新規ビジネスの種は、制約条件を課して考えて見つけたりする。

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またB Dash Camp 2019Springのレポートです。6本目ですね。今回頑張ってるな。いつもより興味深いセッションが多いのだと思います。

新規ビジネスをどのように創出するか

スピーカー:(敬称略)
川鍋一朗(日本交通)
中川綾太郎(newn)
真田哲弥(KLab)

モデレーター:
嶺井政人(グロース・キャピタル)

あやたんも真田さんもスタートアップスタジオをやっている

川鍋さんは私もたまに利用しているタクシー配車アプリのJapan Taxiをやっていたり、Japan Taxiに近々ポケトークが実装されるらしいとか、タクシー周りの新規事業を推し進めていますね。

newnはスタートアップスタジオらしいですね。あやたんさんはエンジェル投資を60件くらいやっているようです。newnはこんなことをしているようです。

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newnという会社の中に、こういう事業があって、cohinaは月商数千万円のようですね。

昨日のセッションでも触れましたが、音声系のサービスを仕込んでいるようですね。チャット小説は、peepとかDMM TELLERとかそういう領域ですね。

真田さんは4つくらい新規事業をやっているらしいですが、ソーシャル掲載NGとのことで掲載は自主規制しました。KLabを退任されて、会長プレイかと思いきや、新規事業でお忙しいようですね。真田さんもスタートアップスタジオを持っています。真田さんは「なにわのあきんど」感がありますね。

開示可能なサービスでいうと、ストックオプション発行支援SaaSのSOICOを手掛けていらっしゃいます。2019年6月からSOICOはUmeki Salonにスポンサーいただく予定です。

ちなみに、真田さんによると「スマホ最適化されてない領域はまだまだあって、VRなんてしばらくこねえよ!」とのことです。これには同意w

制約条件を課して、新規ビジネスを構想する

Q:新規ビジネスのタネの見つけ方
・領域、規模
・始める段階の事業

川鍋:タクシーという領域が生業なので、タクシー関連の事業。ドライブレコーダーを実装していて、バスやトラックにも売れるはずだが、売らない。タクシーだけ。新規事業は同時にいくつかやる方が大事だと思う。数打てば当たるので、数を打つ。気軽にたくさんやる。

Japan Taxiを始めたときは、海外やキッズタクシーというのも始めたが、海外は1年で撤退した。

中川:チーズケーキめっちゃ美味しい!ヤバ!と思って、そこからビジネス構造を考えたりする。

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制約条件を自分で決めて、オーガニックでバイラル係数が高い領域でやろうとか、今SaaS流行ってるから、SaaSで何か考えてみよう!とか思考パターンがいくつかある。そこから構造的に考えている。

身長150cm以下のインスタコマースのcohinaはMERYやっていたし、もともとアパレル好きだった。(インスタによって)マーケティングチャネルの変革があり、(獲得チャネルが)広告型からオーガニックグロースできると考えると、アリかな。と考えて始めてみた。(梅木注記:その結果、月商数千万には既になってる)

Q:見つけたタネをどう育てるのか
・人、物、金、情報
・プロダクト
・マーケティング
・マインドセット
・KPIモニタリング

真田:ホールディングスにして、その下に別法人として取り組んでいる。自分でアイディアを考えて、社長を見つけてきてやってもらう。市場全体が成長している領域を選ぶ事が一つとても重要なポイント。自分自身の入り方の塩梅に気をつけている。社長を任せたのに、自分が入りすぎるとあまり良くない。

中川:適切なサイズでやることが大切。今やっていることは、「適切なクリエイティブを作って、運用できているか!」ということくらい(しか見ていない。他に何か言ってましたが、メモし切れず)

川鍋:日本交通の子会社としてJapan Taxiを作ったが、二律背反する文化を持つことになる。親会社と異なる文化にしないとエンジニアが採用できない。徐々に変えていった。

Q:新規ビジネスにおける苦労

中川:最初の起業よりも採用や組織設計は苦労しなくなったが、スタイルを変えたのが少し苦労した。昔は細かく見ていたのが、今は週一定例なので(事業責任者と面談している)

Q:新規ビジネスを成功させる鍵

川鍋:やらなきゃいけない大義名分の有無

中川:大きな仮説が合っていればやるしかない。手数を打てる体制と、ユーザー視点が大事。よくわからない分析より、施策リストを作ってたくさん実行できている方が大事。

真田:アクセル踏むタイミングと、踏みこみ方

以上です。個人的には、サービス紹介より、後半部分の新規事業のタネの考え方とかをもっと掘り下げて聞いてみたかったですね!



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