弁護士ドットコムが上場承認:今後の利益率向上に期待

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久々のIPO銘柄分析。リクルートのような大きなところを除くとリアルワールドぶりのようです。弁護士ドットコムの分析をご紹介。

弁護士ドットコムといっても既に東洋経済オンラインで数ヶ月前に記事を出しているのですが、この記事と実際の決算数値や今後の予測が合っているか検証しましょう。事業内容は東洋経済オンラインの記事を見てください。

スクリーンショット 2014-11-08 13.42.15弁護士ドットコムが急成長、年内上場も:東洋経済オンライン

スクリーンショット 2014-11-08 13.43.31こうしたロジックを僕は引いています。弁護士課金を中心に月商4,000万円と予測していました。下記が一の部を元に作成したPLです。

スクリーンショット 2014-11-08 13.46.022015年TS予測ではセグメント別ごとに2Qまでの数字を2倍ないしは若干成長の傾斜をかけて算出。既に2Qで2.8億の売上なので月商4,500万程度になっているんですよね。

収益を牽引するのは弁護士マーケティング支援でこれは弁護士が弁護士ドットコムに月額3万円程度課金してサイト上に掲載。問い合わせなどが来やすくなるというものです。高額な月額課金なのでライフタイムを1年とすると年間APRU36万円。ここをどこまで積み上げられるかが直近の成長余地といえます。

スクリーンショット 2014-11-08 13.26.56有料弁護士数が直近では1,243名。ここが倍の2,500名程度になり、年間ARPU36万円と仮定するとこのセグメントのみで年商9億円立ち、しかも利益率はかなり高くなると予測できます。実績数値の2015年2Qの営業利益率は18.8%となっていますが、ここはもっと上がっていくでしょう。クックパッドや食べログのような高収益体質が見込めます。

2015年通期TS予測では保守的な数値を予想しましたが、営業利益は2-3億出てもおかしくないですね。2016年以降は5億程度見込める。これは東洋経済オンラインでの予測と変更ありません。

それ以降の成長性としては周辺領域の税理士マッチングをスケールさせられるかなどに掛かってくるでしょう。ゆえに弁護士ドットコムは中長期で見れば業績が下がるリスクが低く、安定的な銘柄として買い推奨とします。

本年のTSでのIPO銘柄予測を下記に振り返りましょう。

スクリーンショット 2014-11-08 14.08.47初値はみんなそりゃ上がるでしょうから、何を持って買いとするかという時間軸的判断が難しいですが。業績の堅調な伸びが弁護士ドットコムは予測しやすいですね。

以上、久々に曇りのない「buy」予測でございました。

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