じげん、50億円の借入を実施。M&A加速か？

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じげんは2014年9月16日、金融機関4行に対する50億円の借入を実施すると発表した。じげんのデットファイナンスに関しては以前東洋経済オンラインで「ジゲノミクス構想」を取材した際にも言及があったが、改めて同社代表取締役平尾丈氏にその狙いを伺った。

今回50億円の借入を実施しましたが、夏から検討している買収案件を引き続き検討していきます。今回の借入金額が、今後あり得る企業買収の価格の上限と見ています。

デットの資本コストが低いこともありますが、加えてゼロ金利の時代なので財務的に優良な会社であればデットレバレッジが有効ではないかと考えています（平尾氏）

買収案件は大型に限らず小型も何件か検討しているようだ。「時間を買うM&A」を意識したいという。

昨今、M&A関連記事をThe Starupでは多数出している。DeNAやGREE、mixiがゲームで稼いだキャッシュを武器に積極的にM&Aを検討しているようだが、じげんのようなここ数年で上場したばかりの企業がデットファイナンスでレバレッジを掛けて買収合戦に名乗りを上げてくるのは珍しいといえるだろう。

平尾氏曰く、じげんは独自色（異次元という表現も）なので他社と検討する案件はあまり被らないのではないかいう話もあった。

スーパーサイヤ人平尾丈氏のM&Aのバーゲンセールは楽しみである。