オフィスでの仕事が生産性を下げている

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手前味噌?ながら、しばしば私は労働時間に対する生産性が高いねと言われることがあります。

集中力が高い、仕事が早いなど、自分自身の日頃の行いの積み重ねで鍛錬できる要素もあるのですが、実は私が「オフィスに出社していない」という外的要因から生産性が高いのではないかと感じました。

最近は、スタバでの仕事もやや生産性が低いかもなと思い始めました。自分を律することができない人は、家で仕事をしだすとxvideoを見てしまうとか、寝てしまうとか、いろいろあると思います。しかし、家は雑音もないしトイレに並ぶこともありません。

私がオフィスに出社していた頃を思い出しましょう。

オフィス

サラリーマン時代、恵比寿にオフィスがあったのですが、隣に恵比寿公園という公園がありまして、しばしばオフィスにいる仲間に「梅木さん、パーク行きません?」と誘われて、彼のタバコ休憩に付き合う。*恵比寿公園=パークと社内では呼んでいました。

コミュニケーションもとれるのでたまには悪くないのですが、この「パーク休憩」が多すぎると、何しに会社に来てるんだっけ?となります。

かなり明確な事例を晒しましたが、オフィスに出社している皆さんはこのような「雑談」に1日のかなりの時間を取られていないでしょうか。会議ではなく、執務スペースにいる際に、です。会議も形式化しているだけで、アジェンダがあやふやな会議だと雑談ばかりで終わってしまうこともあります。

何も仕事仲間とコミュニケーションをとることを全否定するわけではないです。適度なコミュニケーションにより、仕事は円滑になるし、モチベーションが上がることもあるでしょう。しかし、そのコミュニケーションが過多になっている結果、生産性が下がっているということはかなりありそうだなと思いました。

それに気づいたのは、仕事で「いやあ普段オフィスにいないから、チャットとかできるようにしておいたほうが良いかも」と自分で言いだしたあとに、「そういえば大学時代チャット廃人になって、自宅からインターネットを切ったんだった」と思い出しました。家にネットがあるとひたすらネットサーフィンしてしまい、廃人になっていたのです。大学1年の頃でした。

大学2年の頃に家のインターネットを解約し、六本木のアカデミーヒルズ会員になり、アカデミーヒルズでしかネットをやらないというルールを自分に課しました。その結果、少しは人間らしい生活になりました。

この「チャット」、当時私が使っていたのはMSNメッセンジャーでしたが、これもオフィスでいう「雑談」に匹敵してしまう可能性を秘めており、気が付いたら時間を相当奪われていたということになりかねません。

「チャット」の話から「オフィス」の話に戻ると、自分が意図せずとも多くの人に話しかけられて、実務が進行しないということも多々あるでしょう。管理職はむしろそれが仕事である場合もあると思います。

しかし、管理職ではないプレイヤーは、オフィスに出社せず淡々と目の前の実務をやったほうが、生産性は高いのではないか?と感じました。1日オフィスにいる時間のうち、考える時間、実作業の時間、雑談的な時間と3つの時間に分解すると、意外に雑談的な時間が多い人が少なくないのではないかと思います。

繰り返し強調しますが、すべての雑談が無駄だと言っているわけではありません。雑談からいいアイディアが生まれてくることももちろんあります。ただし、生産性を下げている最大の要因が、オフィスでの過多な雑談であると感じました。

出社で消耗しているみなさん、出社時間のみならず、オフィスでの無駄な時間がどれくらいあるのか。今日は出社して「ちゃんと仕事をしたのか」を振り返ってみてはどうでしょうか。意外に「ちゃんと仕事してる時間」は1時間程度かもしれませんよ。

私はオフィスでも学校でも雑談(というか無駄話)が多くて、上司や先生に怒られるタイプでしたね。



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