週10時間働く僕が、「週4時間」だけ働く。を読んで自分に足りないと思ったこと

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「週4時間」だけ働く。という本を聞いたことがある人は多いと思いますが、「そんな馬鹿な」と一蹴し思考停止した人も多いと思う。僕も昔聞いたことがあった本だが「そんな馬鹿な」と思い、真剣に読むことはなかった。

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時は経ち2014年。僕は週4時間はいえないが、実際に週10時間程度の労働で暮らしている。これはもうフリーランスとして独立した2012年から言えることだが、独立当初はよく「労働時間は半分、収入は2倍。労働生産性は4倍になった」という話をしていた。

「週4時間」の本に出てくる「ニューリッチ(NRと略されている)」だと自分を思い込むほど馬鹿ではないのだが、本を読んでみると半分くらいは既に実践していることだった。

会社員とも経営者とも違う(形式上は僕は経営者だが、誰も雇ってはいない)僕の怪しい日々の生活に触れながら、本書の内容に照らし合わせて「働くこと」や「週4時間」の概念で僕に足りないところを備忘録がてら紹介。

「週4時間」は4つの概念を体現することで、労働時間を減らしながら所得を増やすことについて述べられている。

定義⇒捨てる⇒自動化⇒解放

この4段階だ。僕は自らを省みるに「自動化」「解放」のフェーズが弱い。

労働の定義:仕事と遊びの境界線が曖昧に

ライフハック的な記事になりそうで少し安っぽくて嫌なのだが、僕は自分が何に時間を使ったのか、Googleカレンダーを10個くらい色分けして記録している。その記録を月末に分析し、何に何時間使い、それが仕事であればいくら収益を上げたかという、クライアント別の収益性を算出している。

仕事に関しては「自社ビジネス」と「クライアントビジネス」に分類しており、実務に何時間使ったかのみ記載している。そこにメールやネットサーフィン、移動時間は入れていない。そのデータを元にすると、僕がクライアントワークに費やしている時間は時期によるが週10-20時間程度となる。

自社ビジネスの場合は僕の場合は「ブログ執筆」「サロン運営」「ブログ広告営業」となる。実はここに「労働」の意識が僕にはない。目標記事本数や広告費目標を厳密に設定しておらず(ここをガチガチに設定した結果、炎上したりもした)気分、いや趣味でやっている感じだ。ご存知の通り今のThe Startupは気まぐれ更新だ。ここに使う時間も週10-15時間程度となる。

実際はランチ会食などでサロンネタを仕入れたり取材したりすることもあるのだが、楽しくランチしているというだけで、労働している感覚はない。

なのでクライアントワークも本書でいう「Work For Work(仕事のための仕事≒金のための仕事」はほぼないし、自社ビジネスは好きなことをしているだけだ。

ただし、仕事をしなすぎるのは精神衛生上良くない

無理な仕事の仕方を一切していないこともあり、僕は時期によってはかなり暇だ。大学時代より暇だといえる。一見、忙しく見える人もいるらしいのだが、僕の実態は相当な暇人だ。スタバでネットサーフィンをして、2-3時間かけてランチをし、夕方にはシエスタする。ただし、いくら時間があっても会う相手には限定している。会うのに気乗りしない人と会うことは徹底的に避けている。

あまりにも暇な時期は、数日ぶりに仕事があるとテンションが上がる。「明日久々に取材だぜ!頑張ろう!」という感じだ。仕事がなさすぎと、逆に労働意欲が沸くのだ。ただ、仕事がなさ過ぎる時期でも生活に困る収入レベル(独立前の月給以下)まで落ち込んだことはまだない。ある程度の仕事量を抱えた方が、人は幸福なのだろうと、独立してから僕は悟った。

僕らのようなある種の便利屋は「暇だYO!」とベンチでアピっていれば声を掛けてもらえ、仕事を貰えることもある。もちろんいただいた仕事は頑張るわけですが、久々に少しだけ会話した高木新平が面白いことを言ってた。

梅木:へー。佐藤可士和みたいな仕事してるんだね
高木:そうっすね。でも二番煎じじゃダメなんで、自分が出来ることは何か考え直さなきゃダメっすね

この会話に僕らのようなフリーランスというかノマドというか、(収入が伴っている場合は)時にニューリッチの本質が詰まっている。

他の人には出せない自分オリジナルの価値を出す。そのポジションを築ければ、後から収入はついてくる可能性が上がる。

「週4時間」のニューリッチの概念は無駄を極限まで削減し、継続的なビジネスモデルを生み出し、複数の収益源を持ち、余った時間で人生を満喫しようという話に僕には思えた。

でもそれだけではダメで、ヴィジョンというか自分はどんな価値で世の中に貢献できるのか。それも二番煎じではないオリジナルな価値で。そこが実現できなきゃ、いくらニューリッチになれても空虚なんだよね。(念のため強調しますが、僕はニューリッチではない)

ミニリタイアメントを挟みながら長く働くのが幸福の最大化

定義の話からはじめて「捨てる」「自動化」をすっ飛ばして「解放」の話をしてしまいますが、「時間」「場所」「収入」の3つの縛りがなくなれば、労働しなくても生きていけるわけです。今までは定年まで務めて、余生を楽しもう的な発想がありましたが、金だけあって余生を楽しめって、僕には無理だなと思ったんですよね。

そんなに旅行好きなわけでもないし、することがなくて直ぐに飽きてしまいます。「週4時間」ではミニリタイアメントといって年に1ヶ月くらいとか長期休暇を取りやすい働き方を提唱しています。移動時間とクリエイティビティが比例するらしいハイパーメディアクリエイターには良いんじゃないかと思いますが、僕は場所を移動する本来のノマド的願望はあまりなくて。

イケダさんとかが地方移住を目論んでいるようですが、北海道出身の僕にとっては地方は退屈すぎて死んでしまうんですよね。実家すら1週間滞在するのは耐えられないレベルです。今までの「定年退職」の概念でのリタイアメントで得られるのは長期の自由な時間であり、長期の自由な時間があれば人は旅行とか行くわけです。旅行好きにはいいですが、僕はそんなしょっちゅう旅行したい願望はありません。どこかに引きこもって小説書くとかならやりたいですが。

持論を述べすぎましたが、定年までガムシャラに働き、数十年分どっかりと長期休暇を得る。というライフスタイルは不幸だと思います。ミニリタイアメントを適度に入れつつ、長く働くことで仕事がないことによる喪失感を感じることもなくなるのだと思います。適度に働き、適度に遊ぶのが一番良いんじゃないですかね。

自動化:ライセンス収入とアウトソーシングが僕の課題

一番最後に現状の僕の課題を整理しておきます。「定義」の話は上述で「捨てる」は元々得意なので、返信しなければならないEメールは1日10通以下だし、無駄な会議もない。5人以上が参加する会議や会食には極力参加しないようにしています(自分が幹事の時は別)twitterで闇雲にフォローしないし、RSSの登録も40件程度。

ただ「捨てる」はまだまだできると思う。例えばスマホで無駄にFBを開いてしまうとか。FBの滞在時間は自分の中ではもっと下げられるはず。無駄なチャットもそう。身近な人であればいいですが、そうでない場合はチャットで議論するより会った方が早い。長くなりそうならアポを切ります。

この二つに比べて「自動化」は僕は全然できていない。このメディアもサロンもクライアントワークも全て労働集約型。かといって僕は平穏日々を過ごしたいので株のデイトレとかはしたくないわけです。そこでライセンス収入を上げられるビジネスモデルを1つ作り、最近試しで運用し始めました。

あとはアウトソーシング。原価がかかる仕事をほとんどやっていないのですが、調査とかネタ探しはもっとアウトソーシングできるはずで、現状The Startup Spring Jobで2名にお手伝いいただいているのですが、このスキームはもっと応用できるようにしたい。

仕組みで稼ぐには「ライセンス収入」「アウトソーシング」この二点は外せないはずです。ライセンス収入のモデルを作るのは結構難しいのですが、極論「梅木雄平のよく燃える炎上ライター」がたくさん売れて販売価格の10%がライセンス収入となる。とかそういうのでも良いわけです。ライセンス収入を得られるかどうかは個人のビジネスプロデュース力が問われますね。

「週4時間」は釣りタイトルのような本ですが、中身は「より良いライフスタイルを送るにはどうすべきか」という本であり、誰しもに関係のある内容です。僕は今かなり自由な働き方をしており、サラリーマン時代より幸福度は高いとは思いますが、それでもめちゃくちゃ幸福なわけではありません。自分の力でもっと社会の役に立てているとか、そういう労働を通した実感が人の幸福度との相関が高いよなと日々暮らしていて思います。

「週4時間」的なライフスタイルは自分には無理だと思うか?やってみようと思うか?どうすればできるのか?むしろ9時-17時のサラリーマン生活が幸福なのか?僕は半分近くは「週4時間」的な生活を実現しています。皆さんはどんなライフスタイルが望ましいですか?NewsPicksなどでご意見お待ちしております。

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