穐田氏TOB発表3日後で既に株価1.8倍のオウチーノなど:TS100 vol.16

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少し遅くなりましたが月初のアレです。

時価総額の月次推移が見たい方は下記へ。今月からは10月上場のユーザベースとアイモバイルを加え、主要銘柄は49社でお送りします。

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名前:例 梅木雄平
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【全体傾向】

・日経平均16,449円(2016.10.1)→17,442円(2016.11.1)106%
・主要49社中マイナスは18社

*記事内の〜億は記載なければ時価総額

【騰落率トップ3】

グノシー 330億(159%)
メタップス 282億(148%)
マイネット 128億(141%)

新興銘柄の躍進が目立ちました。メタップスは先月に引き続き続伸。赤字なんですが売上は通期で80億まで伸びている。市場ではM&Aが評価されているのか。2017年通期予測を売上180億営業利益7億としていますが、売上の割に低い利益率は気になりますね。中期経営計画のデータノミクス構想がウケていると考えるのが妥当でしょう。後で私もじっくり読みます。

マイネットはクルーズのゲーム事業の買収という男気M&Aの期待値で上昇したのだと思われます。

大型銘柄で注目はスタートトゥデイで5,905億(106%)。2015.2のカバレッジ開始から、約2倍の時価総額となっており、6,000億台はまだ見ていません。来月6,000億台に乗ってくるか。

【騰落率ワースト3】

カヤック 171億(71%)
エニグモ 371億(86%)
LINE 9,250億(88%)

エニグモは前回の上昇の反動で、しばらくは400億前後を彷徨う感じでしょうか。LINEは決算発表後ですが、決算が物足りないと思われた感じですね。

【マザーズ弱小銘柄50】

傾向として、±5%程度しか動かない銘柄が多いですね。売買の流動性が低いのでしょう。

<騰落率トップ3>

オウチーノ 14億(127%)注:11.2段階では18億
ダブルスタンダード 108億(120%)
アトラエ 131億(115%)

なんといっても今回の注目はオウチーノです。元クックパッドCEO穐田氏が個人て第三者割当てを引き受け、一部TOB実施を発表。弱小銘柄はこういった動きがあると元の時価総額が低いだけに、アップサイドの変動が大きく、ポンコツ銘柄に張るのはお勧めしませんが、時価総額が実力以上に低い銘柄がないかを漁ってみるのは面白いと思います。

<騰落率ワースト3>

オークファン 90億(61%)
アルベルト 26億(69%)
モブキャスト 118億(72%)

オークファンは監査法人がきいたこともない怪しげなところへ変更になったことが引き金で株価が急落しています。聞くところによると、この監査法人アリアはクソ株請負人ということで、上場廃止案件を多く手がけているとあります。アリア以外に監査法人が引き受けたがらなかった可能性がある、と市場から見られても無理はありません。多くが不安、オークファンという川柳が出ていて、秀逸だと思いました。

【注目銘柄】

・ユーザベース:11.1時点では212億だが、IPOボーナスが終わり一旦下がると予測
・オウチーノ:一体いくらまで上がるのか(予想:時価総額30億くらい)

尚、大和証券とSMBC日興証券によるIPO時のvaluationの「来期予測PER」は適用しなくなったという噂を耳にしており、来期予測PER適用は野村とみずほが主になってくると予想されています。ユーザベースはみずほ証券が主幹事で、来期予測PERでのvaluationのため、今期業績に対して割高感ある価格となっていると思われます。

以上です。



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