素人こそが最強のプロデューサーかもしれない

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本誌では「プロデューサー(主にWEBサービス領域の)」論の話も出てきますが、CAの執行役員の横山さんの本を先日読みました。

読んだ感想としては、率直に言うと反省しました。

私も現在は東カレWEBのプロデュース職を兼務しているわけですが(そっちがヘビーで最近本誌の更新が滞りがち…w)、プロデューサー観点として本書を読んで認識を新たにした点が2つありました。

・プロデューサーはユーザーの代弁者であり、最もユーザー視点がなければならない
・細かい点を妥協すべきではない。神は細部に宿るのである

聞き飽きたような台詞ではありますが、横山さんは本書を読んでいる限りそれができていそうな方で、私はちょっと気になることがあっても「リソースも足りてないしな…ま、いいか」となってしまいがち。ディティールを詰めきれていないのです。そうしたところがおそらくサイト上にも若干の荒となって反映されているのではないかなと。

プロデューサー

あとは素人の視点ってバカにできないどころか、素人は言い換えると最もユーザーの視点を持っているんですよね。下手に経験者の方が経験に縛られていて、彼らの中で無駄に当たり前となっている慣習があったりする。しかし、そんなものは正しくないことも多くて、よりよいサービスを作り上げるにはむしろ邪魔になることもある。

素人としてそのWEBサービスを使っていて、気になる点を細くても一つ一つ潰していく。ただ単に素人で言い訳ではなく、観察力や洞察力もWEBサービスの改善に必要な素養です。

私のプロデューサーとしての特徴を自己分析すると、とにかくガンガンスピード早くいろんな物事を進めていき、PDCAは早いのですが、性格ゆえが若干の荒さがあるのと、すごい細かい点では妥協してしまうことがある。しかし、素人のフラットな目線で見ると、その細かい点が気になって、サービスから離脱してしまうことも往々にしてあるなと思います。

よって、提供者視点になると提供者側の都合で後回しになってしまうことも多々あるのですが、そんなことはユーザーの前にはただの言い訳に過ぎない。気づいていながら、些細なことをスルーし続けてしまうのは、プロデューサーとして怠慢です。おそらくは、それが真摯にユーザーと向き合うということなのだと思います。

気を引き締めて、妥協なく運営を頑張ろうと気を新たにしました。

あ、TheStartupとUmeki Salonの運営も頑張らなくては…(2つとも程よい力加減がちょうどよいサービスなのだとは思っていますが…)

プロデュース論としては過去記事ではこの辺が自分としてはこの辺を再読してみるとよいかなと思いました。むしろ自分にとって再読すべき記事だと思います。

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