ECとソーシャルメディアをブリッジするソーシャルコマース、さらにはテイストグラフ。

Pocket

GMOのこの動きが国内では大きな流れだと思うが
GMO-VP、Facebook関連ベンチャー特化のファンドを設立
「Social Ad & Commerce Technology Fund投資事業組合」


今年はソーシャルコマースの年かなあと思います。
ソーシャルアプリなどより実用性がありますので(実物という実態)
良い流れだなあと思います。

既存ではAmazonや楽天などの大きなモールがありながらも
twitterやFacebook上で商品購買にダイレクトに結びつくような
バイラルループは今までほとんどできていないというのが実情ではないでしょうか。
『ECとソーシャルメディアをブリッジして新たなトラッフィクを生み出すもの』
が今年のトレンドになる予感です。

■Blippy系のブレイクはそう遠くない未来

先日ご紹介したBlippyは「購買履歴」を軸にしていて
そこから「あ、友人の○○が買っているのね」と認知と購買意欲を向上させるのが
ポイントとなるサービスであり
昨年までは「本当に履歴を開示するのかよ。インセンティブなしで」と
正直懐疑的でしたが
日本でもおそらくこの流れはインフラ化するくらい普及する感覚があります。
身近なスタートアップさんがこの流れを牽引してくれるという直感があります。
この感覚は「twitter?そんなくだらねえことつぶやいてどうすんだよ」
と思っていたらいつの間にかインフラになってしまっていた。
という感覚に近いものが想像できます。
4sqでもメイヤーになると特典があったりしますから
Blippy系でもそのうちおまけでそういう流れはつく気がします。

■ECやレビューサイトとソーシャルメディアをブリッジすると・・・?

・ECサイト:アマゾン、楽天、ZOZOなど
・レビューサイト:価格コム、食べログなど

ぱっと見てもこれらECやリアル購買行動に直結するサイトの
ソーシャルメディア対応が遅いなと感じています。
アマゾンとかもレビューある訳ですが
その人のURLに飛んでもアマゾン内のその人のレビューが見れるだけ。
サイト内で完結してしまっていて面白くないです。
購買履歴までこうした大手ECサイトが公開してきたら面白いのですが
(購入者のソーシャルメディアアカウントURLと共に)
少なくともレビューのリンクくらいはtwitter or FBアカウントでいいかと思う。
対応したくないのだとしたら情報を自社サイト内で完結させたい理由があるのかな。

Blippy系のように「購買履歴」を軸にしなくても
『レビュー』の編集の仕方、情報の活かし方の余地はまだまだあるでしょう。
レビュー機能を持つメガサイトがソーシャルメディア連携を始め
各アカウントの「購買履歴だけでなくレビューによる趣向」のログが蓄積できれば
レビューを軸にしたテイストグラフができるのではないだろうか?

テイストグラフに関しては
国内ではwonder shakeが何か考えているようですが
どういったサービスなのかは私には未だ見えてきません。

あくまで各メガサイトのログがベースになると思うので
そう簡単には行かないでしょうが
膨大で確かなログをベースとした各アカウントの趣味趣向を
グルーピングしたりレコメンドしたりして
テイストグラフを創れれば
ソーシャルの次の波になり得る可能性は十分にあると思う。

ソーシャルコマースの一部の考え方を提示しようとしたら
なぜかテイストグラフに飛んでしまいましたw

これができるスタートアップが現れるか
(こういうこと考えているとこはあると思うが)
テイストグラフがキャズムを超えるか
楽しみにしています。



Pocket

コメントを投稿する

「ECとソーシャルメディアをブリッジするソーシャルコマース、さらにはテイストグラフ。」に対してのコメントをどうぞ!