2013年4-6月期1億円以上調達17社まとめ:資金調達定点観測

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今後飽きなければ、四半期毎に資金調達の定点観測をリリースしていきます。ニールセンのソーシャルメディア定点観測なノリです。いや、IBDのリーグテーブルのノリの方が近いかもしれません。あのM&Aのグロス金額と実行件数でランキングされるやつ…。四半期といいつつ、7月に入ってから立て続けに3社ありましたので、加えて合計17社をリストアップ。ホットトピックをいくつかご紹介。

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加速するキャリアからの投資:ドコモ、KDDIから3社ずつ

SVS7の講演でもホットトピックとしてご紹介しましたが、ドコモとKDDIからの投資が目立ちました。

ドコモ:イード / レピカ / Gengo
KDDI:Origami / レアジョブ / Muration Studio

なんとなくではありますが、KDDIの方が額が大きそう。特にサービスリリース前のOrigamiへの5億円の投資(DACも含めての額)は市場を驚かせました。KDDIのファンドを運営するグローバルブレインに近々取材予定です。

個人的にはキャリアはキャリアシナジーをしっかり作れそうな案件に投資すべきかと。ツール系のZaimとかはプリインする価値ありそうですけどね。

ITVが4社へ投資実行:追加投資も強いのが特徴

The Startup発表による2012年度VC of the Yearを受賞しているITVが4社へ投資実行。MUSE&COとschooへは新規投資ですが、Snapeeeとロコンドへは追加投資ですね。

追加投資といえばIVPも強そうですが、最初の投資の際に追加投資枠を設けているかは本誌の調査では分かりかねますが、ITVのような男気のある裸の追加投資は熱いですね。ロコンドは他誌でよく話題になっているのを見かけますが、コマースなので単純にCPAが合う運用をすればスケールしていくはず。サントーニとかのワードでもリスティング出してますね。

分野の特徴はコマース、クラウドソーシング、Edtech

17社中、コマースが3社、クラウドソーシングとEdtechが2社という結果に。

コマースはOrigami、MUSE&CO、ロコンド。コマースに億単位の投資が実行されやすい理由はこの記事をご参考に。バーティカルコマースが加熱する理由

クラウドソーシングはUI変更が物議を醸しだしているランサーズとクラウド型翻訳管理システムを提供する八楽。

EdtechはIPOも噂されるレアジョブのレイターステージと思われる増資、動画eラーニングとして期待がされるschoo。

以上です。全体的に3億円以上の投資件数比率が増えてきており、17社中10社が3億円以上の投資となりました。1億以上のプレイヤーとしてはオプトも参入してくるとの噂も聞いており、7-9月期はどんな様相となるか楽しみです。

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