Kindle Unlimitedを漁っていたら、読み放題プランに加入していれば無料で読める本でいくつか読みたいものをピックアップ。なかなか良かったのでご紹介です。非常に平易な言葉で書かれていて読みやすい。
ざっくり説明すると、お金持ち200人くらいと対話してきた著者がお金持ちの思考法について具体的事例と共に提示してくれています。
気になる箇所は例によってソーシャルリーディングでtwitterに吐き出していますが、簡単に言うと「人を使う人の発想」と「人に使われる人の発想」の違いをかなりわかりやすく解説されています。
本書の定義に沿うと、お金持ちとは「年収3,000万円」ないしは「資産3億円」以上。
私は資産的には全くお金持ちではないです。資産家の家庭でもない成り上がりですので、32歳で資産3億円はEXIT組でない限りはよほど運用が上手じゃないと無理ですね。
それでは本書の中で気になった箇所をいくつか深堀りしましょう。
お金持ちは「自責」思考なのか?
“結果のすべてを自分のせいにできる精神力の強さである。逆にいうと、このメンタリティさえ身につけることができれば、かなりお金持ちに近づくことができるのだ。” https://t.co/oqQ2djlZC4
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月29日
“往々にして人間は、他人のせいにすることにかけては天才である。曰く、仕事がうまくいかないのは周囲が非協力的だからであり、自分がお金持ちになれないのは世の中の仕組みが悪いからである。” https://t.co/QSzGcVcti9
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月29日
私自身にも身に覚えがあることなのですが、うまくいかないことがあるとつい他人のせいにしてしまうことがあります。上記の指摘の通り「他人のせいにすることにかけては天才的」ですらあります。
こういった他責思考で自ら事業を起こして、生き残っている人はあまりいないと思います。起業家や自営業者は、うまくいかなければ基本的に自分の責任なのです。取引先との取引が失敗したせいで廃業に追い込まれたとか、他人のせいにする余裕はないんですね。
一方で、栽培マンは他人のせいにしてしまいがちで、よく上司が云々とか愚痴りだすわけです。私は大学生の頃から「新橋の赤提灯で愚痴ってるサラリーマンには絶対なりたくない!なんて恐ろしい世界なんだ!」と思っていましたし、サラリーマンの方々に対してそう申し上げておりました。
“たしかに「共感」は人間にとって心地よいものであり、ストレスの解消にはなるかもしれない。だが「共感」から新しい考えが生まれてきたり、チャレンジ精神が湧き出てくるようなことは、ほとんどないのが現実なの” https://t.co/nrmXyu7urk
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月30日
新橋の赤提灯屋からは、クリエイティブな発想は一生生まれてこないでしょう。負のオーラしかないイメージです。
少し話が逸れてしまいますが、政治談議に花を咲かせて「与党が悪い!」とか言ってるのも、他責思考の人だと感じます。自分でコントロールできないことに思いを馳せても仕方ないというのが私の考えですね。
お金持ちはふつうの人と異なる判断基準を持っている
“金持ちになった人の多くは、人と違うことをやってお金持ちになっているので、何かと人と違う行動を取る。そして、人と違う行動をとるためには、独自の判断基準が必要となるのだ。” https://t.co/A0KCcZeVoR
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月29日
これはたしかにそうなんだろうなと思います。私自身が気をつけてきたことは、とにかく常識とされていることは全て疑う癖をつけることでした。その逆をいけば美味しい機会はけっこうあるんですよね。
庶民から眉をひそめられることほど、チャンスが眠っていると感じます。しかし、人間決して強い生き物ではないですから、同調圧力に負けてしまいそうな時もあります。そういう時は、そういったマジョリティとは距離を置くこと。そうして自分独自の判断基準を養うための邪魔なものは排除するということを、無意識的に心がけていた気がします。
“投資で勝つためには、人がやらないことに果敢に挑むしか方法がないのである。これは事業であっても投資であっても同じだ。” https://t.co/RMds2zmsXp
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月30日
仮想通貨に早いタイミングで投資してきた人とか、まさにこういう思考だったのだろうと思います。人がやらないことをやるのって、結構怖いんですよねw しかし、それを「果敢に」やることで、得られる果実が大きい、と。
“ふつうの人は、働いて給料をもらうことが当たり前と思っている。働いて給料をもらう世界では、自分には何ができるかという視点がすべてになる。自然と、目線は使われる側になってしまう。” https://t.co/4ZTZLor6Pt
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月30日
こういった発想こそ、マジョリティの発想なんですよね。自らの稼ぎ方に様々なパターンがあることを認識して実践してみたほうが良い。会社をATMと思っている人間は、言われたことしかできないATM人間になってしまうでしょう。
“実際お金持ちになった人の多くが、既存のルールを無視したり、ルールを自分で変えたりしている。” https://t.co/QPhnTkhanI
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月30日
働いて給料をもらうというのは、既存のルールの中で頑張っているだけなんですよね。ルールを作る側に回らないと儲からないわけです。
私はギャンブルは一切やらないのですが、パチンコや宝くじとか、胴元の配分率が決まっていて、期待値的に負ける確率が相当高いじゃないですか。それなのに3,000円を年末ジャンボにつぎ込むとか、アホとしか思えないのです。宝くじ会社のしょーもないマーケティングに踊らされているだけで、本質を見抜けていないんですね。
栽培マンの「最大の過ち」
“がんばったのにうまくいかず可哀想という考え方は、がんばったらご褒美が与えられて当然という考えの裏返しである。だが、ご褒美をもらえるという考え方そのものが、人から使われる人の発想なのである。” https://t.co/ohzqfZKuxM
— 梅木雄平(公式) (@umekida) 2017年8月30日
まず本誌の読者の皆さんが、栽培マンであることに誇りを持ち、未来永劫栽培マンでありたいというのであれば、そもそもこの本は読まないほうが良いですし、私の記事も金輪際読まないほうが懸命です。栽培マンには栽培マンなりの幸せがありますし、それを私も否定しません。
サイヤ人たちには仙豆がないと死んでしまうとか、サイヤ人なりの悩みもありますので、どちらが良いかとは言い切ることはしませんが、少なくとも私は栽培マンでい続けることが嫌ですし、自分の過去の栽培マン思考も鑑みて、栽培マンの皆さんに愛を持って、脱栽培マンを提唱しているのです。
本書の指摘で、これは栽培マンにあるあるだなと感じたのが、上記の指摘です。
がんばったのに上手くいかなくて、かわいそう。
こんなアホな発想はありません。努力の方向性を間違えていた中で頑張った人に同情してどうするんだ!と。
こういう現象を見ると、私なら「頑張る方向性が間違っていることをなんとか指摘して修正してあげることはできなかったのか。自分の力が及ばず、申し訳ない」という発想になります。「かわいそう」とか、あり得ない。
ぜひ栽培マンの皆さんには、この曲を聞きながら、何が悪かったのかに思いを馳せていただきたいです。
様々なことに気づきがあると思いますので、栽培マンの皆さんこそ、こちらの本は読んでみると良いと思います。すごく平易で読みやすいので。お金持ちの思考方法を知っておいて、損はないでしょう。