無理ゲー好きなVCと、確実性を求めるVC

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ファンドリターンの記事や取材などで投資家と接していく中で、VCの中にも様々な趣向があるなと感じるようになりました。

ざっくりいうと「無理ゲー好き」か「確実性を求める」か。

無理ゲー好きはアーリーステージ特化型に多いし、確実性はレイターステージの投資家に多い気がする。

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誰が見ても確実に手堅く伸びそうな案件に張れば、リターンはきっちり取れるだろうが、その投資家がその案件に投資した付加価値はさほどない。逆に無理ゲー型は僕からすると「何でそんな案件に張るの?正気ですか?」と思う案件に多く張ります。しかし、無理ゲーな案件だらけな中で一発でも当てると特にアーリーではファンド全体をペイしかねない。

無理ゲーに見えた案件を当てれば、VCとしては付加価値を出せたといえると思うんですよね。

しかしファンドのパフォーマンスを考えると、無理ゲー案件を自分の付加価値で当ててリターンを出すよりも、確実性の高い案件に張ってきっちり回収する方が、プロの投資家としては正しいアプローチではないかと思う。

最近はバブっていることもあり、資金調達の難易度は格段に下がっていると感じる。市場全体を見ると無理ゲー型VCの存在価値はあると思いますし、無理ゲー型VCを肯定する意見はNewsPicksなどで見られるかもしれません。しかし、資金を預かってリターンを出すプロとしては無理ゲー型VCはバランスが難しいよなと思います。

バイネームで無理ゲー型VCと確実性型VCでポジショニングマップを作成しようと思ったのですが、インキュベイトキャンプに招集されなくなりそうなのでやめておきます。

ちなみに僕は「確実性タイプ」なのでアーリーでもそれなりに確度が高いと判断できない案件じゃないとやりません。

無理ゲー好きなVCに関する皆さんのコメント、お待ちしております。「無理ゲー好きも全体から見たら必要」という論点は既出ですのでそれ以外で。アーリーステージに無理ゲー型は多めということを言いましたが、アーリーでも確実性型はいますね。

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