先日、ライブのチケットをチケットストリートで買ったので、利用がてら考察を。公演のチケットの二次流通の需要はかなりあり、市場として成立すると思います。二次流通のチケットの購買フローと、チケットストリートとその他サービスの比較をしてみます。
購買フローと価格比較:チケストはちょっと高いかも?
図解するまでもないほどECにおける基本フローです。
まず検索においてはヤフオクのようなブランド名想起が強いところが有利です。あとは「ミスチル ライブチケット」のようなテールワードでのSEOがどう効いてくるか。立ち上げ時はリスティングで回すでしょうが、集客はSEOに頼るモデルとなるでしょう。
無事サイトに辿り着いても、お目当てのチケットがない。そんなことも少なくないでしょう。それなりの商品数を確保するために売り手を揃えることが重要。売り手をSEO以外でどう引っ張るか。オフライン営業か。
そして比較。僕がチケットを買ったときはうっかり比較しなかったのですが、比較はユーザーの一般的な行動でしょう。「サッカー日本代表vsオーストラリア戦」で調べると
・チケットストリート
・チケットチェキット(じげんが運営)
・オークファン
以前購買した際にチケットストリートで買った後にチケットチェキットやオークファンを見てみたのですが、チケットストリートは価格がわりと高かった気がします。チケットチェキットは単価のボラティリティがけっこうあるのに、チケットストリートは価格のレンジが高止まりしているイメージ。こんな時に相場観が分かるオークファンは便利。しかし、2枚で2万円台から18万円台まである…。
価格的に良心的な印象を持ったチケットチェキットはトーマツFast50にも選ばれたじげんの運営。複数のメディアを展開し、2-3年以内のIPOもあり得そうだと勝手に推測します。あくまでユーザーとして少し使った上での印象です。統計的なファクトを元にしてから主張しろという読者がいたら、死んでもらって構いません。
オークションにはない「取引の確実性」が魅力
比較の際に最重視するのは「価格」でしょうが、「取引の確実性」も重要なポイントになるでしょう。オークションは安く買えるかもしれないが、取引の確実性が低いというリスクがあります。一方でチケットストリートなどであれば、オークションではなく1to1取引なので確実性が高い。
ゆえに時間がない人は価格は気にせず、取引の確実性を選択してオークションではなくチケットストリートのようなところで買う可能性はある。「確実に手に入る」ものになら金を積んでもいいという心理はあるでしょう。よって1to1取引型で購入したユーザーにとって、チケットが手に入らなかったというのはあり得ないユーザー体験になる。「取引の確実性」にプレミアムを支払っているようなものなので。
実際に私が買ったときは、入金後から1日以内に発送者から連絡があるといって連絡が数日なかったりするなど、本当にチケット来るのかよという不安がありました。最終的には来たわけですが、そのプロセスのユーザー体験は悪かったと言わざるを得ません。
ビジネスモデル:成約手数料6-8%
ビジネスモデルは成約手数料が主なようです。
チケットストリート:ユーザー登録について
チケットチェキット:チケットの掲載(出品)に関するご質問
チケットストリート:売り手の販売価格に8%上乗せして販売
チケットチェキット:安心オプションを利用の場合は、17,500円以下の場合は一律1,050円、17,500円以上の場合は出品価格の6%
チケットチェキットの方が優しく見えますね…
チケットストリート、チケットチェキット、共にユーザーとして今後お世話になる機会はありそうです。大黒屋で必死にならなくても手に入るという、「取引の確実性」は魅力ですね。
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