ハローブラザー。
Umekiだ。
The Startupを読んでいる皆は、何をしている人なのだろう?
経営者?投資家?スタートアップに関わる会計士?弁護士?
G○EEやD○NAやCyber Ag○ntや楽○で働いている人?
スタートアップで働いている人?
学生?
おそらく、スタートアップで働くことに興味がある人もいるだろう。
スタートアップで働くというのはどういうことなのか。
Umekiがスタートアップで働いていた時代をちょっと振り返ろう。
*個人的な体験をベースとした話だが、ある程度の汎用性はあるだろうと推測する。
1:待っていたら仕事は来ない
スタートアップに指示待ち人間は不要だ。特にビジネスサイドは自分でやることを見つけて実行できるような人じゃないと努まらないだろう。指示を待っているだけでは仕事が降ってこない場合が多いし、自分で提案して実行していったほうが面白いし、やり甲斐もあるだろう。自ら機会を創る必要性が高いため、待ち姿勢の人は止めておいた方がよいだろう。
2:KPIや納期がキツい…涙
ビジネスサイドはKPIがキツい。普通にやっていたのでは到底達成できないKPIを課され、発想のジャンプを繰り返して実行に移してKPIを達成する。この経験により既存の延長線上の発想ではなく、目的からブレイクダウンして打ち手を考える思考を手に入れた。一方でそのKPIが正しいか否かも思考し続ける必要がある。別のKPIの重要性が高い可能性もある。
開発陣に対しては納期がキツい。納期に対して遅れが出た時の詰められ方がハンパない。だがプロとして納期を守るのは当然のはずのことで、外注などで納期を守れなければ次の仕事は依頼されない。遅れが許され、ドンマイ的な生温い環境ではない。
3:レッドブルにはやはりお世話になった
残念ながらやはりレッドブルにはお世話になった。夜中の作業や睡眠不足の朝など、レッドブルは「キャプテン翼」の翼くんでいうサッカーボール並にスタートアップの友だ。たまにtwitterで夜中にレッドブル飲みながら頑張ってる俺って…というナルシスト的なアカウントもあるが、許してやってほしい。
4:キツかったがゆえに成長を実感できた
会議中にストレスで怒り狂ったこともあった。私自身は喧嘩して「喧嘩禁止」という張り紙を社内に貼られたこともあった。だが自分の考えた施策が当たったり、KPIを達成することでの達成感はあった。
すぐに潰れる心配はない大企業で働くことと比較して、自分が経営者ではないものの、目減りしていく資金を気にしながらビジネスディベロップメントしていくのはプレッシャーが全然違った。
ゆえに一つ一つの物事に対して取り組むスピードや危機感が全く違った。この気持ちは大企業では味わえないと思う。KPIの伸びが悪くて次の調達金額が減るとか調達できないとかいう気持ちがね。大企業(冒頭に挙げたような大きなネットベンチャー)に今入ったのでは味わえないような成長痛を味わえるだろう。
5:結論、スタートアップとは「精神と時の部屋」である
結論としては、スタートアップで働くということは精神と時の部屋で過ごすことに限りなく近い。時にエグすぎてピンチになって仙豆を食べざるを得ないこともあるかもしれない。しかし、個人裁量の大きさ、意思決定の早さによるビジネスのスピード感がもたらすスタートアップでの1年くらいの労働体験は、時に大企業の3年分にもなることもあるであろう。(大企業を批判しているわけではないので悪く思わないでくれ)
それなりに大きなネットベンチャーで経験を積んだ20代後半の若手にこそ、スタートアップに挑戦してほしいと思うし、活躍できる場が多くあるだろうと思われる。
スタートアップに勤務に興味のある人、連絡くれないか?
ということで、一人でも多くのスキルあるネット業界の方々にはスタートアップで働くことに挑戦していただきたい。特にG○EEやD○NAやCyber Ag○ntや楽○で働かれている20代後半くらいの方は自分たちが思っているよりずっと市場価値が高いであろう。
たしかに大組織で学べることは多くある。働く際に何を重視するだろうか?その組織や仕事において替えが効く存在であるか否かは一つの論点になるであろう。実はUmekiは新卒時代は某ネット大手企業の子会社に勤めていた。しかし、自分の存在意義を社内に見出せず1年経たずに辞めた。その後何社かのスタートアップで働き、今に至る。大した実績もないのにフリーランスで1年近くやっていけているのは、スタートアップでの実務経験も大きい。新卒の会社に3年勤めた後にいきなりフリーランスをやっても続かなかったであろう。
スタートアップに関わるプレイヤーがもっと増えて欲しいと願っている。できる範囲で、スタートアップで働くことに魅力や直にお伝えできればと思う。ちなみに、このThe Startupで記事を書いたことがきっかけで、私自身がとあるスタートアップへ転職したという懐かしい思い出もあることを付け加えておこう。実はメディアで情報発信をすることは時に履歴書を書くよりも効率的な転職活動になるのだ。
エンジニアやデザイナーはもちろん、 ビジネスサイドもプロデューサー職はウェルカムだ。特にSEOができるエンジニアは最近モテる。SEOができるエンジニアのブラザーを俺は渇望している。Facebookで「Yuhei Umeki」宛に「精神と時の部屋について話したい」とメッセージをくれないか?メッセなりランチなりで話をしよう。11月は比較的空いている。多くのブラザーと話をしたい。