請求書のMisoca、インキュベイトファンドから3,000万円を調達

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クラウド請求書管理サービスをMisocaを運営するスタンドファーム株式会社はインキュベイトファンドに3,000万円の第三者割当を実施したと2013年9月30日に発表した。以下リリース文を一部要約。ちなみにインキュベイトファンドの担当はあの伝説の赤浦氏とのこと。

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■Misocaについて

登録事業者数:約8,000(2013年9月現在)
見積もり・請求書・納品書をブラウザ上で管理編集するサービス。オンライン上のサービスだけで、紙の請求書の印刷郵送する郵送代行サービスを提供。

実は私は2年近くMisocaユーザー…

実はこのMisocaの登録事業者数8,000社のうちの1社は私である。2011年12月の独立以来、実はずっとMisocaユーザーです。あ、今日は月末なのでMisocaを使う日ですね笑。

こういったツール系サービスはスイッチングコストが高いため、一度使い始めるとなかなかスイッチできないこともあり、私は当面はMisocaから乗り換えるつもりはありません。

最初にMisocaを使い始めた理由は2年近くも前なので記憶が曖昧なのだが、UIが非常にシンプルで少ないクリック数で簡潔に作業が進められる点が気に入った気がします。簡単に請求書を郵送できる点も魅力。

ちなみに、競合のMakeLeapsからかなり不快な営業メールを受け取ったことがあり、その詳細をここで書こうとも思いましたが、燃えると嫌なので止めておきます。とはいえ、MakeLeapsに対しては私が激怒プンプン丸であることだけは主張しておきましょう。

私がMisocaのマーケターならどうするか

今回の資金調達の用途の一部に「インバウンドマーケティング、ユーザーエクスペリエンスの向上」に必要な人材を採用との明記がありました。競合のMakeLeapsは大量にブログ記事がありますが、バズっているのはほんの一部のようです。これはワークしているかは際どいところでしょう。

上述したように、スイッチングコストが高いサービスなので、既に他社サービスを使っている人よりも新規で独立する人をまずはターゲットに置くと良いでしょう。ターゲットは中小企業やフリーランスと仮定します。

■新規ユーザー獲得案①:これから独立する人向け

1:独立したての人にリーチできる媒体を考える
2:コワーキングスペースやクラウドソーシングサイト、freeeなどの他のツールサービスとのアライアンスを考える

■新規ユーザー獲得案②:競合サービス利用してる人向け

1:フリーランスや中小企業向けのオフラインコミュニティを作る
⇒コミュニティに誘導することでMisocaにスイッチさせる
ユーザーは事業者と対面で会うとスイッチングコストが劇的に上がる

こんなところでしょうか。闇雲に謎なブログ記事を投下するより、ターゲットユーザーはどんな情報があると嬉しいのか。私などもろターゲットユーザーなわけです。フリーランスもどきの会社経営者としては、新規クライアントが増える機会があるのが何より嬉しいですし、フリーランス仲間も欲しかったりします。そういう場を提供して、そういう場であったコンテンツを提供していくと、興味を持ってもらいやすいのではないかと。

あと意外に対面営業はスイッチングコストを劇的に上げる、というかユーザーエンゲージメントを上げる効果が見込めるので、営業かつコンテンツにもなり一石二鳥な取り組み。といった感じでしょうか。

インバウンドマーケティングはブログを書けばいいというわけではなく、相手の役に立つ情報を届けた結果、コンバージョンするというのが最短ルートだと思いました。

*資金調達ネタは3,000万円以上は扱いますので、ドシドシご連絡下さい。

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