久々のIPO銘柄分析。リクルートのような大きなところを除くとリアルワールドぶりのようです。弁護士ドットコムの分析をご紹介。
といっても既に東洋経済オンラインで数ヶ月前に記事を出しているのですが、この記事と実際の決算数値や今後の予測が合っているか検証しましょう。事業内容は東洋経済オンラインの記事を見てください。
弁護士ドットコムが急成長、年内上場も:東洋経済オンライン
こうしたロジックを僕は引いています。弁護士課金を中心に月商4,000万円と予測していました。下記が一の部を元に作成したPLです。
2015年TS予測ではセグメント別ごとに2Qまでの数字を2倍ないしは若干成長の傾斜をかけて算出。既に2Qで2.8億の売上なので月商4,500万程度になっているんですよね。
収益を牽引するのは弁護士マーケティング支援でこれは弁護士が弁護士ドットコムに月額3万円程度課金してサイト上に掲載。問い合わせなどが来やすくなるというものです。高額な月額課金なのでライフタイムを1年とすると年間APRU36万円。ここをどこまで積み上げられるかが直近の成長余地といえます。
有料弁護士数が直近では1,243名。ここが倍の2,500名程度になり、年間ARPU36万円と仮定するとこのセグメントのみで年商9億円立ち、しかも利益率はかなり高くなると予測できます。実績数値の2015年2Qの営業利益率は18.8%となっていますが、ここはもっと上がっていくでしょう。クックパッドや食べログのような高収益体質が見込めます。
2015年通期TS予測では保守的な数値を予想しましたが、営業利益は2-3億出てもおかしくないですね。2016年以降は5億程度見込める。これは東洋経済オンラインでの予測と変更ありません。
それ以降の成長性としては周辺領域の税理士マッチングをスケールさせられるかなどに掛かってくるでしょう。ゆえに弁護士ドットコムは中長期で見れば業績が下がるリスクが低く、安定的な銘柄として買い推奨とします。
本年のTSでのIPO銘柄予測を下記に振り返りましょう。
初値はみんなそりゃ上がるでしょうから、何を持って買いとするかという時間軸的判断が難しいですが。業績の堅調な伸びが弁護士ドットコムは予測しやすいですね。
以上、久々に曇りのない「buy」予測でございました。
New!広告出稿をご検討の方はこちらをご確認下さい。
New!資金調達に関するごくライトな助言は無料で受け付けております。投資事業もやっているので、こちらのチェックリストに照らし合わせた上で、ご興味ございましたらご連絡ください。
500名突破のUmeki Salon、10名限定で追加募集してます!内容の参考:トーマツFast50の謎とQiitaがイケてる件
reluxでたまに旅行に行って癒されています。僕の紹介キャンペーンコード【IP_WBXLP】をぜひ使って登録してください!
梅木雄平が選ぶ珠玉の書籍40冊。
コーヒーミーティングで梅木に「いつかお茶したい」しよう!
今日も適当にツイート中。 @umekida