B Dash Camp2019Springのピッチアリーナ本選出場企業を予想

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5/23木曜からB Dash Camp 2019 Springに参加させていただくのですが、前回同様事前にピッチアリーナ出場企業のご紹介と本選出場を勝手に予測したいと思います。

毎回、予選会場がざわつく記事らしいですね。参考にしている審査員の方もいらっしゃるそうです。(リンク集として便利だと思いますw)

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今回は予選出場企業が12社らしいということで、前回の16社より減りましたね!記事を書く側としては助かりますw

下記が予想です。

☆TheStartup予想

<優勝候補>
レグミン
レブコム

<進出候補>
A1A
inaho
モノグサ
ネクストイノベーション

今回は農業案件が多く(といってもロボットが絡むものが多いですが)3件ほど。しかし、BDVの投資案件で農業系は見たことがないですね。

以下ウメキワークス(以下UW)風にサクッとご紹介。

TheStartupが本選に進出すると予想する6社

☆A1A(見積もり査定効率化)
https://www.a1a.co.jp/
投資家:BEENEXT、PKSHA Technology、コロプラネクスト、個人投資家
調達額:5,300
UW評価:A
参考記事:リンク

梅木:2019年3月にアーリーステージで調達を実施。製造業購買部門向け見積査定システムのRFQクラウドを展開。製造業の見積もりは効率化すれば大きなコストダウンが見込めて、ゆえに手数料もがっぽり取れそう。という単純な理由と、普通に使われそうなサービスだなということでUW上では余裕で次のラウンドに進出と予想しました。

☆inaho(AI自動野菜収穫ロボット)
調達ラウンド:不明

梅木:純粋にプロダクトだけで見ようとしましたが、ICCカタパルトの優勝企業のようですね。他のコンテストでの優勝経験はバイアスを生むでしょうから、確実に本線進出してくると思いますw

AIを使った野菜収穫ロボットということで、野菜収穫とかは人間よりもデータがあればむしろロボットの方が向いてそうですよね。わかりやすいコストダウンになりますので、手堅いビジネスになるかなと。

☆レグミン(農業ロボット)
https://legmin.co.jp/
投資家:インキュベイト
調達額:1億
UW評価:B
参考記事:リンク

梅木:2019年1月にインキュベイトから1億調達。またも農業ロボットですが、inahoは収穫特価のようですが、こちらは「葉物野菜の種まきから収穫までを自動化する自律走行型ロボットを開発」とのことです。画像認識での品質管理もあります。よって、農家からするとinahoとレグミン両方はいらないということで、競合するのかもしれません。

収穫機能が特化型のinahoより優れていれば、レグミンだけでよくないか?という気もします。現実的には、性能だけではなく、セールス力も鍵となるでしょう。

☆モノグサ(EdTech学習アプリ)
https://corp.monoxer.com/
投資家:UB Ventures、iSGS インベス トメントワークス、ツネイシキャピタルパートナーズ
調達額:1億
UW評価:B
参考記事:リンク

梅木:聞いたことあるなというレベルでしたが、UWでしっかりカバーしてましたw 2018年12月に1億調達。リクルートでスタディサプリに携わっていた方がCEOのようです。App Storeのスクショによると「記憶の癖に最適化 憶えるためのアプリ」とあり、AI自動生成で問題を作成し、覚えるまでやらせる。みたいな感じか。

アプリは誰でも使えるようですが、マネタイズは塾や予備校など教育機関をメインターゲットとした法人向けのSaaSモデルだそうです。

☆ネクストイノベーション(ヘルスケア)
https://nextinnovation-inc.co.jp/
https://sumashin.com/

投資家:ニッセイ、KLab Venture Partners、あなぶきスタートアップ支援ファンド、セゾン・ベンチャーズ、ベンチャーユナイテッド
調達額:1億
UW評価:未カバー
参考記事:リンク

梅木:UWでカバーしていなかった銘柄です。TCとTBの記事を主なソースとしているので、PR TIMESだけのリリースだと見落としがあるんです。スマ診という、WEBで医師の診察を受けられるサービス。医師とAIチャットできる遠隔診療銘柄です。HPからスクショするとこんな感じ。
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ですが、結局は対面診断と組み合わせる必要があるとか。ネット完結しないんかい。病院に行くのはかなり怠いので、診断はネット完結で、薬は郵送がベストシナリオに思えますが、法的になかなか難しいのでしょうか。

期待も込めて、決勝進出予想に入れておきます。

☆レブコム(クラウドIP電話)
https://www.revcomm.co.jp/
投資家:ビズリーチなど
調達額:非公開(資本金は1.71億円)
UW評価:未カバー
参考記事: リンク

梅木:こちらもカバーしていませんでした。企業側からは調達ラウンドの開示がHPのニュースコーナーにもありませんでした。Mitelというプロダクトで、Salesforceと連携したIP電話で、営業トークの内容を録音し、ログを取得。AIでトークの音声を分析し、担当者自らが課題を確認してセルフコーチングできるサービスのようです。セールステックの文脈となります。

三菱商事出身のCEOが電話営業の問題点に気づいて創業したようで、営業電話を録音してPDCAを回すことで、商談成功率が上がれば、導入メリットは見込めますね。たしかに、PDCAが回っていない領域に感じます。

既に100社以上が導入しており、主に月額4,980円のSaaSモデル。もう少し単価は高くても良い気がしますけどね。課題もソリューションも明確なので、決勝進出予想。

TheStartupが予選落ちすると予想する6社

☆AILL(法人向け恋愛マッチング)
https://aill-navi.jp/
投資ラウンド:不明

梅木:AIによる恋愛マッチングサービスのようですが、法人向けサービスらしいというのが全く意味がわかりませんでしたw 社内恋愛用サービスなのでしょうか?HPを見た限りではよくわかりません。

プロモーションビデオもありましたが、普通のマッチングアプリとの違いは、デートの誘い方をAIが提案する程度のものです。よくこのレベルで予選出場できたなと感じます。HP上にはない内容のプレゼンがあるのかもしれませんね。

☆CODE Meee(アロマ)
https://www.codemeee.com/
投資ラウンド:不明

梅木:まず、HPに出てくるお姉さんが綺麗ですね。このお姉さんが社長だったら、本戦に出場できたと思いますw

パーソナルアロマということで、強引にいうとD2C文脈となります。ディヒューザーをプレゼントでもらったり個人利用していますが、アロマはまだないですね。私がないだけであり、女性にとっては身近なのかもしれませんが、ちょっと引きがまだ弱い気がします。

しかし、ビジネスモデルとして見ると、原価安そうですし、1,2度リピートされれば、リピート率は高そうなので、利益率ベースで見ると悪くないと思います。私はドットール・ヴェラニエスのロッソノービレをリビングに置いてリフィル使ってもう2年以上ですが、リフィルでリピートしてLTVが長くなっています。

☆forent(遊休地とキャンパーのマッチング)
https://excamp.jp/
調達ラウンド:不明

梅木:()に書いた通り、遊休地とキャンパーのマッチングサービスですが、サイト上で利用者が遊休地を利用した場合、その紹介手数料として利用料の10%が必要。利用料はオーナー側で決めることができるそうです。サイトを見ると、1人あたり0.5万円で5人から。とかそういうノリなので、キャンプ10人で行くと1日5万円で、手数料0.5万円。的な感じ。

ニッチであること自体は悪いと思いませんが、成約単価か成約件数のどちらかが高くないと流通総額はスケールしませんから、単価も件数も中途半端に終わりそうなビジネスだと感じました。

☆アイカサ(傘シェアリング)
投資家:ALiNKインターネット
調達額:非公開
UW評価:B
参考記事:リンク

梅木:名前から簡単にサービスを連想できる、傘のシェアリングサービス。日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」を日本気象協会と共同運営する、ALiNKインターネットから調達ということで、理に適っていますね。1日70円、1ヶ月420円で、設置スポットにある傘を利用し放題。

2018年12月時点でサービスリリース2週間でユーザー数2,000人。実際雨は降る時期と降らない時期があるのと、設置スポットが多いエリアと少ないエリアがあるので、サブスク利用率はさほど高くならないと見ます。

C向けサービスは、単価が低くなりがちなので、いかに課金者数を増やすかがポイントですよね。ちなみに私はフォックスアンブレラの傘を3-4年は使っており、ビニール傘は年間1,2回スコールが降ったときくらいしか買いません。

☆Sagri(農業管理アプリ)

投資ラウンド:不明(資本金300万円)

梅木: 上記2社の農業ロボット系と比べると、手打ちでデータ入力して、農地分析して、データを元に適切な農地使用量をお知らせするという、地味なプロダクトですね。

ログデータを溜めることは有用かと思いますが、これだけじゃ弱い気がしますね。このデータを元に、どういう拡がりがあるのかが、パッとは想像できない。

☆youmode(パーソナルデータ管理)

https://younode.com/
投資ラウンド:不明(ONLのデモデイ受賞実績あり)

梅木:パスワードなどの個人データの管理サービスを提供。ID管理サービスというと、すごくよく言えば、米国で今株価が絶好調のOktaと同じ領域なのですが、あちらは企業向けシングルサインオンサービスなので、youmodeとはちょっと違いそうですね。

私はパスワード系は一括でメモ帳的なところで管理していますが、それを見られると怖いですよね。なので、パスワードデータにアクセスできるサービスが一つあると便利だよなとは思いつつ、それだけで課金するほどのものとは思えないです。

以上、12社のご紹介でした。記事内容に異論・反論があるスタートアップの方は、現地でのクレームをお待ちしておりますw

ですが、過去実績からすると、起業家の話を私はあまり聞かないこともありますしw 聞いて見て「うお、全然イメージと違った!良いじゃん!」と思ったこともあります。



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