恋愛婚活マッチングのPairs、合計会員数100万人を突破し、Omiaiとダブルスコアか?

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恋愛婚活マッチングサービス「Pairs」を運営するエウレカが、同サービスが日本台湾の合算で100万ユーザーを突破したと2014年7月3日に発表した。これを受け、普段メディアの取材に滅多に応じないエウレカ代表取締役赤坂優氏に独占(気味)な取材を敢行し、Pairsの事業数値やオンラインデーティング市場の概況を伺った。

Pairs、Omiaiに対して会員数約2倍、DAU約3倍?

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会員数の伸びはグラフの通り。詳細な事業数値は下記。

■Pairs事業数値(2014.7.2現在)

会員数:634,002人(日本国内のみ)
男女比:男性66%女性34%
ログイン数(DAU):68,704人
Facebookページ数:約800万人
Facebook広告費:月間約2,000万

有料課金額:月額2,980円〜(パックによるボリューム割あり)
課金対象者:男性のみ。女性は無料
有料会員化率:10-20%の間
課金構成比率:継続ユーザー70%新規ユーザー30%

この市場の有力プレイヤーは他にOmiaiもある。DMMなども参入してきているが、事実上国内はPairsとOmiaiの一騎打ちと言えるだろう。

■Omiai事業数値

会員数:380,179人(日本国内のみ)
男女比:男性76%女性24%

■両サービス比較

会員数:PairsがOmiaiの約2倍
DAU:PairsがOmiaiの約3倍(24h以内のログイン数)

*いずれもThe Startupによる目視調査

国内市場のアップサイドは約1,000万人と見込み、今後TVCMでユーザー獲得を模索していくことも高い可能性であるとしている。国内市場のアップサイドを伸ばすには、1on1のオンラインデーティングではなく、肉会のような2on2サービスであれば出会いの障壁が下がるだろう。

海外展開に関しては、2014年2月から開始した台湾が好調で、半年経たずに30万会員を突破。日本と台湾を比較して「Facebookの普及率が17%と58%で全然異なり、Facebook普及率が高い国はユーザーを獲得しやすい」と赤坂氏は語り、海外の他の国への横展開へ自信を覗かせる。

マッチング提案アルゴリズムの精度が事業上の肝?

Pairsを多くのユーザーが利用し、10-20%という高い有料課金率を誇る所以は何か。執筆にあたり筆者はPairsもOmiaiも両方触ったが、デザインのユーザビリティは明らかにPairsの方が高く、女性ウケもしそうだ。ちなみにOmiaiは30代女性からは課金しており、Pairsはまだ女性から課金はしていない。この辺はOmiaiからの女性ユーザーのリプレイスをPairsが狙った上で施策ではないかと感じる。

デザイン面以外では「マッチングのアルゴリズム」と「24時間態勢の投稿監視」がユーザー数増加に寄与したのではないかと赤坂氏は言う。

この事業の本質はどれだけ多くのユーザーをマッチングさせることができるか。パーソナライズ化し、マッチングに最適なアルゴリズムを組むことは相当強化してやってきました。このタイミングでこういう人を提示したらマッチングするはずだ。と研究を重ねてきました。

投稿監視を24時間態勢で行うことによって、ユーザーが安心してメッセージを送り合える環境の整備に務めてきました。(赤坂氏)

なお、月額3,000円程度の額を10-20万人が月額課金しているとすると、単純に300円のクックパッド月額会員130万人より売上が上がる世界になっている。わお。

月額課金サービスは一度使い始めると他サービスへのスイッチングコストは高いのではないかという仮説を筆者は持っていたが、デザインやマッチング提案のアルゴリズムというプロダクトの質から、赤坂氏はこう言い張る。

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なかなか強気ですね。

米国のTinderには5,000億のバリュエーションの噂も?

最後に海外のオンラインデーティング市場に触れよう。

01_jaエウレカのリリース情報にある絵を拝借すると、米国では2,000億円市場だ。米国でのオンラインデーティングサイトはMatch.comが有名。そのMatch.comもIACという米国のメディアコングロマリットがポートフォリオとして所有する一貫となっている。

他のプレイヤーではZooskというオンラインデーティングサービスが2014年中の上場を予定しており、約100億円を市場から調達を予定している。既に年商は170億規模とのことだ。

また、国内でもインターネット業界人の間で密かな話題となっているスマホマッチングアプリTinderに至っては、約5,000億円の時価総額で、IACが株式の10%を取得か?というニュースが出回った(注:その条件での投資実行は未だされていないようだが)。Tinderはフリップで直感的なUIが斬新でPinterest以来のUI革命と言われているほどであり、今後TInder UIを実装したマッチングサービスが数多く登場することが予測される。

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米国では「オンラインデーティングを攻略するコンサル月額課金サービス」も存在するそうだ。たしかに、仮にマッチングしても非モテコミット気味になってはアポの取得まで至らない。メッセージングのABテストが必要だ。

いずれにしろ、オンラインデーティング市場は海外ではかなりホットな市場だということだ。話を海外からPairsに戻そう。

実際にPairsを活用して、恋人ができた。結婚した。という報告を数多く受けているという。一見、出会い系事業に思われがちだが、マッチングを通して人々を幸せにしている。社会人になると出会いの数も減り、合コンという非効率市場で戦うアラサー女子も多いこのご時勢において、Pairsのようなマッチングサービスは社会的意義が高いといえよう。

賢明なThe Startup読者の諸君、非効率な合コン市場でHPをすり減らさず、Pairsのようなマッチングサービスで効率良く恋のソーシングに挑んでみてはいかがだろうか。

尚、エウレカに資金調達需要はないらしく、本稿をご覧の投資家がアプローチしても無駄足となる可能性が高いだろう。

Gunosy木村さんも参加する、会員数284名突破のUmeki Salon
内容の参考:強者メディア運営者が集うメディア論の良スレ、Talentioがイケてる件など

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