実際に僕が使っている2011年に立ち上がったサービスはインフラポテンシャルが高い

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師走なので今年のまとめ的な記事が散見される中、ご多分に漏れず僕も苦し紛れに書いてみます。最近、「おすすめのスタートアップは?」と聞かれることが多い時期がありましたが、何か「最近、元気ですか?」と同じくらい不毛な会話な気がしております。オススメって何だよ、と。

オススメの根拠として「僕が実際に使っている」サービスをまとめてご紹介したいと思います。

1:Retty

 

本ブログでも登場頻度は高かったですが、残念ながら!?僕が実際に使っているサービスとしてまたしても掲載。来年は食べログと双璧を成すグルメサイトとして成長が期待されます。楽しみですねー。

僕は元々東京カレンダーやおとなの週末などでグルメ情報を収集しており、食べログ以外の情報収集ツールが欲しかったので、ターゲットとしてはぴったりでしたし、人からレストラン情報を教えてと言われることもあったのでログ化やアウトプットツールとしても最適でした。

外食はそもそも人々の利用頻度が高いため、ハマる人は今後も増えていくと思われます。個人的には今後の機能追加にも期待したいところです。

▷参考記事
イート系テイストグラフ「Retty」が満たすアンメットニーズと今後のポジショニング

2:my365

ローンチからまだ2ヶ月経ちませんが、既にかなりの認知を得ているであろう写真共有アプリ。instagramと異なり、カレンダー式になっており1日1枚記録できるのがポイント。思い出アルバム的な心理訴求ができるストーリー性のあるアプリです。

僕はinstagramのヘビーユーザーではなかったのですが、instagramと違って、振り返った時にカレンダーというストーリーが乗っている点が好き極力1日1枚撮ることが日課になりました。実際に先月のを振り返るだけでも既に楽しいです。閲覧側から見ると、instagramと違う点はより自分のログらしい、生々しい写真を多く見ることができる点が面白いですね。

▷参考記事
Snapee以上の衝撃を受けたライフアルバム写真共有アプリ「my365」

3:ブクペ

このタイミングでThe Startupに初登場。本のまとめサイトです。投稿はしていないのですが、閲覧で使っています。個人的にはwebよりも断然アプリ派です。知的な暇つぶしには最適です。

本のまとめ+レビューがサクサク読める感じです。アマゾンのレビューなどは個人的にはUI的に読むに耐えず、全く読む気になれません。ブクペはUI的に読みやすく、具体的には寝る前に見るものがなくなった時などに読んでます。暇つぶしで本屋で立ち読みする感覚で読んでいます。

今年はあまりじっくりと本を読んでいないということもあるのですがまとめサイトということで若干、投稿難易度が高いかなあとも思っています。質を落とさずに投稿ハードルを下げることが今後のスケールの肝ではないかと思います。

4:コワーキングスペース

これは僕が今月からフリーランスになったことが、大きく関係していますが、実際にLightning spotとco-baを利用しており、新しいライフスタイルであり、良いユーザー体験ができていると思っています。新時代のワークスタイルを体感することができます。(時にいろんな意味での出会いの場としても…)

フリーランスだけではなく会社員の方も入居しており、ゆるいコミュニティとしてシェアハウスなどのディープなコミュニティに馴れている人のウケがいいことはおろかコワーキングでゆるいコミュニティを経験することにより、シェアハウスへの心理的ハードルが下がり、コワーキング⇒シェアハウスの経験者はきっと増えていくでしょう。

▷参考記事
「プロダクト作り」向きのco-baと「プロモーション」向きなライトニングスポット

まとめ:利用頻度や必要性が高いサービスがインフラとなる

上記で紹介したサービスはいずれもどちらかの要素を満たしています。

・利用頻度が高い
・必要性が高い

利用頻度が高くなるのはコミュニケーション系か情報CGM系あるいはゲーム
必要性が高いのはECとかになるかと思います。(今回は紹介しませんでしたが、campfireやギルトをたまに見てます。買ってはいないが。*注ギルトは今年の立ち上げではない )

滞在時間を伸ばしてPVを増やしたり課金によるARPUを上げるか、ECのようにダイレクトに購買に直結させるか、コワーキングの場合はwebではないですが場所に付加価値をつけて、どうやって集客を増やして売上を伸ばすか。大きくなっているサービスはこのどちらかの要素をしっかり満たしている場合がほとんどではないかと思います。

特に必要性の観点では、潜在ニーズを強く顕在化させなければなりません。
あった方がいいよね・・・レベルではなくてこれないと困るだろ!!レベルな感じ。

必要性を満たすことを訴求するサービスではこの「強いニーズを顕在化させる」マーケティングがポイントでありここが弱いと上手くいかないんじゃないかなと思う。 

上記に上げたサービスはいずれも日常の利用頻度が高い商材(食、写真、本)で潜在ニーズを喚起させて顕在化したことにある程度成功した例といえそうです。(コワーキングは特定の層への必要性の強さ)
来年は潜在ニーズの巧い顕在化のマーケティング手法について、考えてみようと思っています。



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