki Salon7号：トーマツFast50の謎とQiitaがイケてる件

毎月月初に出す月刊Umeki Salon。少し遅れましたが今月分です。10月中旬には目標としていた大台の500名に達し、一旦新規募集を停止しました。人数が増えすぎるとコミュニティ感の維持に支障が出ると判断したためです。

一時は質の高いコミュニティを保つためにドラスティックに半分くらいリストラすることも考えたのですが、この辺は考え直して慎重な検討を進めています。実験的に10人のみ新規募集を開放したので、気になる方は今のうちのご入会を。

それでは主要トピックを振り返ります。まずは10月のサロンネタから記事化されたトピックをご紹介。

■１：Umeki Salon総選挙を開催！センターはけんすう氏

サロン内でのみアンケートを取り総選挙を実施したつもりだったのですが、一部ソーシャルでも拡散してしまい、奇妙な結果となりました。今までは僕が勝手にサロン内のメンバーで神を決めていましたが、民意の上で神を認定しました。今後もサロン内で意義の高いコメントをいただけると、コミュニティの皆さんのためになり、僕も喜ばしいです。総選挙の結果の記事。

■２：スタートアップ従業員は経営者に搾取されているのか？問題

元記事：スタートアップの過酷な労働環境：経営者に搾取されているだけなのか？

これはサロン内の経営者から僕が袋叩きに遭い、サロン内が炎上するというUmeki Salon2年半の歴史の中でも稀な出来事になりました。このコメント欄の熱い経営者コメントから、けんすうさんによる梅木雄平機関説も生まれています。振り返ってもあまり読み返したくないスレですがw ロムるだけの人にとっては面白いスレでしょうね。

■３：なぜ資金調達に時間がかかるのか？

これはサロンメンバーの起業家の皆さんのコメントを元に記事を作り、今後資金調達をする読者の役に立てればと思い、書いてみました。特にアーリーステージやシリーズAではじめて資金調達活動を経験する起業家も多いでしょうから、これはぜひ一読いただきたいです。

なぜ資金調達には時間がかかるのか？：初心者向け資金調達10のチェックリスト

■４：赤字上場の是非

最近の記事ですが。インターネット企業で成長性の高さを武器に、申請期赤字でも申請翌期の事業計画を元に上場してしまい、その後下方修正とか出されたら市場からIPO銘柄の信頼が落ちるので辞めてほしいよね。という話が総論だったかなと思います。

赤字上場の是非

ここ以下はサロン外では未出ネタです。

■５：トーマツFast50の謎

毎年恒例のトーマツFast50の発表が10月にありましたが、どうも紹介記事を書く気になれず。いつも似たような企業群だし、全ての企業が対象になってないだろと。よく聞くとこれは応募制で応募した企業の中からトーマツが選定しているんですよね。ただ、一般読者からすると応募制で選ばれているところまで頭が回らないと思うので、なんかこのランキングってほんとかな的な感じになってしまうんだと思いますし、僕は事実そう思っていました。

企業側からするとPRやIR的に成長性が高いと示すのに良いんでしょうが、あまり当てにしなくて良いランキングかなと個人的には思いましたね。

■６：Qiitaがイケてるらしい件

僕は非エンジニアなのでエンジニアリング関連サービスに疎いのですが、Qiitaがイケてるらしいという話を聞いてサロン内でネタにしたところ、結構使っているというユーザーも多く、評判も良かったですね。サロンのコンテンツはどちらかというと僕が疑問を呈するネガティブ気味なものが多いのが事実ですが、良いサービスは良い。と賞賛気味で紹介することももちろんあります。

■７：起業家が上場したい理由

僕自身に上場したい欲求が全くないことから、上場を目指す起業家の皆さんに聞いてみました。承認欲求を満たすためで、周囲に上場していく人が多いからという回答もありましたが、せっかく生まれてきたからにはこの世に行きた爪痕を残したいという自己実現欲求的な人が多かったと記憶しています。

■８：LINEによるスタートアップM&Aは活性化するのか

しばらくM&Aネタを厚めに扱ってきましたが、今後買収する側のプレイヤーとしてLINEも有力なプレイヤーになりうるかという話題がありました。既にカジュアルゲームのブレインウォーズなどにも投資しており、まずは投資から入り、今後はM&Aもやっていくのだろうとい気がします。LINEをプラットフォームと捉え、カジュアルにプレイできるEdTech系サービスとかが相性が良いのではないかと思います。

■９：未上場企業の監査役の存在意義

上場企業では監査役の設置は義務ですが、未上場企業における監査役って意味あるのかという話題。結論、上場を目指す場合は監査役を入れておいたほうがいいけど、目指さない場合とか、目指していても頓挫した場合って監査役の意義ってあったんだっけなという話になると思います。監査役入れるなら上場まで頑張れってことですよね。

■１０：ファウンダーズファンド結成？

とあるスレのコメント欄でサロンにいる既にEXITした方たちが出資し合って「ファウンダーズファンド」を設立しようというネタなのか本気なのかわからない盛り上がりがありました。結成された場合は既にEXITした人たちばかりですから、その辺のVCより事業のことはよほどわかっていて、起業家には心強い投資家になるでしょうね。

2014年10月分は以上です。サイバーバズが2015年に上場する説という話題もそういえばありましたね。

以上、今月の月刊Umeki Salonでした。繰り返しますが、一旦500名で募集停止しましたが、追加で10名限定で募集を再開しています。よろしければどうぞ。

【月刊Umeki Salonシリーズのご紹介】

第１号：LINE田端氏の降臨など
第２号：グノシー木村氏降臨、野村證券の近未来的なIPO時価格算定方法
第３号：メディア運営者によるメディア論の良スレ、Talentioがイケてる件第４号：リクルート現役社員とOB向けに2ヶ月無料キャンペーンを実施
第５号：スタートアップ起業家の家賃に迫る
第６号：国光氏降臨とANRIポートフォリオ調査