某インターネット企業女子たちの間で、商社マンなど近い将来海外への駐在が決まっているおよび決まりそうな男性と結婚し、海外転勤を理由に退職するという婚活シナリオが“駐妻ゴール”として脚光を浴びているという。
“駐妻ゴール”が注目される理由に、現代的な社会背景を元にした女性心理があるようだ。
☆“駐妻ゴール”を婚活女子が狙う理由
・“寿退職”はちょっとダサい
・30歳前後の女性は仕事で消耗している場合もあり、綺麗に退職する言い訳がほしい
・海外転勤は格好の言い訳になる
・しかも駐在妻というステータスまで手に入る(自分もエリートになったかのような錯覚?)
・実利的にも海外赴任手当などによりいい生活が見込まれる
・プチ語学留学にもなり、響きも良さげ
たしかに筆者の感覚値的にも、(総合)商社マンは婚活市場では人気が高い。総合商社の友人がほとんどいないので、何が魅力かよくわからないのだが、推察するに「ほどほどの給料とほどほどの社会的ステータス、そしてローリスク」がウケるのではなかろうか。三菱商事マンであれば、親に結婚を反対される理由もなさそうである。
サラリーマンの中から選ぶなら外資金融などの方が給料もステータスも高そうだが、ハイリスク銘柄ではある。そこまでリスクを取れない、コンサバ婚活女子に人気なのが“三菱商事マン”に代表される駐在可能性が高い(キャリアに数年の駐在が組み込まれた企業)銘柄が、「ステータス」「(ほどほどの)待遇」「綺麗に職場から去れる」のスリーペアでの(婚活の)上がりを実現する格好のターゲットなのであろう。
競争倍率が高い“三菱商事マン”を射止めるのはどんな女性か。バリキャリ系ではなく、縁の下の力持ち的で顔採用ともっぱらの噂であるウルトラ一般職の“マリーン女子(東京海上)”あたりが最右翼として挙げられそうだ。
しかし、“駐妻ゴール”を狙って“三菱商事マン”を射止めたとしても、その先に何があるのだろうか?駐在期間中は駐在地で海外手当や豪華な社宅に住まい、“エセセレブ生活”を満喫できるであろう。子供を帰国子女にできる♡という教育的魂胆もあるだろう。しかし、駐在生活は長くて5年程度であり、帰国後は退職した会社のコミュニティに戻ることもなく、長い海外生活で国内の友人を失くし、帰国後は寂しい生活を送ることになるかもしれない。
“駐妻ゴール”論を聞かせてくれた知人は、そんな可能性を唱えていた。
婚活に正解などなく、納得のいく回答は人それぞれだと筆者は思う。
ただ、女性の場合は生活もかかっていることから、したたかに様々な計算をどこかの桜子さんのようにしていることもある。そんな中で某インターネット企業女子たちの間で、最適解の一つとして、“駐妻ゴール”論が盛り上がっているようだ。
“駐妻ゴール”論について、どう思いますか?それよりも良い最適解があるよなど、ご意見あればぜひtwitterやNewsPicksでコメントください。
起業家はモテずにブルーオーシャンだという記事を書きましたが、結局は商社マンのような上流栽培マンと結婚するのが、幸せなのかもしれませんね。美しき、普通の幸せなんだと思います。皮肉と本音両方の意味でね。