2015年8月26日付のリリースで、フューチャーアーキテクトが、子会社であるフューチャーインベストメント株式会社が保有するRI パートナーズ有限責任事業組合を通して、プログラミングのオンライン個別指導を手がける「CodeCamp」を手がけるコードキャンプ株式会社の既存株主の株式を取得、その後第三者割当増資にてコードキャンプの62.5%の株を取得し、子会社化することを発表した。
コードキャンプはインキュベイトキャンプ5thで2位を受賞。その後、インキュベイトファンドからシードステージで調達、2014年5月にはCAVから4,000万円の資金調達を実施している。インキュベイトキャンプ時は「エンジニア版レアジョブ」と本誌では評していた。ちなみに、インキュベイトキャンプは先日8thが開催されており、アーリーステージの登竜門的なイベントとしてプレゼンスを高めているが、本誌が把握する限りでは、EXITは本件が1件目となる。
参考記事:投資家と起業家のガチバトル:Incubate Camp5th潜入レポート
コードキャンプの設立は前身となるトライユニブの設立が2012年12月、「CodeCamp」のリリースは2013年10月で、サービスリリースから1年10ヶ月での出来事となった。
コードキャンプ代表取締役池田洋宣氏のコメントは以下の通り。
今回の資金調達にあたって、複数のご提案があった中で最終的にフューチャーアーキテクト社の子会社化を決断した理由は、より早くIT教育という分野でリーディングカンパニーとなるために、当社の持つIT分野における高い技術力や法人向けの営業力などを活用することが最も近道であると考えたためです。
CodeCamp自体は、引き続き今と同じ経営陣、メンバーでサービスを運営していくことになりますので、基本的にはすぐに何かが変わることはありません。
「テクノロジーを使って“社会を良くする人”を輩出する」というビジョンはそのままで、フューチャーアーキテクト社のバックアップを受け、より進化したサービスを提供できるように努めてまいります。
尚、本案件の買い手側のアドバイザリーをTheStartupが担っている。