The Startup、nanapi風UIにリニューアル

2011年1月に創刊？したThe Startupですが、二度目のサイトデザインリニューアルをしました。

コンセプトは「アーカイブ性の高い、色褪せないメディア」です。

メディアコンセプトとして「スタートアップ版HBR」を謳ったこともありますが、抽象化すると「アーカイブ性の高い、色褪せないメディア」となります。「アーカイブ」の意味を調べてみると

重要記録を保存・活用し、未来に伝達すること
（Wikipediaより編集）

となります。数年後に読み返しても、色褪せないエッセンスが詰まったメディア運営をしていきたいと考えています。

メディアコンセプトに沿い、アーカイブ性を重視するため、トップページからカテゴリ一覧に遷移しやすい、nanapi的な構造へトップのUIを変更しました。

ブログメディアでは通常、左カラムかセンターカラムに最新記事10記事があって、右カラムなどにカテゴリと暦で過去ログが収納される感じになります。ニュースサイトに至ってはそれさえなかったりします。過去記事への流入はSEO頼みとなるのが関の山でしょう。

今回のUI変更では3カラムが並列となる構造で、トップに広告枠と新着記事枠を設け、以下はカテゴリ枠が中心となる構造にしました。過去記事をピックアップしてトップページに持ってくることもできます。読まれたい過去記事にトップからダイレクトに遷移できる構造とし、過去記事という資産の価値を最大化する施策です。

ゆえにニュースサイトのようの「消費される」記事ではなく、「何度も読み返したくなる、嗜まれる」記事をより一層目指していく必要があります。国内のブログメディアを見る限りではこの構造を取っているところはあまりないと見受けられますので、ポジショニング的には青い海です。

既存のブログメディア（というか多くのメディア全般にいえるでしょうが）は「今」を伝えることに躍起になりすぎており、「過去を未来へ伝える」ことにはあまり目が向いていないでしょう。ビジネス的にも「過去記事の価値を最大化する」ということは効率性の観点から、あって然るべきです。メディアコンセプトにもよりますが。

メディアコンセプトに沿い、The Startupはアーカイブ性を重視したnanapi UIを採用することにしました。「何度も読み返したくなる、嗜まれる記事」をより多く伝えていけるよう、精進致します。

今回のリニューアルはデザインやシステムなど、かなりの苦戦を強いられました。リニューアルってこんなに大変なんですね。。。まだ全て終わっていないんですが関係頂いた何名かの方々、ありがとうございました。