身近な友人や僕の動向をチェックしている人は、僕がここ1ヶ月京都に一軒家を借りていたことを知っているでしょう。という話をすると大抵「?意味が分からない」という反応が返ってきます。5%くらいの確率で「お前もついに東京に消耗したのか?」という反応も。
引用元:僕が1ヶ月借りてた家
おそらくこの物件を見つけていなければデュアルライフ実験に踏み切らなかったのですが、京都駅徒歩10分で家具付きで最低1ヶ月から借りれる町家を見つけたんですよ。ちなみに近所にあるパン屋さんがオリジナリティがあっって美味しいです。
僕はあくまで東京を拠点に今後も活動予定なので、地方移住するつもりはありません。ただ、非常に身軽な立場ですし、高城剛氏の「移動距離とクリエイティビティは比例する」という言葉がけっこう気になっていました。
やらずに批判するのは簡単なので、自分でもやってみてどうなのかなと1ヶ月だけデュアルライフ実験をしてみることにしました。デュアルライフというワーディングだけみると洒落て見えますが、冷静に考えると単身赴任してるサラリーマンが週末は家族がいる家に帰るという話とさほど変わらない。
結論としては、たしかに移動距離とクリエイティビティは少しは比例するのではないかと思いました。
■1:不慣れな環境により生活習慣の変化で思考も少し変わる
僕の場合は本当に毎日変わらない生活をしていまして、朝のんびり10時くらいまで寝て、恵比寿のスタバでデスクワークして、誰かともしくは一人でランチして、午後からクライアントワークして的な感じです。
こういったルーティーンから3日以上離れてみる。やることは同じなんだけど土地を変えてみると気分転換できるし、今まで出てこなかった発想も出てくる気がします。今年から土曜の連載小説を始めましたが、これも京都でボケっとしてる時に思い付きました。
特別なことをする必要はないのですが、慣れない土地に行ってみると、普段使わない脳や感覚を使っている気になります。
■2:旅ではなくその土地で生活することで見えるものもある
僕は普通の人より旅好きなわけではなく、一人旅とかほとんど行きません。とはいえ最近鮨がマイブームなので、今年は北陸新幹線も開通しますし、何度か金沢に鮨食べにいくと思います。行きたい人は声かけてください。
旅をするよりそこで一定期間生活することで、その地域の人の生活パターンや心理が見えるようになる。この記事は京都烏丸のスタバで書いているのですが、金曜土曜は24時閉店なんですよね。東京でも24時くらいまでやってるスタバは案外少ないので、以外に京都の夜も人によっては遅いのかもしれないとか。三条大橋のスタバも何度か行きましたね。東京よりもスタバにいる学生比率が高い印象でした。
あとは旅行した時には気づかなかったのは、寺町通りは実はいかがわしい通りでキャバクラのキャッチが多いとか。この辺は東京でいう歌舞伎町だったのかと。一見風情ある街並なんですけどね。
僕が思うにクリエイティブの源泉は人の行動や心理を考えられることで、旅よりその土地で生活することで、共感できることが増えたり、インサイトが深まる気がするんです。東京出身で旅行で京都に来て「金閣寺きれいー♡」とか言っている人には地方在住者の気持ちはわからないはずなんですよ。だから僕はその土地での生活で少しでもインサイトを深掘ることで、自分のクリエイティブの肥やしになると思っている。
■3:東京での生活が濃くなる
今回は4日+8日+3日でほぼ半月という滞在でした。1ヶ月に東京と京都を3往復です。年末年始に1人で1週間以上京都にいて、相当暇してました。すると東京に戻ってからは予定を結構入れていたこともありが、僕にしてはアクティブに活動した方だなと思います。
地方で充電⇒東京で1週間くらいガーッと働いたり活動するというメリハリが付くのは利点といえそうです。これは首都圏だと鎌倉とかに住めばできそうな気がします。僕は通勤もあまりなく、週2くらいクライアントとの打ち合わせに出れば十分なので。
都心に住んで24時間なんでもできる自由があるというのは、逆に生産性を下げているのかもしれないと感じました。
■4:とはいえ、デュアルライフはお金持ちじゃないとできない
今回のような一軒家に一人で住む必要はありませんが、交通費がけっこうかかります。1往復で2.6万くらいかかりますから、3往復すれば約8万円です。デュアルライフをしている人や、イケダハヤトさんがよく出張している姿を見ると、「交通費かかってる分、地方行った方がコスト上がってね?」と思うのですが、高城剛氏においては「仕事がある場所に行っているだけで、交通費はほぼクライアント持ち」と本に書いてありました。
世界中にクライアントがいて、クライアントから請われて出向く立場にならないと、交通費が結構高いのでデュアルライフは成立しにくいだろうなと。LCCで安く移動できるとはいえ、安い移動だと疲れますしね。
■5:東京と京都はほどよい距離が、一人じゃさみしい
僕は恵比寿に住んでいて、今回の物件は京都駅徒歩10分ということで、ドアトゥードアで3時間かかりません。品川駅か東京駅の近く人住んでいて、京都駅とか主要駅の近くに住んでいれば、移動時間はさほど長くなく、快適です。とはいえ、京都で一人というのはさみしいもので、嵐山で鰻とか食べたり、有名店でぼっちすき焼しましたが、一人で夜に祇園で和食を食べる勇気はなかったですね。夜はけっこうラーメンを食べました。
そんなとこでしょうか。1ヶ月のデュアルライフ実験報告。気分転換にはなるし、クリエイティビティも少しは高まりますが、これを半年とか1年続けるのはちょっと疲れそうです。ドアトゥードアの移動時間が短ければその分疲れないので継続しやすいでしょうが、けっこう疲れます。
夏は軽井沢とか良さそうですね。1ヶ月軽井沢にコテージ借りて執筆活動に没頭するとかアリだなと思いました。1ヶ月友達何人かとシェアするのも良いかもしれません。僕は平日も東京にいなくてすむので、平日からいて、週末は友達が来てBBQ的なリア充デュアルライフですね。ぼっちデュアルライフは寂しいですからね。
ということで、今夏リア充軽井沢デュアルライフ企画に乗ってくれるリアル友達を募集しますので、気軽にご連絡下さい。リアル友達以外は不可です。理想としては20-30万くらいのロッジでも1ヶ月借りて、僕が10万くらい出して、1口3万円で5人くらいが1ヶ月そこで遊ぶ権利を買うイメージ。今回実験してみたことで、そんなクリエイティブな発想も出てきたりしました。
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内容の参考:GCP、EXITへの圧力がキツい?
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