IVS Launchpad 2014 Spring / Fall登壇企業の資金調達状況

Pocket


IVSでまだ消耗してるの?の記事を出してから1ヶ月経たないうちに、音楽の方向性の違い(主にはランニングとお弁当という方向性か)により、IVPから脱退メンバーが出てしまったようです。予言が的中というか、ただのインサイダー情報を先出ししただけではありますが。

振り返り系や予想系といったコンテンツがやはりTheStartupの本流ですなということで、その手の記事を最近増やしております。小林氏ご勇退の敬意を表して、IVS Launchpad登壇企業の検証記事を。あの企業は今どうなってるんだろうかと、気になる方も多そうなコンテンツです。

IVS

IVS Launchpad 2014 Fall:13社中9社が登壇後に調達

上位入賞のあきっぱやYOYOは登壇前に億調達を実施(その後のラウンドがある可能性もあるでしょう)。FlipdeskがKDDIにM&Aされ、億単位資金調達は約7件あったようです。落し物ドットコムとbatonのみリリースが見つからず。2014年12月実施で2015年11月時点の検証ですから約1年後。Launchpadとしての機能をしっかり果たしている結果といえそうです。

肌感覚では、CAVのRISING EXPOやIncubate Campよりも次のラウンドへの進出率が高そう。

◼︎優勝:あきっぱ→3億調達済み(2014.10)

◼︎2位:YOYO HOLGINDS→1.3億調達済み(2014.5)

◼︎3位:ファームノート→2.1億調達(2015.8)

◼︎4位:プレイド(Karte)→5億調達(2015.8)

◼︎5位:落し物ドットコム→リリース見当たらず

◼︎baton(マッチ)→リリース見当たらず

◼︎スマオク→2.5億調達(2015.6)

◼︎Bizer→1億調達(2015.10)

◼︎flipdesk→KDDIがM&A(2015.9)

◼︎オープンロジ→0.6億(2015.3)

◼︎フクロウラボ→億単位?(2015.6)

◼︎ミニマムテクノロジー→1.3億調達(2015.9)

◼︎セカイラボ→4.5億調達(2015.11)

IVS Launchpad 2014 Spring:14社中4社しか登壇後調達してない

開催は2014年5月。1年半立っていますが、その後の億調達は14社中4社のみ。Launchpadとかにリクルートのサービス出るとか、正直意味がわからないなと思っています。ユビレジ推して大手をディスラプトしろよなと。こういう関係があってか、リクルートはIVP3号のLPになっていますね。

優勝の車椅子のWHILL、2014年に賞を取りすぎたスペースマーケット、何かと話題のFiNC、最近暴飲暴食ブログを見かけなくなったiettyの4社が億単位調達となりました。我らがしょこたんの資金調達力に期待しております。

Fallと比べて時間が経っているのでSpringの方が資金調達が進んでいるのが普通だと思いますが、Fallと比べるとSpringのしょぼさが際立ってしまいましたね。あと1,2社は調達企業でてくるでしょう。しょこたんとかね。

◼︎優勝:WHILL→1,100万米ドル(2014.9)

◼︎2位:スペースマーケット→1億(2014.10)

◼︎3位:エアレジ→リクルートでスタートアップではないのので割愛

◼︎4位:ファクトリエ→リリース見当たらず

◼︎5位:FiNC→6.5億調達(2015.8)

◼︎PETLY→リリース見当たらず

◼︎bento.jp→リリース見当たらず

◼︎ジーンクエスト→しょこたん・・・

◼︎Smart Beat→リリース見当たらず

◼︎トランスリミット→3億調達(2014.10)

◼︎Emaki→IVP寺修行?

◼︎ラクーン→スタートアップではないので割愛

◼︎イタンジ→3億調達済み(2013.11)

◼︎ietty→4億調達(2014.10&2015.10)

以上です。実際にLaunchpadは投資家の観点としてみると格好のソーシング対象です。私のような招待されない人間でも、動画を見ることでめぼしい企業に目をつけ、アプローチできます。実際にFall登壇企業のうちの1社の大型資金調達のアレンジに、私からアプローチして携わりました。(どの企業かは希望により非公開)IVSのおかげで私も利益を享受しているわけです。ありがとうIVS!

資金調達ができるかだけが成否のKPIではなく、資金調達ニーズではなく事業提携ニーズで登壇した企業もあるでしょう。しかし、スタートアップがスケールするに際しては資金調達は事実上ほぼ不可欠です。登壇後に何社の資金調達が実現したかを検証することは、有用かと思います。

小林氏不在のIVSは継続していけるのか?小林チルドレンは次回以降のIVS運営にも携わるのか?と早速話題沸騰な次回のIVSですが、2014Fall並みのLaunchpad登壇企業の質で、ぜひ私も投資に絡める案件を発掘させていただけますと幸いです。Schooの前でしっかりと生放送を閲覧いたします。



Pocket

コメントを投稿する

「IVS Launchpad 2014 Spring / Fall登壇企業の資金調達状況」に対してのコメントをどうぞ!