note年間売上830万円の僕が購読している3つのお勧めnote

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2016年をぼちぼち振り返っていきますが、メディア業界的にも個人的にも大きな動きだったのが、noteでのコンテンツ課金。12月分がまだ締まっていませんが、2016年の私のnote売上は800万強の着地(12.12確定時点830万)となりそうです。一般的な栽培マンの年収くらいですかね。

最近派手に単品noteを売り出していないので、一発屋だと思われると悲しいですが、月額課金に切り替え、特に資金調達データベースであるウメキワークスが堅調に売れています。法人向けも始めました。全体で月額40-50万はコンスタントに売れています。

オンラインサロンほどの収益にはなりませんが、上手くやればオンラインサロンとnoteで年間3,000万くらいの売上のポテンシャルはありそうです。ぜひnoteパブリッシャーの皆さんにも、年間売上を開示して欲しいですね!

すいません、どこかのメディアの編集で消耗しすぎたのか、マウンティング的な記事タイトルとなりましたが(クリックされそうでしょ!)、要は、私が購読してるnote、素晴らしいと思うんで、もっと皆さん読んでみたらどうでしょう?という啓蒙です。

私は決して財布の紐は緩くなく、むしろ堅いです。しかし、そんなケチな私でも、購読し続けるnoteは本当に価値があると思うので、本誌の読者である栽培マンのみなさんは、梅木のnoteは買わなくて良いので、下記のnoteをまずは買って読んでみていただきたいですね。

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1:決算が読めるようになるマガジン(サーチマン柴田氏)

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有料noteの定番とすらいえる存在ですが。

有能なビジネスマンはきちんと他社決算を読んでおり、そこから自社戦略の参考にしている人が少なくないと感じます。

柴田さんのnoteは、ただ単に決算を一人で読んでいただけでは気づけないことに気づけますし、決算をわかりやすくサマライズされていたりもして、これが月に5本くらい1,000円でくるのは非常にお得だと思います。

個人的には新聞よりも他社決算を読んだ方が、特にトップレイヤーのビジネスマンにとっては得るものが大きいと思います。ビジネスマンとして、ワンランク上の視座を持ちたいと思っている方は、迷わず課金すべきnoteです。むしろ、この情報をこの価格で課金しないなんて、大損ですね。初心者にもわかりやすいと思いますので、オススメです。

2:勝手に未来創造シンクタンク(Kaizen須藤氏)

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これまた定番ですが…須藤さんのnoteも同様にビジネスモデル考察ですが、柴田さんのnoteが比較的扱う範囲が広いとすると、こちらのnoteは結構ディープに掘り下げるなという印象です。ネット業界の最先端のビジネスマンだからこその深い洞察力であったり、リクルート出身で様々なビジネスモデルに実務で触れてきたことがわかる、深イイ話が多いのが特長です。

私が考える良い有料noteの基準として、「それは読み返したいコンテンツか否か」というものがあります。賞味期限が長い、かつ思考のヒントととなる刺激を与えることができるコンテンツとも言い換えられるでしょう。須藤さんのnoteにはその手の香りがします。

個人的には、メディアの新しいマネタイズ戦略とかはまさに自分自身がターゲット読者なので、とても参考になりました。

3:月刊 経沢香保子の本音の裏側(キッズライン経沢氏)

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昔ちゅうつねサロンのセミナーにお邪魔した際に「私もやってみようかな」と言って始められたようですが、経沢さんがとても根性のある方だということがよく伝わってきます。月刊15本程度をコミットしており、月末にかけて足りなそうだとダダっと更新されるのですw

というのは半分冗談として、自己啓発的な内容が多いのですが、これがほとんどご自身のリアルな体験からきており、それが結構心に刺さるのです。

ここで比較するかという感じですが、イケダさんやはあちゅうはブログとほぼ内容が変わらない気がしており、ブログの一部の読者をnoteで有料化した、という印象があります。よって、雑多な感じがあり、ストレートにいうとどうでもいい記事もたくさんある。それはそれで一つの戦略だと思うのですが、私はいちユーザーとしてはテーマが明確な方が読む気になるなあと。

経沢さんのnoteは日記的な内容はほぼなく、毎回何かしらの学びや気づきを読者に与えようという一貫性を感じます。なので、3分くらいで読んで、沁み入るものがあったりもします。

勝手にイケダさんやはあちゅうと比較して、「テーマ設定の有無の重要性」を感じました。情報量が多い現代においては、ユーザーには「余計なものは読みたくない」というニーズがあると思います。パッケージングすれば売れるというロジックも理解できるのですが、真にユーザー視点ではないと思うんですよね。実際にどちらが売れているのかは知りませんが、経沢さんのnoteの方に私が価値を感じるロジックはそこにあります。もちろんはあちゅうやイケダさんのnoteの中にも良い内容はあります。しかし、全部読みたいとはならない。

売れるnoteの条件:「コンテンツ力」の一つの解

今回紹介したお三方は高くても1つ1,000円という控えめなプライシングをされていらっしゃいます。特にnoteで儲けたいという気持ちは皆さんなさそうなのですが、私としてはコンテンツ価値に見合ったプライシングにぜひ挑戦いただきたいです。

3,000円や1万円という比較的高額でも、それぞれ100冊以上の販売実績がある私の経験値からすると、ユーザーはそのコンテンツが欲しいと思えば、安くない価格でも、購入しています。私がプロデュースする某メディアでも、無料イベントより有料イベントの方が俄然申込が多いという事例がありました。要は、コンテンツ力があればきちんと売れることの裏返しでしょう。

それでは「コンテンツ力」とはなんでしょうか?「誰のどんな課題を解決できる」コンテンツなのか、というのが全てではないですが一つの有力な解ではないかと思います。

インターネット上の無料記事は、この「誰のどんな問題を解決する」という意識は非常に希薄です。ほとんどが自分の書きたいことを書くだけのオナニストといっても過言ではないでしょう。

ただオナニーしたいだけなら結構なのですが、せっかく記事を書くのですから、「この情報は誰かの役に立って欲しい」というマインドを持つことは悪いことではないと思います。

しいていうと、この意識の有無が「ブログ」と「メディア」の境界線であり、私が一貫してTheStartupを「メディアだ!」と主張してきたのは、そこの違いだったなと改めて思いました。TheStartupには梅木が銀座で鮨を食べている記事はほとんどでてきませんが、普通のブログはそういう記事ばかりです。

プライベートの切り売りは、正直あまり誰かの役に立っているわけではなく、エンタメコンテンツなので、noteで売っても数百円の域を超えることはできないでしょう。

それは誰に役立つコンテンツなのか?

柴田さん、須藤さんのnoteにはペイ・ウォールの手前にしっかり「ターゲット読者」の説明が記載されていることが多いです。「こういう人には役立つnoteだと思いますが、いかがですか?」とターゲットが明確なんですね。そしてそれを課金して読んだユーザーは、何かしらの自分のビジネスのヒントになったと感じる。その経験が数回続くと、月額課金してもいいかなと思う。そういう心理サイクルであると思われます。

経沢さんのnoteは「役立つ」のですが、それはわりと汎用的な自己啓発であり、直接的なビジネス戦略の参考にはならないのですが、その程度感が逆に盛況な理由であるようにみえ、奇跡的なバランスで成り立っている気がしました。

1万円の転職オススメnoteを作る際に、監修協力いただいた高野さんからは「え?1万円で売るんですか?う、売れるんですかね…」と心配そうな目をされましたが、私は売れると思っていました。5冊でも売れればいいんです。転職という人生の転機において、エージェントのような利害関係がある人からではなく、第三者から企業がどう評価されているか、という情報は1万円でも欲しいというニーズが必ずあると思いました。

ビジネスの基本ではありますが、①ニーズがあるがまだ提供されていないもの、②既存で存在するがコストダウンしたもの、この2つは提供の仕方(フォーマット)と適切なプライシングを組み合わせれば、きちんと売れるはずです。

私のnoteでいうと、①は転職オススメnoteであり、②は資金調達DBウメキワークスです。②は皆さんが個々人でやっているであろうことを、梅木がクラウドソーシング並みの価格で毎月提供しますよという意味合いで、ウメキワークスという名前にしています。社員やバイトを使ってやっていることを、月3,000円でアウトソースし、かつ梅木の(当たるかはわからんが)各企業に対する本音の感想が読める。しかも、たまにメジャーなスタートアップのvaluationまで登記簿をとって調べてあるという作品です。

これはベンチャーキャピタルや、起業家の「市場の相場観や全体感を押さえておきたい」という課題に対する私なりのソリューションです。それが月3,000円くらいならまあいいのではないかと。(法人会員は1万円)

このような「誰の何の課題を解決するのか」が意識されるコンテンツが、もっとあっても良い気がします。それが記事型有料コンテンツ課金成立の一つの答えだと思います。エンタメ作品は3桁円の壁を越えられないです。あくまでエンタメとしての消費なので。

長くなりましたが、以上です。まずはオススメの3つnoteをポチってみましょう。そして余力がある方、というかVCとか起業家はぜひウメキワークスは一度ご覧いただきたいですね。

オンラインコンテンツが無料という文化は、よくないと個人的には思っています。価値あるコンテンツには然るべき対価を支払って消費するという文化が根付いて欲しく、単純に稼ぎたいからやっているわけではありません。どういう種類のコンテンツがいくらなら売れるのかという最適解を模索しているだけであり、後に続く人がたくさん出て欲しいと願っています。そうすれば良質な書き手も増えると思いますので。企業から金をもらうのではなく、ユーザーから直接いただくという形は、もっと普及して欲しい。

決算が読めるようになるマガジン:こちら
勝手に未来創造シンクタンク:こちら
経沢香保子の本音の裏側:こちら
転職おすすめスタートアップ60選:こちら
資金調達DBウメキワークス:こちら

免責事項:特にお三方から紹介してくれという依頼は受けていないのと、お三方のnoteが売れても一切梅木にはレベニュー・シェアはございません。本稿はあくまで第三者視点でのフラットな情報提供です。



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