土曜日ということで、本稿はあくまでも妄想の世界です。
年齢と性別のターゲティンにより、「そんなこと言われたくないYo!」というFacebook広告が出現しているユーザーは多いであろう。Facebookに出稿する広告単価も以前より少しずつ上がってきていると聞いている。飽和しつつあるFacebook広告の一歩先として「Facebookページ広告」というのは成り立つのか否かに最近は注目している。
Facebookページ広告とは…未だ存在していない?
主に企業が展開するFacebookページ上に広告を出稿することを指す。現時点で明確に各Facebookページがメニュー化されている話は聞かないし、そもそもFacebookの規約に違反する可能性もある。
しかし数十万人単位でファンを保有するページは国内でも多数あり(ファン数10万以上が160ページ、日本語Facebookページランキングを参照)、そのページ上にコンテンツを出稿して認知やファンを獲得したいと考える出稿主候補は少なくないと考えられる。
本稿では、未だ実在しないと考えられるFacebookページ広告の可能性について論じる。あくまで妄想の世界だ。(厳密にはパッケージメニューの一つとしてFBページでのコンテンツ投稿も含んでいる場合もあると噂されている)
Facebookページのファン一人当たり獲得単価は150円
Facebook最新情報の専門家として、あの、りとるしょーたろー氏に話を伺ってみた。(りとるしょーたろー氏は業務としてFacebookを専門に扱っているとのこと)
と彼は溜池山王のカフェで爽やかに教えてくれた。Facebookページの価値は、単純計算だと下記のような算出式となる。
▷ファン数×150円=Facebookページの価値
これを日本語ランキング4位のsatisfaction guaranteedに適用すると
▷332万×150円=約5億円
となる。
FBページファン数は当てになる?いいね!CTRで見極めよ
そもそもFacebookページのファン数って当てになるの?一時期インドネシアとかアフリカとかで1円で買ってきてるっていうのをよく聞きましたね。この見せかけのファン数を見破るポイントとして下記の指標が使えるそうです。
▷ファン数÷投稿に対するいいね!数の平均=いいね!CTR
この「いいね!CTR」が平均して1%程度あるFacebookページは良質であると判断できると、上述のあのりとるしょーたろー氏は語る。私としては1%が現実的にかなり厳しい数字であり、1%台を達成しているページは皆無と思われる。よって0.5%〜1%程度と設定したい。0.1%が平均とかだとコンテンツが面白くないか、どこか安いところでファンを買ってきたのだなと見なせることができそうです。
出稿するのであればこんな金額感?:1投稿で50万円?
出稿主の商材特性とそのFacebookページ上にいるファンの相性が良いというのは前提条件ですが、指標としては上記の「ファン数×いいね!CTR」を利用すると良いかと思います。ファン数が多くてもいいね!CTRが低いFacebookページは相対的に価値が低いと言えるでしょう。ザッと見た限りだと、上記のsatisfaction guaranteedやANAはいいね!CTRが比較的高い印象です。
出稿する場合はCPC式が一番無難でしょうか。ファン獲得CPAが150円とすると、いいね!からそのコンテンツのFBページへ遷移してファンになる確率を30%程度とすると、1いいね!約50円程度が相場になりそうです。
いいね!CPC方式を採用すると下記のような料金になる。
▷いいね!数(約1万)×いいね!単価(約50円)=出稿料(約50万円)
いいね!が1投稿で1万に上るケースは確率的には稀であろう。そう乱発できるメニューでもないが、1投稿1万いいね!程度獲得見込みとして、毎日1投稿したとすると、月商は50万円×30=1,500万円程度となる。
ファンになる確率30%は少し高く見積もってしまったと思われるが、仮に50万円で質の良いファンを3,000人獲得できるメニューは悪くないようにも見える。数百万単位でファンがいるFacebookページがこれからどれくらい増えてくるか未知数だが、こういう広告メニューができてくる可能性は2013年には考えられる。
日本語ランキングにはランクインしていないが、Tokyo Otaku Modeなどは約870万のファンを有し、コンスタントに1万以上のいいね!を叩き出している。ここと合う出稿主が多いとは思えないが、あくまで例としてここまでファン数のスケールがあると、広告メニューとしての展開も可能であると触れることができるであろう。
会員数130名突破!スタートアップ業界の最新動向について知りたいならUmeki Salon!