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スタートアップが資金調達後にオフィスを移転し、内装をリッチに改装し、「オフィス移転パーティーYeah !!!」というイベントを開催し、僕もたまにFacebookイベントで招待されることがしばしばありますが、一度も行ったことないです。正直、パーティーが苦手でして。

なぜスタートアップは「キラキラオフィス」を作るのでしょうか。メリットデメリットをサロンで議論したので、その一部を紹介します。

メリット：採用力の強化と離職率の低減

真っ先に挙げられるのが「採用力の強化」。個人的にはオフィスで入社を判断するのってどうなのよと思うのですが、組織が大きくなればなるほどいい方は悪いですが頭を使う人材ではなく現場で手を動かす人材が必要になります。ホワイトカラーの中でもブルーカラー寄りな方々には、「オフィスがキラキラしてる！」というのはわかりやすく刺さりやすいのでしょう。実際にキラキラオフィスな企業の方が採用力が高いというコメントも何件かありました。

キラキラオフィスを「コスト」ではなく「資産」と見なし、PLではなくBS計上するという指摘もあり、これは一理あるなと思いました。

オフィスの内装をキラキラさせるのではなく、立地をどこにするかという問題もあります。

①：六本木ど真ん中の一等地にある質素なオフィス
②：新宿御苑前の割と辺鄙なところにあるデザインオフィス

１と２を比較すると２の方が初期費用が高いでしょうが、ランニングで見ると①の方が高くなるのではないかと。

個人的にはオフィスに投資するなら給与を上げてくれよとスタートアップ平社員時代の経験を元に感じたのですが、給与を上げるより福利厚生を充実させた方が離職率は低減しそうです。個人的には家賃手当を付けていると転職へのスイッチングコストが高まり、離職率が少し低減するのかなと思いました。Googleは設備投資や福利厚生の優先順位が給与upより高いという話もありました。

採用したい人材によってもキラキラオフィスの有効性は異なり、「企画営業職」には有効、「エンジニア・起業家候補生」には逆効果ではないかというコメントもありました。

デメリット：コスト高騰。オフィスでユーザーは増えない。

次はデメリット。やはり良い立地に移転すると坪単価は上がりますし、キラキラオフィスにすると内装の改装費が初期費用でかかります。固定費が上がるため、売上のないスタートアップにとってはキャッシュフローが圧迫されます。

売上があってその中からオフィス代を捻出できる場合は全然構わないと思いますが、出資を受けて赤字を垂れ流しながらサービスを伸ばす段階の場合、採用力強化というメリットはあるものの、移転してキラキラオフィスにすべきか否かは悩むべきポイントでしょう。

ただ、キラキラオフィスに移転しても採用はできても直接的にユーザーは増えないと思います。その採用が企業活動の生産性を上げ、結果的にユーザーが増えるということはあるかと思いますが。広告に投下してアクティブユーザーが増えるならそっちをやるべきではないかと個人的には思います。

しかも最近は「キラキラオフィス・ブランディング」をやるスタートアップも増えたため、その市場自体の競争が激しくなってしまい、オフィス投資の費用対効果が落ちてきているのではというコメントもありました。

キラキラオフィスより企業に求められるものとは？

「キラキラオフィス」より「キラキラ広報」にグッとくるというコメントがフリー素材モデルの大川さんからありました。

サロン内では「１いいね」でした。（いいね押したの、僕じゃない）

大川さんの強いご要望により、キラキラ広報特集も検討したいと思います。我こそはキラキラ広報だという方はぜひご連絡下さい（掲載保証はございませんが）

＊この記事にキラキラオフィス写真を載せたい企業様の広告掲載も募集します。価格は5万円です。掲載希望の方はFacebookにご連絡下さい。

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