本誌でなぜかカテゴリー扱いされている木村新司氏が、グノシーに社外取締役として復帰する見込みがあると2017年7月14日付けでグノシーのリリースがあった。
それに先駆けて7月13日には木村氏が代表を務めるDasCapitalの投資ポートフォリオが公開されている。本誌読者なら既に見ているかもしれないが、念のためご紹介しておこう。(参照記事:PRTIMES)
・26社に23億を投資
・投資全体で9.9倍のリターン、IRR855%の想定
このあたりが特に目を引くトピックでしょうか。
本誌では約3年前の時点で木村氏のリターンを50倍に上る可能性があると予測を示していた。
・Gunosy木村新司氏の個人投資家としてのリターンは約50倍か(2014/6/21)
当時のポートフォリオと、現在のポートフォリオでは異なるので、想定リターン倍率は当然異なりますね。ついでに今までの木村氏の過去記事を振り返っておきましょう。メドレーがIPO予想ではなく売却予想にしていたのは外していますねw
・【永久保存版】眠る前に毎日音読したい!木村新司氏名言集
(2016/5/29)
・木村新司氏3つの投資基準と最新ポートフォリオ検証
(2016/8/12)
最新のポートフォリオだと、KURASHIRUのdelyが注目度が高いですね。料理動画領域はいくらくらいでのIPOを狙ってくるのか、コツコツ予測を立てておこうかと思います。
DasCapitalのスライドは投資ポートフォリオからジャンル選定まで、いろいろと勉強になることが多いと思いますので、一読をオススメします。
木村氏はエンジェル投資家の進化系な感じがしますが、23億も個人で投資してるエンジェルが出てくると、アーリーステージ特化のファンドの存在意義とかなくなってくる気がします。他にも国内のエンジェル投資家が勢力を増してきており、エンジェル投資家やICOというトレンドも相まって、VC業界の地殻変動の動きを感じますね。