本誌でもお馴染みのNewsPicks、SPEEDAを運営する株式会社ユーザベースがシリーズCで4.7億円の資金調達を実施したと発表した。伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(ITV)がリードVCと見られ、同社の浅⽥慎⼆氏がユーザベースの社外取締役に就任する。ユーザベースもITVも外苑前でご近所同士ですね。
【ユーザベース:シリーズCラウンド引受先】
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
YJ キャピタル株式会社
株式会社講談社
株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ(既存)
SMBC ベンチャーキャピタル株式会社
三菱菱 UFJ キャピタル株式会社
株式会社新⽣生銀⾏行行
GMO VenturePartners 株式会社(既存)
マネックスベンチャーズ株式会社(既存)
9社というかなり数の多い出資者が参加したラウンドとなったが「SPEEDAにおける営業面、NewsPicksにおけるコンテンツ面でサポートを期待できる出資者を選定した」とユーザベース共同代表取締役梅田優祐氏は述べる。
調達した資金はSPEEDAの海外展開とNewsPicksのオリジナルコンテンツの2つに集中投下します。
SPEEDAは国内は安定成長しており、海外展開を本格化させたい。現在、香港、シンガポール、上海でも販売を開始し、売れ始めています。この延長線上で開発していけば、世界でも通用する手応えがあります。
NewsPicksは、僕達が目指すプラットフォームとコンテンツを融合させる方針が正しいと信じています。ビジネスパーソンの方々がしっかり使い続けくれているので、無理な拡大には舵をきらず、焦らず世界観を守りながら着実な拡大を志向したい(梅田氏)
グノシーやスマートニュースなどのキュレーションメディアがHigh-Valuationで調達を決めてきている昨今だが、ユーザベースはキャッシュが回るB2Bサービス「SPEEDA」を持っており、財務的な安定性が高い銘柄であると思われる。SPEEDAのみでもIPOに持っていける規模感だと思うが、時価総額100億円程度の上場を狙うのではなく、更にスケーラブルな世界を実現するためのB2CサービスであるNewsPicksに力を入れている。
財務分析のSPEEDA+経済ニュースメディアのNewsPicksというハイブリッドモデル。ユーザベースはある種最強のFinTech企業になり得るポテンシャルを有していると言えるだろう。
とはいえNewsPicksのビジネススケールに筆者はまだまだ懐疑的だ。東洋経済オンラインの記事では時価総額300億規模での上場と予測を出している。
ニューズピックス、月額課金に光明は差すか(東洋経済オンライン)
個人的には好きなサービスなので、スケールしてこれ以上ゴミユーザーが増えないといいなと思うが、そうもいかないでしょうね。
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