2015年1億以上調達企業からTheStartupがIPOは堅いと予測する14社

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2015年はTheStartupを始めた2011年以来最多となる国内100社以上のスタートアップが1億円以上の資金調達を実施した年となりそうです。既に10月末次点で本誌独自調査では100社を超えています。

その100社以上の中で、TheStartupが独自の情報網を駆使し、「IPOは堅そうである」との予測を出します。14社を選定。この中から半分以下しかIPOしなければもう引退しますよレベルです。

M&AではなくIPOが堅そうという軸にこだわりました。転職希望者にとっては、3-5年くらいじっくり腰を据えて働くにはいいかもしれませんよ。

*対象企業群:2015.1月以降に1億以上の資金調達を実施した企業

上場時時価総額予想300億以上の企業群:5社

ここにノミネートされた企業はもはやお馴染みすぎて、本誌読者にサプライズはないでしょう。

◼︎1:スマートニュース(累計調達額:約50億円)

2015.3月ラウンドの12億調達時のPre Valuationが384億と既に未上場で400億近くのバリューをつけるスマニュー。上場時は当然ながら300億以上にならないと投資家からするとあり得ないわけで、gumiのように1,000億近くのバリューを公募時に付けられるかが最大の焦点。

◼︎2:ラクスル(累計調達額:56.8億円)

えらい額を集めたなという印象。嫌味ではなく純粋に、ラクスルのビジネスモデルでハイバリュエーションがそこまで付くとは素人目には思えず。上場時にどれくらいの仕上がりになっているのか楽しみにしています。

◼︎3:マネーフォワード(累計調達額:約37億円)

とにかく株主数が金融機関系中心に多く、細かくラウンドを刻んでくるマネーフォワード。調達額非公開ラウンドを含めると40億円近く資金調達しているでしょう。

◼︎4:freee(累計調達額:約52億円)

同じくFinTech銘柄。マネーフォワードとの熾烈な資金調達合戦による広告費投下合戦はいつまで続くのか。とはいえ、一度有料アカウントを獲得してしまえば、LTVはかなり高く見込めるので、アクセルを目一杯最初に踏むことが大切な事業モデル。

◼︎5:Wantedly(累計調達額:3-4億円程度)

もはやスタートアップ業界で使っていない企業はいない気がするWantedly。月額B2Bモデルで手堅く伸ばしています。業績好調と聞いており、2015年6月の日経新聞からの1億調達ラウンドではValuation100億近いという説も。よって、手堅いモデルに女性最年少起業家というプレミアムも乗って、公募で強気の300億越え予想としておきます。

二桁調達をせずに300億越えの時価総額付けるとすごいですね。派手に調達して踏み込むスタートアップが多い中で、たしかにWantedlyの事業モデルはあまりお金を必要としないのかもしれません。サービス自体にプロモーション機能が組み込まれていますし(よくFBとかで自社の採用のためにシェアする人が多く、それがプロモーションとなる)グロースハック的な観点でも広告費があまりかからず、良くできているサービスですよね。

上場時時価総額予想100億以上の企業群:3社

◼︎1:マイネット(累計調達額:約10億円)

ゲームのセカンダリーマーケットを牽引するマイネット。他社からゲームを事業買収してゲーム運用に特化しています。2006年創立の古豪ですがピボットしてブレイク。どれくらい利益が出ているかわからないのでなんとも言えないですが、ゲーム銘柄なので300億越えてくる可能性もありますが、なんとなく200億くらいでの公募と予想。

資本政策はサイバーエージェント研究会の記事に詳しい。DIが出資しているとは。

参考記事:CA研究会

◼︎2:バンク・オブ・イノベーション(累計調達額:7億円+α)

2015年10月に資金調達を実施した古豪といえるBOI。2008年とかくらいにCAVとかが投資していて塩漬けになっていた銘柄がゲームで復活。ブルームバーグに2016年末に時価総額500億で上場を宣言するというPR手法自体はダサいなと感じ、Umeki Salonではネタにしました。とはいえ、利益は出ているでしょうから、一旦300億未満、100億は堅いという予測を出します。

参考記事:バンク・オブ・イノベーション:来年末の上場目標、調達100億円視野(ブルームバーグ)

◼︎3:Retty(累計調達額:約14.5億円)

こちらも本誌常連のRetty。ちょっと期間は長めに見て2018年くらいの上場と予測。公募時は300億は付かないくらいなのではないかなあと。

上場時時価総額予想ペンディングの企業群:6社

本稿ではこの項目が最大の見どころです。勢いのある未上場企業群ともいえるでしょう。

◼︎1:Viibar(累計調達額:10億)

流行りの動画銘柄で動画広告の一時受け皿となる製作の分野で強いViibar。C向けの動画メディアよりも手堅く売上が上がりやすく、100億手前での上場なら2018年までにサクッといけそうなイメージはある。伝家の宝刀・小粒IPOという技を擁するGCP高宮氏銘柄でもあります。

◼︎2:FiNC(累計調達額:8.5億)

ヘルスケア銘柄として市場でのプレゼンスを増すFiNC。直近の資金6.5億の内訳は比較的借入比率が高いという説も。大人個人投資家が大勢いて、国としても後押しが期待できる分野であり、かつ経営者もなんか只者じゃない感が出ているので上場までは2018年までにはいけるかなと。事業がどれくらい伸びているかわからないため予想公募時時価総額はペンディング。

◼︎3:トレタ(累計調達額:6.2億)

手堅い伸びを見せる予約台帳サービス。しっかりとBから売上を出せる分野であり、海外でもOpenTableが一定の成果を見せている。爆発力があるかはなんとも言えないが、最低限上場までは持っていけそうな香りがする。

◼︎4:GameWith(累計調達額:5億+α)

本誌読者でGameWithまでしっかり抑えていたら相当な玄人であろう。ゲームアプリサイトであり、類似サービスAppBankやナイルが提供するアプリブあたりか。AppBankは上場後に本誌では想定外の300億近い時価総額まで一時的に上がっており、AppBankよりコンテンツがまともそうなGameWithは類似銘柄の動きも鑑みると、当たれば300億以上の時価総額もあり得るといえる。(色がきれいだったので本稿のアイキャッチはGameWIthのロゴを使わせていただきました。プレスリリースって入ってるけど・・w)

◼︎5:メドレー(累計調達額:7億円前後?)

ヘルスケア銘柄のメドレー。転職サイト「ジョブメドレー」から医療系の様々なサービスに拡張しており、ここも経営者が只者じゃない感を漂わせているため、上場までは堅そうだ。直近はシリーズBで3億円をポストvaluation40億近くで調達した模様。木村新司氏らネット業界の著名個人投資家が多数株主にいることも知られている。

◼︎6:ツクルバ(累計調達額:1億前後)

2015年秋時点で転職にオススメのスタートアップ5選でも紹介したツクルバ。不動産関連のスタートアップが増える中で、収益性の高い不動産売買事業をカウカモで手がけている点が、他の賃貸物件を寄せ集めたSUUMOもどきのサイトを展開しているスタートアップとの最大の違い。経営者が筆者と誕生日が2日違いなので、手堅く伸ばすに違いない。

以上です。14社中、最低10社は2018年までに上場してほしい。

<次回予告>
キュレーションメディアの買収予想が3戦3勝だったので、次のM&A予想をしてみた



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