インスタグラムマーケティングが本格化。インスタだけで成立するメディアも?

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インスタグラムは若い女性だけのものと思っていたら大間違えで、もうメインストリーム化目前のようです(既にそうなっているかも)。

昔、こんな記事を書きましたが、2015年においては若い女性は確実にFacebookからインスタグラムへ移行したといえるでしょう。LINEはメールとして使うものの、Pathはそういえばカカオに買収されたようですね。Pathは日本で流行らなかったなあ。

いくつかインスタグラム関連の記事を下記にまとめておきます。アライドアーキテクツが力を入れているようですね。FBマーケティングで上場した企業ですから、ソーシャルメディアマーケティング周りはカバーしているのでしょう。時価総額30億程度、決算は増収しているが減益していると、けっこうキツそうにも見えますけど。

instaインスタの運用など難しいことはないので、事業者の皆様におきましては、ソーシャルメディアマーケティング業者が乱立した際に「Facebookページ作ります!運用も込みで300万円です!」みたいな案件が多発したように、「インスタマーケやります!100万円です!」みたいな商材が出回り始めると思いますので、知恵を磨いてボラれないようにしていただきたいところ。

【参考記事一覧】

日本にInstagram広告進出!よし、この機会にインスタ広告についてまとめて整理しておこう。(feedforce)
ビジュアルで全世界に売り込む好機!盛り上がるインスタグラムマーケティング(ダイヤモンド)
人気のインスタグラマーと企業に学ぶ!Instagramアカウント運用7つのテクニック(SMMLab)
#インスタサミット 「アカウント運用の基礎」(スライドシェアから)
Instagram本格運用のために知っておくべき最重要マーケティングツール15選(WEBサービスの選抜メンバーを紹介するパセリ・カイのブログ)

テキストはパセリに過ぎない写真主体のメディアに活路あり

ファクト情報は参考記事を参照いただくとして、今後国内のインスタマーケティング市場はどのような流れになるかを予測しておきましょう。

主なアカウントは3種類:①個人②メディア③企業です。メディアは企業の一部ですが、あえてこういう分け方を。

■影響力ある個人はインスタグラマーとしてかなり儲かりそう

まず影響力ある個人は「インスタグラマー」と既に称されており、今後アドネットワーク化されていったりします。既にサイバーエージェントはそういう取り組みを開始していますね。あとは3MINUTEあたりもインスタ特化ではないですが、モデルに様々なメディアで影響力を持たせて、インスタも商材として売れる感じにしていくのだと思う。twitterの時と同様、黎明期にフォロワーを多く抱えておくと、先行者優位性が効くと思います。

面白いのがtwitterが強いユーザーが必ずしもインスタが強いわけではないと。テキストと写真ですから、表現物が違いますしね。twitterで目立つのは男性の方が多いですが、インスタは女性の方が強いです。データを元にした話ではないですが、視聴者もtwitterやFacebookに比べて女性比率が高そう。

twitterで儲かっている個人は案外少なそうですが(ツアドとかあった気がするが、ワークしていない)ブログやYouTubeで儲かっている個人はかなり存在するので、10万フォロワーを有するインスタグラマーが写真1枚投稿するのに20-30万円です。という価格設定は十分あり得そう。

■テキストはパセリな、事実上写真集メディアはインスタと相性◎

次にメディア。分散型メディアの議論が盛り上がっていますが、写真を必要としないテキスト主体メディアはインスタをやる必要はないですが、写真がコンテンツとして機能しているメディアはインスタとの相性が良い場合もあります。

極論ですが、国内でインスタのフォロワーが100万人くらいいる「メディア」はそれ単体で「メディア」として成り立ち、雑誌とか記事形式のwebが不要になるかもしれません。インスタを運用しているだけで広告費が取れて、それがメディアとして成り立つと。僕の感覚では「KINFORK」とかインスタだけで成り立ちそうです。

KINFORKの文章は添え物に過ぎず、読者は世界観を気に入っている気がするのです。その世界観を構成している主な要素は写真であり、KINFORKは雑誌ではなく写真集だと思います。実はテキストはパセリに過ぎず、写真が主なメディアは案外あるんじゃないかと。ちなみにTheStartupのようなテキストがメインディッシュなメディアはインスタに向きませんので、僕がインスタをきちんと運用することはないです。

■B2C企業は生活者との自然な接点を創造

最後に企業。B2Bはほぼ相性悪いでしょうから、B2Cが主でしょう。ダイヤモンドの記事では清水寺が事例として挙げられていましたが、スポット的な場所は相性が良さそうです。よって旅行関連は確実な需要があるでしょう。食品メーカーやレストラン、料理教室など食べ物関連も相性良い。ホーム関連もや洋服もいけそう。衣食住は全ていけそうですね。

住関連であればHOUZZとか向きそうなだと思って探したらアカウントありましたが、ちゃんと運用してないですね。8.7万もフォロワーいるのに。やる気ない。国内でいえばiemoやカウカモ的なとこがやってもいいかと思う。

東京カレンダーWEBでもインスタキャンペーンを開始

ネイティブアド風なオチにしてみましたが、東京カレンダーWEBでもハッシュタグを使ったキャンペーンを本日2015.6.1から開始いています。「#東カレ」で旨そうな肉を投稿して、金賞に選ばれれば、うしごろの肉をプレゼントします。

◆参考記事:東カレ夏のインスタ選手権開催!#東カレ で美味い肉を投稿すれば美味い肉が当たる!

TheStartupの読者にもグルメな人は多いでしょうから、ぜひやってみてください。僕個人のインスタアカウントは全然アクティブじゃないんですけど、トレンドは確実にインスタなんだなと最近実感しています。

インスタは自分のビジネスとは関係ないと高をくくっている人は本誌の読者にはいないかと思いますが、自分のビジネスにどう活かせるか。早めに対策しておいた方がいいでしょう。



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