美味しそうな餌がtwitterに転がっていました。
燃えろよ、燃えろーよー、梅木よ、もーえーろー♫ https://t.co/vFqVvrzqpI
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年11月6日
田端さんも私も昔から「アンチ電話派」だったと思うのですが、その辺を改めて整理してみましょう。
前提として、証券会社のトレーダーのような「電話での売買」が本業な人は電話を使って問題ないと思います。しかし、ことIT業界に関しては(少なくとも私の8年くらいの経験では)電話ってほとんど意味をなさないと感じています。エグゼクティブほど、電話嫌いなのではないでしょうか。皆さんの声を私が代弁しておきます。
対面会議、電話、Eメール、Facebookやslackでのチャット?など様々な連絡ツールがありますが、まともなビジネスマンであれば、どの内容がどのツールに適しており、より時間を取らないツールを使うべきであることを認識し、運用していると思われます。
日々のビジネスの遂行の上で「電話しても良い」と思われる事柄は下記の通り
・双方にとって至急の要件(あくまで「双方」という点がミソ)
・テキストログに残したくない内容(スクショされて拡散されたら困る)
この辺ではないでしょうか。至急の要件は、一方的な都合で至急な場合で電話していることってありそうです。極端な例としては、営業担当がクライアントに「今月、予算足りてないんですが、なんとかなりませんか?おねがいしやす!」みたいなやつです。極端ですがね。クライアントからすると、「知らんがな」です。お前のロジックで電話してくるなと。
あとはテキストログに残したくない内容。これは理解できます。NDA前提の話とか、そういう場合はこの手の電話になることが多々あります。もし情報が漏れたら困りますからね。ちなみにビジネスから逸脱しますが、LINEとかで女性を口説くのも気をつけた方がいいです。そのLINE、女性同士でスクショで出回ることもあるそうなので。
もし電話しなければならない時はどうすれば良いでしょうか。あらかじめ「この時間に電話します」と伝えて、了承を得た上で電話する。ないしは突然電話してしまった際は、必ず最初に要件と◯分いただけますか、と確認を取る。期待値コントロールをしっかりするわけです。突然の場合は、非常に申し訳ない感じで喋り始めます(現に申し訳ないと思っています。突然なので)
次に、私が考える、「ビジネスにおける電話は悪」であり、「電話する人」が仕事ができないと考える理由について。
営業系の中でも頭弱くてコミュニケーション能力でなんとかなると思っている節がある方は「何かあればいつでもお電話くださいね^^(営業スマイル)」みたいな人っていると思います。
仕事ができる人は適当に電話しないと思います。電話はメールと異なり、同時間性のツールであり、自分の都合の良い時間にレスできません。相手の時間を突如として奪う、極端にいうといわばレイプのようなものです。ビジネスにおける、犯罪だとすら思います。私の貴重な営業時間を犯さないで!
電話をした相手は、非常に集中して物事を考えていたかもしれないし、実務に取り掛かっていたかもしれない。その中でいきなり電話がかかってきてしまうというのは、電話に要する時間を奪う以上に、相手の集中力を奪ってしまい、電話後の時間をも奪ってしまうことなのです。
電話した相手が会議中で、その相手が電話に出てしまったらどうでしょうか?それで電話に出るやつもそれはそれでいかがかと思うのですが(大した要件でないなら目の前の人を優先しろよと)電話をかけた相手は、その会議の関係者にも迷惑をかけています。そう、電話は迷惑なのです。タバコとかと同じレベルで、害悪なのです。このような副流煙的な効果もあります。
なんかたまにカッコつけて仕事の電話してる風なビジネスマンっているじゃないですか。一度くらいは皆さんも見たことありますよね?なぜか電話を切り終わった後、得意気な顔してますよね?それ、大した仕事してないことがほとんとでしょう。
電話してるだけで「仕事してる感」を感じてしまっている栽培マンも少なくないでしょう。ムダ話は仕事ではありません。その電話をしなくとも、メール1本で終わる話であれば、確実に電話はムダなのです。生産性を下げている。
何も無目的なコミュニケーションが全くの無意味というつもりはありません。ある程度のムダなコミュニケーションを日頃から重ねておくことで、いざという時に円滑に仕事が進むということは大いにあるでしょう。しかし、それを電話でやる必要はないのでは。かといって、「ご挨拶」という名目のアジェンダがない訪問も困りますが。
TheStartupの読者に限って「無目的に電話してしまっている人」はあまりいないかと思いますが、いかがでしょうか?私は太いクライアントくらいしか電話しませんし、電話番号は署名にも名刺にも記載をしていません。かけてこられると迷惑で、ムダな割にリターンが乏しいからです。(個人情報の観点でも嫌ですね。名刺とかに記載するの特に)営業電話とか、本当にご勘弁頂きたい(ほとんどかかってこないですが)
無目的に電話がかかってきていいのは、sweet honeyくらいではないでしょうか。
さて皆さん、この「電話は悪だ」という考えについていかがお考えでしょうか。タイトルだけ読んで批判する人がどれくらいいるかなというABテストも込めた記事です。お楽しみあれ。冒頭に「電話を生業とする職種は別」と記載してますからね。そういう人々を否定しているわけではありません。
電話でムダな時間を使っている人は、早くそれを削ったほうがいいですよ。逆にメールが苦手で、電話したい人っているらしいですよね。効率主義な私からすると理解できない話ですが。