自分もごくたまにやってしまいがちなことなのですが。
そのタイトルから推測されることで自分が知っていることを少し述べておいて、後で記事を読んでみるとか。普通に「後で読む」とかなら何の問題もないのですが。
記事の中身を読まずに、タイトルだけで中身を分かったような気になって、その記事やその記事を書いた人を批判し出す人は少なくない。NewsPicksに多そうな人種。
記事の内容を読まずにタイトルだけで勘違いする。それは、パブリッシャーに非はなくて、読者のメディアリテラシーが低いだけだと思う。もちろん、中身を読んだ上で批判いただくのは大いに結構です。ただ、中身を読まない人って本当に少なくないのだなと。
読者のメディアリテラシーのテストとして、こういうnoteを出してみたんですよ。
note:【ご報告】僕が結婚を決める理由
詳しくは中身を読んでください。
この記事の中身を読まずに、「結婚おめでとう!」とメッセージをくれた方がいました。非常に残念でした。その方は、記事の内容を読まずに祝福のメッセージを送っているのでしょう。
これが、メディアリテラシーです。
種明かしをすると、僕は結婚するわけではなく、結婚を決める場合はこういうロジックであるという結婚観を語っているだけなのです。仮にタイトルが「決めた」であれば「本当に結婚するんだ」という文意の解釈は正しいですが、「決める」だと過去形ではなく未来系といえ、まだ「決めた」とはいえないはず。ここをきちんと理解して見抜いた人もいたようです。
もちろん、読んだ後に「このご祝儀は実際の結婚式の時に撮っておいてくださいねw」とメッセージくださった飯田くんもいます。「え?結婚?違うよね?」と確かめるメッセージをくださって横山さんもいます。それ以外にも、きっと釣りだとわかった上で「これは買わずにはいられない」とメッセージくれた方々もいました。彼らはこの記事に対して、正しいリアクションをしてくれました。
しっかり読んだ後で、釣られてしまったという感想を述べた。読む前に、課金するのが悔しいから直接僕に聞いてみた。
自分でテストを仕掛けておきながら、良い反面教師になった。
WEBはアテンションを引いてなんぼであり、アイドルの「ノーバン始球式」がPVを稼ぎやすいのも、わかりやすい例。「ノーパン」ではなく「ノーバン」なのだが、読者のクリックを誘発するために勘違いしやすい文意と文字のビジュアルを選んだ例として、有名。
【ご報告】もここ数年Facebookで流行のフォーマットですからね。それを記事タイトルに応用しただけです。しかも、【ご報告】とか投稿しなそうな僕が、こっそりnoteの課金記事で出すという、「ああ、それならやりそう」感。
先ほどのnoteは記事タイトルと冒頭の2行だけで以降は課金記事なので、コピーライティングの勝利ですよ。ご祝儀いただいた皆さん、ありがとうございました。中身も納得感あれば嬉しいんですけどね。本当に自分の結婚観を率直に述べた話なので。
タイトルだけで勘違いしないように気をつけましょう。自戒も込めて。