2013年7月10日、DGインキュベーションが、画像のコラージュ作成スマートフォンアプリ「papelook」を運営するパペルック株式会社に出資したと発表した。出資額は非公開だが、数千万円前半程度とのこと。
左図のような切り取り系の写真を見たことがある人は少なくないだろう。
■papelookの事業数値や概要
・DL / MAU:600万 / 180万
・ユーザー:国内中心
・新しいバージョンで課金開始(有料スタンプ)
・ONLデモデー6期最優秀チーム
「papelookは国内の10代、20代の女性の2人に1人がDLしている人気アプリであり、これまで難しいと言われている写真アプリのマネタイズという課題もクリア出来るものと期待しております。また、このユーザーベースを生かした他アプリ/ビジネスへの展開も充分可能性があるという観点から投資に至りました」(DGインキュベーション石丸氏のコメント)
写真アプリはレッドオーシャンだが、600万DLまで伸ばしているところは少ない。実際にどれくらい使われているのだろうか。ターゲットユーザーにヒアリングを実施した。
ケース1:CA女子の場合
この手のユーザーヒアリング。どこかで見たことがありますね。相手ペナルティエリア内でのプレイを得意とするThe Startupとしては、まずはCA女子2名にヒアリングした。2名ともpapelookを使っているとのことだったが、サイト上でのLINEキャプチャの掲載はNGとなった。
僕はもうCAから出禁なのかもしれない…ぐぬぬ…。
ケース2:OLの場合
けっこう写真アプリ使ってそうなOLですねー。食べ物の写真とかをよくブログに載せてそうなOLです。
このOLさんによると、Snapeeeがけっこう使われているとのこと。そうなんだ。
参考記事:Snapeeeの事例から、写真アプリを利用したプロモーションとマネタイズ方法を探る(From The Startup)
OLさんのブログ:リンク
OLさんのサロン:リンク
ケース3:女性起業家の場合
続いてのケースは若手女性起業家。可愛いっぽいルックスとは裏腹に、写真アプリを使わないそうです。
papelookとか使ってリア充写真をFBにupしたりした方がモテると思います。寄ってくる人もオヤジばかりと言っていましたね…。頑張れ女性起業家!
ケース4:女子大生の場合
最後は女子大生。この女子大生が本当にかわいいポップぽいフォトを作っているのかは疑わしいですね。
しかし、ブロガーとかがpapelookで頑張って写真を加工して渾身の一枚を載せるというユーザー行動は、別の写真好きなCA女子からのヒアリングでも実際にありそう。
それにしても随分とアプリに詳しい女子大生ですね…。
5人前後と少ないサンプル数ではあるが、認知度とアクティブ率は事業数値の肌感覚と近しい結果となった。
写真アプリはツール系とSNS系に分かれ、SNS系有利では?
OLさんが推していたSnapeeeはSNS系。ツール系だと「必要性」に応じた利用となるため、MAUが下がりやすく、SNS系の方がMAUを維持しやすいと推測する。SNS系でもツール系に劣らない加工機能があれば、SNS系の方が利用頻度が高まり、有利ではないかと私は推測する。この見解に関して石丸氏は下記のようにコメントされている。
「そのアプリ自体がプラットフォームとして成立しないといけないとなると、いずれは既存のinstagramなどの総合型SNSと競合しないといけない。pathがやや苦戦していることを考えると機能に絞るのも一つの戦略であろうかと思います」(石丸氏)
たしかにLINEのようにメールの代替のツール系から入り、プラットフォームとなっているサービスもある。
gumiの国光さんにより、非リアブランディングが進行中のThe Startupですが、気軽にメッセで質問できるLINE女友達は5人くらいしかいませんでした。LINEのスクショからもリア充感が感じられませんね…。
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