The Startup60で早速1件相談に乗った事例をご紹介。サッカーファンを繋ぐコミュニティサービス。そのアイディアをどう評価し、何を助言をしたか、その過程をできるだけ本誌上で公開したい。コーナー名をThe Due Diligenceの略で、THE DD(仮)と置く。
■Profile#1 サッカー関連サービス
コンセプト:サッカーファンのマッチングコミュニティ
経営者略歴:プロサッカー関連事業を手掛ける
ターゲット:サッカーファン(グローバル展開)
提供価値 :サッカーについて語り合う場■梅木分析
市場規模 :国内だけでは不十分。グローバルは大きいし需要十分
市場規模参考:バルセロナのファンクラブ・ソシオ会員20万人
市場環境 :来年はワールドカップなのでタイミングは良い
既存市場 :スポーツBARや代表戦時のtwitter TL提供機能
①タグ中心のストリーム(TL型)
②トピックごとのグループ
ユーザー欲求:サッカーについてもっと深く語り合いたい&知りたい
ユーザー行動:①試合を見ながら書き込みや閲覧②試合外で語り合う
想定投稿内容:選手の移籍動向、監督の采配、代表選手の選出etc利用シーン :①オンタイム(試合中)②オフタイム(試合中以外)
利用頻度 :①はWAU、②はDAU
重要KPI :①投稿数、②WAU、③DAU(優先順位順)
収益構造 :広告とコマース(グッズ、チケット、ファンクラブ)想定反論 :twitterじゃダメなのか?⇒梅木はストリーム型中心と考えたが、ストリーム型の中でもユーザー同士が議論しやすい空気感を醸成できるかが鍵。ACミランについて語る少人数のグループなどで好き勝手に語る。
■プロモーション施策
メディア :サッカー関連メディアに出稿
セレブリティ:松木さん、セルジオ越後さんなどが降臨■実現可能性
経営者がサッカー界と太いパイプがあるので高く、プロモーションの現実性もある。
項目ごとに精査すると上記な感じ。僕もにわかサッカー好きなのですが、一人で家で見てるのもなんか寂しい。代表戦のtwitterのTLとか面白いと思うし、スポーツBARで知らない人と試合見ながら語り合うのにも憧れる。そういう需要はユーザーとして感じます。グローバルで見れば、スポーツBARで客同士が語り合うとか日常茶飯事でしょうから、それをオンライン化することに十分価値はある。
抽象化させると、このサービスはフロー・コンテンツ型のバーティカルSNS。RettyみたいなサービスもバーティカルSNSと定義することもできますよね。そうするとあれはストック・コンテンツ型のバーティカルSNSとなる。フロー型はコンテンツがストックされることに価値があるのではなく、リアルタイムコミュニケーションに価値があると思う。
これはやりようによってはあるよなあと思うわけです。サッカーといえば業界ではGCPの今野さんがお好きなようですが、投資検討してみてはどうですかね。まだサービスができていないので、ステージが違いますが。
このサッカーファンコミュニティサービスを構想している方はネット業界の出身ではないので、エンジニアやデザイナー、はたまたディレクターちっくな人を募集したいそうです。興味ある!という人はFBでYuhei Umeki宛に連絡してもらえれば、検討した上で繋ぎますよ。
The Startup60のプロセスを紹介した、The DD(仮)コーナーでした。こういう新規事業考えるのは好きです。引き続き、リブセンスよりも早くThe Startup60を提供して参ります。
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