GREE退職してスタートアップする人が増えているようですな

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GREEといえば200人規模の希望退職の実施や、古株社員のストックオプション権利行使が2013年12月に可能になることから中間管理職などの離職が加速するという観測が出ていた。一方でここに来て海外事業の兆しが見えたという明るい材料もある。

スタートアップという観点においては、希望退職者やストックオプションを行使した古くからのGREEを支えた人が次にどうするかという点に注目が集まり、人材紹介会社などは彼らの斡旋に躍起になっていたことだろう。

たまたま私がスタバで寛いでいたところ、GREE在籍の知人が隣の席に座ってきたので根掘り葉掘り聞いてみた。するとどうやらGREEを辞めてスタートアップする人が増えているという。「スタートアップする」と敢えて動詞にしてみたが、自分で起業したり既に著名なスタートアップに転職することを指す。

まだ具体的なサービスがリリースされていないのでその存在が顕在化されていないが、GREE出身者で起業準備中の方は何人か知っている。一方でスタートアップへの転職先は、具体的な社名は控えるがThe Startupでお馴染みの企業も多い。ちなみにGREEに転職する前の企業に戻っていったケースも少なくないとか。

今後のGREEに関して、GREE在職者二名からコメントを取った。一人は辞める予定の方、もう一人のは残る方だ。

■GREE退職予定の方

パズドラのようなゲーム1発で息を吹き返す可能性はありますが、GREEには企業文化がないので業績が悪くなるとまた今回のようになると思います。GREEの復活はないと思いますね。

■GREEで勤務継続予定の方

希望退職募集前に辞めた人と今残っている人はそこそこ優秀で、希望退職の人はドンマイな人ですね。海外での成長が見込めるし、仮に成功しなくても固定費圧縮したので利益は出続けると思います。

それぞれでの立場があると思うので、そこはディスカウントして捉えなければいけませんが。双方のコメントを受け、過去の実体験に基づいて僕の見解を述べておきます。

僕が新卒で入った企業は僕の在職時から5年経った2013年では売上約半減、利益は1/3程度に下がっています。おそらく僕が抜けたあたりがピークアウトした時期でした。社内の雰囲気から落ち目なことを察し、かつ僕自身がその仕事でパフォーマンスを発揮できなさそうだったので(僕の能力が低くてですね)辞めたわけですが、一度沈んだ舟が復活するか否かは企業文化によるところが大きいと思う。

僕がいた企業はその後新規事業で当てることができなかったので、業績は回復しなかった。人を惹き付ける企業文化は特になく、出身者が今はスタートアップ界を席巻しているという現状を見ても、能力の高い人から辞めていったのではないでしょうか。

海外事業で当てる兆しが見えてきたという点ではGREEの方が見込みが全然あるのですが、企業文化という点では、僕の経験と似ていると感じます。素直でいい奴リア充なサイバーエージェントとストイックでマッチョな男ばかりのDeNAと比較してGREEは特徴がないように思えるんですよね。僕が知らないだけでしょうか。

GREE復活の鍵は、表面的には海外で一発当てることなのかもしれませんが、本質的には優秀なな人材を惹き付ける独自の企業文化の醸成といえるのではないでしょうか。

この辺はサイバーエージェントが本当に上手く、聞くところによるとヘッドハンターに現状の給料よりかなり高めに提示された案件でも断られることが少なくないとか。その理由は組織や文化への忠誠心と、管理職で転職した際に自社ほど素直で扱いやすくてそれなりに優秀な部下でチームを組成することが難しいことを理解しているからと言われています。

結論としてはGREE出身者がスタートアップ界を席巻する2014年になりそうであるということと、GREE復活の鍵は独自の企業文化の醸成であるという意見の二点でした。

企業に限らず独自の文化とか色って強烈な競争優位性になると思います。


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