起業家同士でのFacebook上の戯れについて思うこと

Pocket


すごく非難を浴びそうなことは承知ですが、敢えてのオピニオンを。

僕はあまり友達が多くありませんが、仕事を通してFacebookで多くの起業家と繋がりました。起業家のFacebook上での活動にいくつか傾向が見られます。

■起業家のFacebook活動パターン

①:記事をコメント付きでシェアして周囲の友達と議論する
②:他社の起業家や投資家と他愛ない投稿やコメントで外交アピール
③:ひたすら自社のPR
④:プライベートリア充アピール
⑤:ただロムるだけ

前提として、FacebookはプライベートSNSだから何を投稿してもいいだろというツッコミは想定済みです。しかし、仕事関係の人や自社の社員と繋がっている人は多いはず。逆に敢えて自社の社員と繋がらないようにしているという方もいました。

今回議題に上げたいのは②なのですが、他の起業家や投資家との外交が良好であることをアピールするのは悪いことではないとは思うのですが、そういう投稿ばかり見ていたら自社の社員はどう思うんだろうなといつも疑問に思っています。

俺らが残業してるのに、社長はよろにくで他の起業家と楽しくやってる…。

とか、あまり快く思わない人もいるんじゃないかなと。外交自体は否定するものではなく、むしろ外交力の高い人はコミュ障な僕からすると羨ましい限りです。(注:僕も今年は外交を頑張る所存でございます)

それをわざわざFacebookでアピールしなくていいのではないかと。

アピールして外交力を見せつけたいのか、承認欲求でやっているのでしょうが、それを見た社員はどう思っているのか。何とも思わない人もいるでしょうが、快く思わない人もいるんじゃないか。僕がスタートアップで働いていて、社長が②のタイプの人だとあまり付いていきたいと思わない。③のタイプは仕事上しょうがないんですよ。FBで自社のPRを投稿するよりも、ブログ書くとかの方が良いと思いますが。

必要以上に男同士でFacebookでいちゃつかなくてもいいのではないかと。

スタートアップではないですが、比較的大きな広告会社のお偉いさんがtwitterで若者をいびります。僕もいびられたことがありますが。それを見た社員はどう思うでしょうか。公開の場で若者をいびることに意義?を感じているおっさんが社長な企業で働きたいとは僕は思いませんね。「いいぞ!うちの社長、その生意気な若いノマドをもっとイビってやれ!」と思う社員は多いのでしょうか?ノマドを攻撃して自社に若手を留まらせるという経営戦略なのでしょうか。

twitterによくある「所属企業とつぶやきは関係ありません」なんて言い訳が通用すると思ってる輩もけっこういますよね。なぜかそういう輩を僕が記事とかで晒すと非難されるんだろうなと思う。

ソーシャルメディアは「ソーシャル」なだけに、様々な人柄が浮き彫りにされることは今更言うまでもない。今一度、自分の投稿がステークホルダーにどのような影響を与えているのか再考しても良いのではないでしょうか。僕は社員とかいませんので、あまり気にしませんが。

スタートアップを率いる起業家として周囲にどう見られたいか。毎晩飲み歩いているおっさんに見られたいのか。突き抜けてそれがキャラになっている方もいるとは思います。Facebook上を盛り上げる役割?っぽい人々もいますよね。サービスが立ち上がってない起業家でそんなことばかりしている場合はまず事業は上手くいかないんだろうなと思ってしまいます。

交流するなといっているのではない。夜の対外交流をわざわざFacebookでPRする必要があるのか。そしてそれを見たそのスタートアップの社員はどう思うのか。僕がスタートアップで働いていた頃、具体例は避けますがそういう経験があって(社長が夜のプライベートPR)思うところもあったので実体験を元にして書いてみたよ。

感覚値としてはこっそりと一人一人と密なコミュニケーションを取っている人が一番強そうだなと思います。


■ The Startup最新事情

無料相談のThe Startup60を実施中。

有料メルマガ週刊The Startupを開始。

梅木雄平が選ぶお勧め書籍30冊

オウンドメディアの企画執筆を受け付けております。こちらを参考に。

会員数200名突破!スタートアップ業界の表裏最新事情を届けるUmeki Salon、サロンインタビュー記事はこちら



Pocket

コメントを投稿する

「起業家同士でのFacebook上の戯れについて思うこと」に対してのコメントをどうぞ!