2015年夏のセッションは宮崎開催だそうで。
1年前の開催時にはこちらのネタを恵比寿から札幌へご提供しましたが、約1年前にIVP Fund2号のファンドリターン予測を本誌で出しましたが、国内案件に関しては順調に予想通りの推移をしており(ジモティとMUSE&COのM&AでのEXIT)本当にfreeeによる一発回収ができるか否かが論点となってきました。
ファンド規模60億といわれるIVP Fund2号の不振?を受けてか、1号2号ファンドへ出資してきたLPが3号ファンドへの投資を軒並み断っているという話を耳にしています。
◼️1号ファンドLP(20億規模)
国内:DeNA、ミクシィ、オプト、ピー・アンド・エー
◼️2号ファンドLP(60億規模)
国内:NHN Japan(現LINE)GREE、KDDI、ミクシィなど
海外:大手ベンチャーキャピタルファンドe.ventures、機関投資家Adams Street Partners、個人投資家のRick Thompson
◼️3号ファンドLP(ファーストクローズは35億、目標110億)
国内:リクルート、大和証券、サミーネットワークス、ORSO、ミクシィ、ユナイテッド
海外:?
参照元:インフィニティ・ベンチャーズが3号ファンド設立、中国出資ではリクルートと連携(Tech Crunch)
ミクシィは毎回出資していますね。優しいですね。
独立系ファンドの大きなLPとしては「DeNAかGREE」「DocomoかKDDI」が入っていることが多い気がしないでもないですが、そのいずれもが3号ファンドへ出資していません。かつ2号ファンドへ出資しているネット系経営者(シリアルアントレプレナー含む)の個人投資家で3号ファンドへ出資している方は少ないらしいとか。
Tech Crunchによると「投資金額に対して投資先のバリュエーションは3倍」とのことですが、バリュエーションが上がっているのは当たり前のことで、回収額ではないので、「バリュエーションは3倍です」と主張しても結果に繋がってないので意味がない数値です。freeeやスマートエデュケーションなどのハイバリュエーションの案件がハイバリュエーションのままでEXITできるかが回収額に大きく響いてきます。
IVS自体は飯が美味く、2回に1回はなんらかの事件が起きる(去年は某監査法人の問題)などエンタメとしてはいろんな意味でクオリティが高いですが、セッション内容にもう新鮮味がないというか、一部ではB Dash Campのパクり疑惑も出ているそうです。率直にいうと、ネット業界のトップレイヤーの人たちから飽きられているみたいですね。
国内の新規投資においてはオープンロジへのおそらく5,000万円前後の出資しかメディアでは見かけませんが、頑張っていただきたいものです。