はあちゅう女史のAMがまたツボで共感しまくりすぎたので、カウンター記事を。毒吐きはあちゅうのアラサー恋愛入門を恋愛工学研修生として解説してみたいと思います。
追う恋愛が出来ない理由 / AM
とある忙しい人を好きだった時代は、
彼の仕事が遅くて、会えるかどうかわからない日も、
深夜まであいているカフェで、時間をつぶしていました。ブログを書いたり、本を読んだり、いろいろしながら
「私は私で仕事をするためにカフェにいるんだもん」なんて
自分に言い聞かせていたけれど、
実際は、彼からの「今終わったけど会える?」ってメールを
待っていたんだし、待っていないと装うことで
自分を傷つけないようにしていたけど実際は傷ついてたし、
メールがこない時はよりいっそうみじめになったし。
冒頭からがっつり引用してしまいましたが。この状態は恋愛工学の履修者にはお馴染みの「非モテコミット状態」です。記事タイトルも「追う恋愛」ですし、はあちゅう側の方が男性にハマっていのでしょう。
恋愛工学では「非モテコミットに陥ってはいけない」との所長の教えがあります。非モテコミットループを簡単に説明しましょう。
■非モテコミットループ
①:特定の異性ばかり追いかける
②:その人からは「こいつ、他の異性にそんなに相手にされてないのか」と思われ、魅力がない人なのかな?と思われる
③:結果、その人から軽んじられるようになる(そんなに相手にされなくなる)
所長の教えに沿うとこうなるはずです。非モテコミットを防ぐためには、複数の異性とパラレルで関係を持ち、常に余裕のある精神状態を保つべきだと指南されています。特に女性からすれば彼氏や言い寄られている男性が他の女性とも関係を持っているとか、嫌でしょう。しかし女性は言行不一致だから気にするなと所長は申しております。
恋愛工学的観点では非モテコミットは悪であり、週間金融日記では「非モテコミットに陥ってしまいました…」という読者からのQ&Aが後を絶ちません。しかし、非モテコミットはほんとうにダメなことなのか?僕ははあちゅうの「追う恋愛が出来ない理由」に非モテコミットを重ね合わせた。
結論、非モテコミット力は作家(のような人には)必須科目だと思う。
藤沢所長も「小説家があんなに長く文章を書けるのは、非モテコミット的な原体験があったはずだ」というようなこともおっしゃっています。非モテコミットは非常に綺麗な言葉に塗り替えると「純愛」といえるでしょう。特定の誰かをそれだけ強く思う力が非モテコミット力といえる。
僕も人生の中で何度か非モテコミットに陥いり、メールに返信がないことを憂いてエストネーションで買い物しながら気を紛らわせていたこともあります。そういうとき、友人からは「それだけ非モテコミットになれて羨ましい」と言われることもありました。当の本人としては非モテコミット状態はなかなかキツいので、精神衛生上はよろしくない。
非モテコミットは「想える力の総量」。例えば振られた後に、見返してやるぜと仕事に打ち込んでファンダメンタルバリューを高める要因にもなります。ファンダメンタルバリューが上がった後、振り返ってみればあんな女は大したことなかった。と思えたりするものです。
僕自身、非モテコミット力は高いと自負しているので、その力は創作活動などに活きているはずだと思っています。はあちゅうは記事内では「追う恋愛はしんどい」と結論づけていますが、その高い非モテコミット力が彼女の創作活動の源泉になっているのではないか。追う恋愛ができなくなる。それは彼女の非モテコミット力の低下を意味し、作家としての幅を狭めることになるのではないか。
非モテコミットできるほど好きになれる人がいるのは幸せなことだと思う。
週間金融日記も藤沢所長の非モテコミットの産物であるというコアな読者にしか読み解けないであろう壮大なストーリーがある。若かりし頃に振られた女性を忘れられず、クラナンに明け暮れた所長。そのナレッジをメルマガに投下しつつも、いつの日かのあの女性のことが忘れられない。週間金融日記はそんな非モテコミットストーリーなのではないか。読者からのQ&Aで所長のそうした一端が垣間見えたとき、僕は涙を流さずにはいられなかった。
非モテコミットは悪いことではない。
むしろ、非モテコミットは人生を豊かにする。
特に我々のような書くことを生業にする人間にとって、非モテコミットは必修科目であるといえるだろう。
*最後に釈明しておくが、僕ははあちゅうに非モテコミットなわけではない。藤沢所長には非モテコミット気味だけど。
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