最近、twitterのTLをSarahahだらけにしてすいません。おかげでフォロワーが50人くらい減りましたw
匿名質問サービスはask.fmが昔からあり、私も昔結構やっていました。ask.fmは二匹目のペンギンさんが大人気ですね。
ここ数日(2,3日ですね)twitterのTLでSarahahという質問サービスで回答しているユーザーを多数見かけるようになりました。
私のみならず、いろんな人がガンガン回答しているので、自分にだけたくさん質問が来ているわけではなく、構造的に質問が集まりやすいサイクルがありそうだなと感じたので、軽く考察してみます。
①:TLで下記の手紙っぽい画像をよく見かけるようになる
昔のならここで紹介してますよ。https://t.co/CIX5creyOs pic.twitter.com/dtz2QPaFnn
— 梅木雄平(公式) (@umekida) November 23, 2017
私も最初、進太郎さんやけんすうさん、宇佐美さんのSarahahを何回か見かけたんですよね。
何回か見かけてると「こんなのあるんだ、へー」となります。これが多分5-10回くらい見かけると、私みたいなイノベーター(新サービスをすぐ試してみるという意味であり「革新者」ではない)は「とりあえずやってみよう」となり、自分でも始めてみる。
②:始めてみると、質問が来てちょっと嬉しい
たわいのない質問もかなり多くきますが、質問がくるのって、何かしら自分に関心があることの表れなので、悪い気はしないんですよね。むしろちょっと嬉しいんですよ。
③:ガンガン回答して、ソーシャルに晒していく
Sarahahの特徴として、質問に対して回答しても自分のページには回答結果が溜まらないんです。twitter、FB、インスタなど、ソーシャルで回答を晒していかないと、質問者は「回答結果」が見られない。
ここが、ask.fmとの最大の違いです。
なので、回答したい回答に関してはどこかのソーシャルに晒してあげたほうが、質問者に答えてあげることになるんですよね。twitterで募集したなら、twitterで回答したほうが、質問者が見てくれている可能性が高いです。
私も質問してみましたが、「答えてくれたかな?」というので、その人のタイムラインをいつも以上にしつこく追ってしまいましたね。
そして、回答してくれると、質問者はテンションが上がり、また別の質問をしてみようかなという気になります。リピートです。
こうして、質問→回答の小さなサイクルが回り始めます。
④:③の結果として、TLにSarahahの画像が溢れ、露出量効果が見込める
「回答をソーシャルでシェアするしかない」というask.fmにはない性質上、どんどんTLにSarahahaの画像が溢れていくようになります。
もうそれは回答者のノリによっては、殺人的な量です。しかし、この露出量の多さにより、一部のユーザーは嫌気がさしてフォローを外していきますが、他の一部のユーザーは質問を受ける回答者側に転換します。
たとえば梅木のtwitterの場合、フォロワーが1.5万、インプレッションが常時0.3万程度とし、そこからCVR0.5%とれば、15名が回答側に回ります。
フォロワー数が少ない栽培マンは、Sarahahを始めたところで質問はきませんので、フォロワー数0.5万人以上くらいの人が回答側にCVする対象となります。
この「回答を質問者に知らせるには、ソーシャルで拡散するしかない」という設計が、爆発的なグロースを生み出しやすい要素と思われます。これぞ、プロダクトにバイラル要素が内包された、グロースハック的には良い事例です。
しかし、この手のサービスは一気に流行って一気に廃れていくのが世の常です。1ヶ月もすると皆忘れているでしょう。謎のアラブ発サービスがあったね、と。
しかし、我々スタートアップの人間としては、「回答を質問者に知らせるには、ソーシャル拡散しかない」という、(回答のシェアが多すぎてうざくてアンフォローされるという)フォロワー数を犠牲にするトレードオフがあっても、グロースする例ってありそうだねとか、プロダクトにバイラルの性質が内包されたケーススタディーとして有用だと思います。
ちなみに、日本人の場合は「いや、質問に対する回答をソーシャルでしかできないなんて、ウザすぎじゃね!フォロワー減るよ!」という良くも悪くも気遣い的な感じで、この機能の実装をためらう気がしました。トレードオフのリスクを、取れない。
UI的にすごく気軽にスマホで質問しやすいとか、回答してシェアもスマホでしやすく、非常にスマホ的なUIであるという点も、少なからず回答&質問数のグロースに寄与していると感じます。
何問質問来たか数えられないし、全部の質問に回答しているわけではないのですが、思考の良いきっかけになったり、思わぬ情報を得られて、回答する側はけっこう面白いです。
質問の数が来るには、たくさん回答するというか、回答率が高い人だと、質問者のリピート率も上がるし、TL上での回答露出数が多いので、質問が集まりやすくなるでしょうね。
我々回答者は、回答ツイートが多すぎて、フォロワーを失うというリスクを背負っているわけですが、にわかフォロワーなんていらねえよ!
それよりも、質問に真摯に答えたほうが、1人のフォロワーからの信頼感は増すのだろうと思います。
フォロワー数は数じゃない、質だよ。
私のSarahahはこちらから。多分今のところの回答率は70-80%くらいだと思いますが。お気軽にどうぞ!^^
「週に何人抱いてますか」とか、そういうしょうもないのは回答しません。
少し前から、海外で流行ってたようですね。一応起源的には「フィードバックアプリ」であって、質問アプリではないっぽいですね…
・海外で爆発的流行、匿名メッセージアプリ『Sarahah』が抱える光と闇