コミュニティコマースの可能性

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楽天流を読んでいてふと思ったのですが。僕は楽天で買い物をしたことないのですが、ECは自動販売機ではなくエンターテインメントコマースの略である。という三木谷さんの主張はすごく共感しました(楽天での買い物体験が本当に楽しいと感じるかはユーザー次第でしょう。僕はAmazonでの買い物の方が楽で心地良いです)

昔こんなことを考えたことを思い出しました。その店で商品を買うお客さんがいる。その店で扱う商材やコンセプトがニッチであればあるほど、そこに集うお客さんはある意味テイストグラフを形成しうるわけです。

ドンキホーテでモノを買うお客さんを集めてもしょうがないでしょうが、サバゲーショップでモノを買うお客さんはサバゲーユーザーである確率がかなり高く、共通の趣味を持っているといえます。

何が言いたいかというと、店舗がハブとなってお客さん同士を繋ぐことに価値があるのではないかということ。これはその店舗の属性によって機能したりしなかったりすると思いますが。

僕は高校時代地元に行き着けの服屋さんがあり、学校帰りに友達と寄ったりしていたわけですが、そこで別の高校に行った中学時代の友達と会ったりして「よう、最近元気?」とか「マルジェラのアウターがさ」とかいう会話を楽しむわけです。それほど中学時代仲が良いやつではなかったのですが、ファッションという趣味は共通していたのだなと思いました。

■店舗を軸としたコミュニケーションに付加価値?

ジャンルによりますが、同じ趣味の友達が欲しいとか、語り合いたいというニーズはあるはず。店舗はお客さんをポイントカードやDMでCRMするのではなく、サロン的なコミュニティを提供すれば、お客さんもそこで新たな出会いがあり、付加価値を感じて自然とCRMになり、その店舗でのLTVが高くなると思う。お客さん同士の会話が増えることで、その店舗に対する会話回数が増え、接触頻度が上がる。

■コミュニティコマースの妄想事例

セレクトショップ「Umeki Nation」があったとして、そこに100名限定のサロンメンバーみたいなのを募る。オフラインのイベントもあるし、Facebook groupで新作情報もいち早く紹介する。他にどんな属性の人がその店のサロンメンバーになっているのかも知れる。これに対してユーザーが月額数千円を支払い、その代わりUmeki Nationで買い物する際には5%オフになるなどの従来のポイント的な感じで経済的な還元もある。

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■コミュニティコマースの1つの価値

1つ目の価値は何度か繰り返し述べているように、店舗を軸としたテイストグラフにより趣味の合うユーザー同士のコミュニケーション。レストランとかにも応用できるはずで、地域密着型店舗であればご近所の知り合いができうるという点でも価値があると思う。サロンを通して行きつけの店になる。というイメージ。

2つ目の価値はプラットフォームとフォーマットを変えれば、今まで邪魔だった広告もコンテンツとなるということ。郵送DMで2015AWの案内とか送られても開封率低いと思うのですが、Facebook groupに入っていて、そこでワンクリックすればAWの入荷情報や写真が見れる。接触頻度の高いプラットフォームの上に、DMではなくテキスト一行やリンクだけというフォーマットにすれば、店舗からユーザーへの情報の接触率が上がると思う。

要は中小店舗ほど単に商品を売るだけではなく、コミュニティを形成することで売上が上がるポテンシャルがあるということを言いたい。中小店舗はサロン的なものの導入に非常に向いていると思います。

誰かこの発想を理解してくれるでしょうかw 多分あまり理解されず読まれないんだろうなと思いつつ、記事を書いてみました。

最後に参考までに、楽天流を。コマースに携わる人は一読してみると良いと思います。楽天の思想に限らず、コマースを考える上でのヒントがあるはずです。

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