国内ではアクティブが低下してきているとの指摘もあるFacebookだが、マスへのリーチはこれからであろう。Facebookでの人々の行動を見ているととても興味深い。今日は「手料理写真のup」について考察する。
手料理写真をupしたり、お料理教室での様子をupする人がいるかと思う。Facebookの中でも写真というのは強力なコンテンツであるわけだが、写真を細分化した時に、人の顔写真の次に料理の写真、とりわけ手料理写真へのリアクション数が多いように見受けられる。
実は男性という生き物は女性の手料理に弱い。料理ができない女性でもいいと思っている男性は、自分で料理ができるイケダンくらいではないだろうか。ゆえに手料理写真は男性の興味を非常に惹く強力なコンテンツなのである。しかも投稿した女性が普段料理を作らなそうであり、その写真が意外にも料理の上手さを物語っているとすれば、それは強力なギャップであり、下手すればやられることもあるだろう。
参考:facebookに手料理をアップする女友達を「女子力アピール乙www」と思う男性っています?(Yahoo!知恵袋)
Facebookはリアルな婚活市場である。
通常、婚活といえば未FBフレンド、すなわち新規開拓に勤しむ印象がある。しかし、FBフレンドである既存の男性を見落としてはならない。特に「知り合ったばかりの新規FBフレンド」はFB内で互いの行動(投稿やコメント)に惹かれ、次のラウンドへ進むことも少なくない。プレ・Facebook時代と比較すると、keep in touch率は劇的に向上している。
FB上に見込み客(結婚候補の男性)を囲い込み、手料理写真などの女性らしい投稿で男性の注目を惹く。男性からのコメントに「じゃあ今度お弁当作ってあげるよ」とでもレスしておけば、そこからのCVRはかなり高いといえる。これぞ、インバウンドマーケティングではないだろうか。闇雲に婚活市場に繰り出すのではなく、既存の事業資産を活かしたマーケティングマインドにより、婚活成功確率は向上すると考えられる。
今回の記事を書くきっかけとなった出来事がある。FBでお料理教室での写真をupしていた女友達がいた。わりと気心が知れた間柄であったため、FBのコメント欄はふざけることが許される場だと思っていた。そこで私は「婚活お疲れ様です」とコメントした。しかし、あまりにも図星だったのか、僕は彼女からブロックされてしまった。長年の友情も、婚活の前には儚いことを思い知った。申し訳ないと反省しつつも、有益な現象であったため記事にさせてもらった。
一方で、男性からのアプローチが多すぎて辟易としている女性は、彼氏の影を匂わせる手料理写真を投稿すると、アプローチが減るであろう。気になる女性による彼氏の影を想像させる手料理写真ほど、男性を萎えさせるコンテンツも希有である。
今一度、手料理写真投稿戦略のメリットデメリットを整理しよう。
■手料理写真を投稿するメリット
・女性が思うより遥かに男性は女性の手料理に弱い
・新規FB男フレンドの気を惹き、次のデートなどへのCVRが高まる
・既存FB男フレンドに対しても、ギャップ萌えを演出することで思わぬ一発逆転があり得る■手料理写真を投稿するデメリット
・そもそも料理が美味しそうでなければ逆効果(ゆえに写真力が重要)
・頻繁すぎる投稿は「女子力アピール乙www」と引かれる
・手料理写真の投稿に対してumekiのように「婚活乙」とコメントされるリスクがある
Facebookは社交場をオンライン化したサービスなだけあり、様々な角度から観察すると色々な心理が浮かび上がり、面白い。特に「知り合ったばかりの新規FBフレンドとの関係」は非常に面白く、近日中に(仮タイトル)「いいね!営業」についてという記事を発表する。
婚活において女性は料理と写真の力を磨き、FB内で注目を集め、より多くの男性に「get found」されるために、適度に手料理写真を投稿すると良いのではないだろうか。これからの花見シーズンは格好のチャンスだ。
でもこの記事が多くの人の読まれてしまうと、手料理写真を投稿しにくくなるんだろうな…
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