シードアクセラレーションプログラムであるOpen Network Labの9期のDemoDayを見てきました。簡易的にサービス紹介を。今回は5社です。優勝はYUNOMIでした。
■1:Mobingi(開発簡略化アプリ)
サーバーのインフラなどの面倒なサイト構築が簡単にできるアプリケーション。開発のコストダウンが見込めるため、上手くいけば跳ねそうなサービスだなと思いました。
■2:untickle(アトピーのSNS)
アトピー対策費用は1人あたり年間24万円で、年間1兆円市場なのだとか。明確に課題がある市場に対して情報の非対称性を埋めるサービスなので、ニッチではあるものの成立はするのかなと。ただ、大きくスケールするようなサービスだとは思えないので、億単位などで資金調達が必要なサービスとは思えません。
■3:YUNOMI(日本茶マーケットプレイス)
海外のチーム。越境ECという言い方もできるでしょう。グローバルでお茶市場は9兆円あるそうです。日本人ではなく外国人が日本のモノをグローバルで売るというの観点は面白いですね。
お茶って海外で売ると利益率高そうですね。既に55カ国で販売し、売上も伸びているようです。日本のモノを売ろうとして失敗してきたコマース関連サービスはたくさんあるので、彼らはなぜ立ち上がらなかったのか気になります。その点、外国人チームだと海外マーケティングは強い可能性が少しは高いかもしれないので、少し期待できるかもしれません。
■4:TABEENA(旅行)
アーリーステージでけっこう多いけど、シリーズAまでほとんどいかない旅行関連サービス。なぜみんな跳ねないんだろう。
旅行で写真を撮る際に、思い出を振り返りたいから写真を撮るというユーザーが多いが、撮った写真をうまく活かせていないことに着眼し、簡単にスマホで旅行写真を撮って記録を残せるアプリを作ったとのこと。
写真を撮ると、位置情報を認識し、勝手に写真の場所も記録される。インスタグラムやFacebookでチェックインのワンクリックを省略したアプリと言う感じ。シンプルなのは良いことですが、それだけでそんなにこのアプリが多くのユーザーに継続的に利用されるのか疑問に思いました。
■5:KABOTIP(コンテンツへの少額決済)
コンテンツ投稿のプラットフォームで、パフォーマーに対して閲覧ユーザーはチップを支払える。既視感のあるサービスです。Growみたいな。単発少額決済は過去の失敗やユーザーの習慣としてないので、文化として成立が難しいと思います。
例えばThe Startupの記事が1本200円とかで設定されても、そこに継続的に課金するユーザーはほとんどいなくて、だったら月額課金でサロンとかに持っていった方が良いと思うわけです。少し厳しい市場だなと思いました。
以上です。僕的にはこの中ならmobingiかなーと思いました。
分量的には微妙なサービスも多かったものの、MovidaのDemoDayの方がサービス数多かったので、面白かったなーと思いました。
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