これはちょっと新しい採用活動の形かもしれません。従来の採用活動といえば、募集要項を自社の採用ページに静的においておくだけ。他は転職サイトに求人情報を掲載課金ないしは成果報酬で支払って載せる。
LIVESENSE infoは一言でいってしまうと企業PRブログなんでしょうが、コンテンツがユニークです。コンテンツパターンを見ていきましょう。
■村上先生による独自コンテンツ
これはファンにはたまらない内容ですね。村上先生が何を考えているのかには、皆さん興味があるのではないでしょうか。
・注目サービス
⇒今のところはGunosyとマネーフォワードを挙げています
・仕事術
⇒情報オタクでRSSを読みまくり、情報人気の整合性を取るためにGunosyも見る、という見方を知れているなど
・社員の誕生日に少女マンガをプレゼント!
⇒お茶目ですね…
■その他
・社外との合同勉強会の様子
⇒少しリア充感が…
上場直後には「冷蔵庫を持たない社長」として名を馳せた村上先生でしたが、採用において非リアだとマズいと考え、リア充向けにピボットしてきたのかもしれませんね。
■企業PRや採用におけるコンテンツマーケティングの考え方
企業がブログを持って情報を発信することは特に珍しいことではないでしょう。しかし、その内容はあくまで企業のPRでしかなく、あまり読んでいても面白くありません。
コンテンツマーケティングについて語るのもあれですが、コンテンツは読者の役に立ってナンボであり、そのついでに採用広告とか企業PRが入っている。くらいの案配が良いと思います。単なるPR記事がバズって多くの人の目に留まることはまずないでしょう。
マネーフォワードに関する記事では、Kanmu的なサービスってマネーフォワードがやったほうが良くね?と村上先生がシレっと見解を述べており、これは考えさせられますね。
■採用に金を掛けるのではなく、知恵でコンテンツを振り絞り採用に繋げる
採用目的でブログを更新していくのは大抵の企業も試みようとはしつつも、骨が折れるためほとんど継続できていなかったり、内容に乏しい場合が多い。村上先生のコンテンツを中心としたLIVESENSE infoはそのうちバズってメディア化していくのでしょうか?wantedlyの仲さんのブログとか、読んでいて面白いですし、その点お上手だなあと思います。
採用広告にお金を掛けるのではなく、コンテンツを内製して自社に興味を持ってもらうインバウンドマーケティングを展開していく流れは今後ありそうだなと思い、その先端事例として取り上げてみました。LIVESENSE infoで村上先生がよく読んでいるメディアという質問に「FACTAとThe Startup」と回答される日が来ることを信じて、筆を置きましょう。
注:本稿は広告記事ではございません。
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