先日、とあるクライアントの月次の会社懇親会に参加してきました。僕は大人数の飲み会に参加することは稀なのですが、興味があり参加してみました。社員数は15名くらいの会社なのですが、それと同数くらいの外部の方が参加するとのこと。外部というのは僕のような外部のアドバイザーのような人もいれば、OBOGもいる。なぜか学生もいれば、これからまさに口説きたいという採用候補者もいるような飲み会です。
僕自身は、クライアントの社長と「Umekiくんは面白くていいと思うよ」「いやいや、M社長に抱かれても仕方ないなと思う女性は多いと思いますよ」と褒め殺し合う展開から、互いのペナルティエリア内を攻め合い、同席した女性陣にやや引かれるという展開を楽しみました。
という冗談(事実ですが)はさておき、この外部の人が参加しやすい「月次の会社懇親会」というのはリクルーティングにおいてけっこう有用なのではないかと感じました。特に15-50人程度くらいのベンチャーには。
■1:リクルーティング候補者にとって会社の雰囲気を掴める
リクルーティング候補者は面接や採用ページからその会社の雰囲気を掴もうと務めているでしょうが、実際に働いてみないとよくわからないというのが本音でしょう。外銀のように部門全員に会う面接は15人以上くらいの会社だとあまりないでしょうし。会社全体の雰囲気を掴むために、懇親会のような飲み会は良いのではないかと。
■2:社員側の多くがリクルーティング候補者の雰囲気を掴める
社員側も自分たちの会社にジョインしてくる人がどんな人なのかは自分の部署じゃなくても当然気になります。採用が決定する前にどんな人なのかを見ておけるのは良いことでしょう。
■3:リクルーティング候補者じゃなくても採用に繋がるかもしれない
ここが結構盲点だと思うのですが、たまたまその会社に興味がある程度で懇親会に参加してみたら、社員と気が合っちゃって転職してみたいな。なんて思う展開もあると思います。社員にとってはリクルーティング候補者ではなくても、面白い外部の人との出会いは刺激的なはずです。
■4:懇親会が「月次」であることがポイント
たまの会社の飲み会で外部の人が来ること企業は珍しくないでしょう。しかしこれが、「月次の定例」であり「株主や外部アドバイザーに限らない外部の人」までが参加していることは稀だと思います。スタートアップ業界の他社の経営者や社員を招いて相互交流しても面白いかもしれません。実際にやっているところはあるでしょうが、こういうがもっと活発になると良い意味での情報の流動性や、適材適所の意味合いでの人材の流動性が上がり、業界全体にはプラスに働くと思います。
そんなところでしょうか。「面白そうな人がいればとりあえず会社の懇親会に呼んでみる」 これは良い習慣だと思います。そしてあわよくば採用してしまえと。
僕もお誘いがあれば他の企業の懇親会に参加してみたいと思います。会社員時代はいずれの会社でも苦痛でしかなかった会社懇親会ですが、会社懇親会で楽しめるスキルが自分には足りていないのでしょう。面白そうな人を探して、その人と仲良くなれれば儲けモノ。というスタンスが望ましいでしょう。
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