以前本誌でもご紹介したRevolverが2013年1月21日にサンエイトインベストメントから約5,000万円を調達したことを発表した。
Revolverは、著名人やハイブランドなどのコンテンツホルダーと熱狂的なファンの間の”交流と商流”を生むソーシャルネットワークを提供する、 ソーシャルプラットフォームサービスを展開している。以下、リリース内容の引用。
リボルバーが開発するソーシャルプラットフォーム Revolverは、アーティストやタレントなどのエンターテインメント業界や、消費者に認知度の高いブランドを持つ企業向けに、Pinterestに似た写真共有型コミュニティを簡単に設置し、自社ブランド(ドメイン)で運営していただくためのOEMサービスです。
FacebookやTwitterなどのメジャーなソーシャルメディアや、Amebloなどの主要ブログとの連携が可能で、さまざまなソーシャル上のアクティビティを統合するソーシャルハブとして機能します。今回調達した資金は、ソーシャルプラットフォームRevolverに、コンテンツ課金販売やソーシャルコマース機能などの開発に充当される予定です。
現在、Revolverベースのコミュニティ(以下、Revolver Community)には、エイベックス所属の女性アーティスト 倖田來未さんの専用SNS「peeproom」土屋アンナさんの専用SNS『ANNA’s HEART』および ホリプロ所属の女性アーティスト板野友美さんの専用SNS「Teamtomo」などが参加しており、海外向けには特別に告知をしていないにも関わらず、2013年1月18日時点で120ヶ国・地域(主にアメリカ、フランス、台湾、香港、シンガポール、ドイツ、ブラジル、インドネシア)からアクセスされています。
言語切替機能を備え、日本語以外の言語でアクセスされた場合、メニューが英語に自動的に切り替わります。OSやブラウザーの設定は英語で、日本語メニューを使いたい場合には手動で切替も可能です。さらにコンテンツの翻訳機能も搭載しています。
また、画像、テキスト以外に、ニュースサイトやブログなどのURLを投稿することが可能であり、自動的にページ内に存在する画像を検知して、画像と記事の一部とリンクを投稿します。上記のリンク投稿機能には、YouTube連携機能があり、YouTubeの動画ページのリンクを投稿すると、Revolver Community内で動画を閲覧させます。
現在、Revolver Communityの利用者の70%がモバイルからアクセスしていることから、今後ますますモバイルソーシャルネットワークとしての機能向上を進めてまいります。
以前本誌でも分析した通り、明確なキャッシュポイントを持つモデルですが、月額課金の課金率が実際にどの程度のものになるのかが鍵といえそうですね。リボルバーの小川さんにお話を伺うと、現在社員は4名で資金調達後も社員数を増やす予定はなく、自社オフィスも持たない(SBCに入居)開発は100%内製という体制のコンパクト経営を続けて行くという。
実際に営業マン不要のプラットフォームであれば、多くの社員を内製化する必要はあまりないだろう。instagramなどもかなり少ない人数で経営していた。少数精鋭スタイルで経営するスタートアップは今後主流になっていくのではないだろうか。
今後、The Startupでは資金調達ネタを積極的に書きます
本誌では珍しくリリースネタを取り上げましたが、現在The Startupは大規模リニューアルに備え、様々な実験中です。当面、1,000万円以上のスタートアップの資金調達ネタは積極的に取り上げたいと思います。The Startupで国内のファイナンスに関するアーカイブ性を高め、ファイナンス情報に関するcrunch baseのような価値も提供できればと思います。
今回のリボルバーは以前分析記事を書いたので割愛しましたが、リリース情報だけ書いてもつまらないので、そのサービスのビジネスモデルの考察とリリースをくっつけた記事を今後はリリースしていきます。
資金調達のネタはニュースというフロー情報ではありますが、まとめ方次第ではアーカイブと相性が良く、アーカイブしておく価値はあるかと思います。なので資金調達ネタはご連絡頂ければ今後は積極的に取り上げていきます。サービスのリリースネタや、三桁万円の調達ネタは今まで通り私へのご連絡はお控え頂けますと幸いです。
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