C2B2CサービスのRECLO(リクロ)がB Dash Venturesやフューチャーインベストメントから2.45億円の資金調達を実施したと発表した。
また、グノシープラットフォームに第一弾提携パートナーとして参画し、12/9から48時間限定で毎日おトクに買い物が楽しめる新サービス『FLIP』(フリップ)を、12月中旬からリクロチャンネルを提供を開始する発表した。
リクロといえば本誌では2014年4月のリリースパーティー時に紹介記事を出している。メルカリやフリルのようなC2Cがスケールする中で、高級商材は偽物も混ざっているという話を耳にすることが度々ある。そうした高級商材は間にBが入った形の方が取引の安全性が高く、ユーザーは安心して購入できるであろう。
2014年4月のリリース後、直近の2014年12月上旬まででDL数は約17万とのこと。購入者のリピート率は50%に上るという。
フリップはグノシー内フラッシュセール
フリップは毎日新たに48時間限定、数量限定で最大90%OFFの商品を掲載して、送料はすべて無料とのこと。これはグノシーというポータルの集客力を活かしたフラッシュセールといえるだろう。
フラッシュセールといえばGrouponやGILTといったプレイヤーがいるが、Grouponやポンパレのようにセールサイトとして一定規模にスケールしていればよいが、GILTのようなニッチサイトのフラッシュセールは立ち上げ時は話題となり人気があったようだが、最近はあまり話を聞かない。定常的にトラフィックを確保するのが難しかったのではないだろうか。
その点、グノシーのような定常的にトラフィックを確保できるサイト上に導線を置くことは正しい判断のように思える。フリップはグノシーというメディアとリクロというコマースが連動したメディアコマースといえるかもしれない。メディアとコマースはもっと蜜月関係になっていくと思う。
ちなみにグノシーといえばニュースアプリの印象が強いだろうが、昨今の5,000万都市構想もあったように、もはやニュースという軸ではなくポータル軸での勝負を考えている印象がある。ニュースだけでのマネタイズは容易ではない。
RECLO vs The Real Real(B Dash vs IVP)
C2B2CといえばThe Real Realが先行者であったが、国内ではリクロの方が扱い商材の裾野が広いこともあってか、勢いがあるという話を聞く。市場のプレイヤーはこういった感じだ。
尚、本資金調達案件の一部は筆者がアレンジしている。すいません、この絵を貼ってみたかっただけです。あくまで僕はアレンジしただけです。
C2B2C市場は明確な拡大トレンド:高級材には勝機あり
C2B2C市場はオフラインでも米兵やブックオフ(本ではなくリセール部門)が前年比+成長を続けており、市場は拡大傾向だ。C2Cがメルカリやフリルの牽引で伸びていることは周知の事実だが、リクロのようなC2B2Cも高級材を中心にスマホシフトでオンライン化率が高まるなど市場の拡大が見込まれるだろう。
C2B2C成立の肝は営業力でMDを充実させることにあると僕は思っており、リクロを運営するアクティブソナー代表取締役の青木氏は水を売りまくっていた経験があり、ならその営業力を活かして事業を伸ばしていくだろうと信じている。
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