コンテンツジャンキーじゃない編集者は終わっている

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自戒を込めてなのですが。

僕は同業他社というかメディア関連(厳密に同じ書き手)で仲が良い人がすごく少ないんですよね。会話する時も一線を引いてたりします。そりゃそうです。コピペCrunchとか書いちゃうくらいですから。

そんな数少ないメディア関係者との接触の中から「他にどんな媒体を読んでますか」という質問に対して「読んでないよ」と答えた人が少なくない。むしろ他媒体は読まないのがあたかもカッコいいかのような風潮を感じたりします。

その時はまあ自分の媒体更新するので忙しいですよね。と理解を示したのですが、寝かせてみるとこれはアホなんじゃないかと思うようになりました。

僕の理解では編集の定義はこれです。

編集とは、企画を考え、人を巻き込み、モノを作ることである

◆引用:どんな仕事でも編集力ないとヤヴァイとB&B菅付スパルタ塾を受けて地獄を見て感じた件

企画を考える上で他の媒体の情報は確実に参考になるはずであり、「他の媒体は読まない」という編集者は、企画を考える前提となるインプットを怠っているとも言い換えられる。インプットは他の媒体からじゃなくても人と会ったりとかで得られるかもしれない。だが、誰でも平等にアクセスできる他媒体の情報を軽視するのは怠慢だと思う。

CONTENS引用元:ACNR

自分の媒体に入ってくる情報の仕入れルートが確立されており、他媒体と出る情報がそんなに変わらない場合もあるだろう。だが、他媒体を軽視するメディアのコンテンツはパターン化され飽きられてくる可能性が高いと僕は仮説を立てる。コンテンツパターンに乏しいがゆえ、TechCrunchを僕はコピペ(厳密にいえば取材で相手に言われたことをそのまま載せるだけ)Crunchと呼ぶ。disっているのではない。ファクトを述べたにすぎない。

他媒体も含め極力多くのインプットを通して、新たな企画を考え、読者が楽しめるコンテンツを提供するというのが、編集者の仕事ではないだろうか。

実は僕はインプットが苦手であり、アウトプットの方が好きである。お世辞にもインプット数が多い方とはいえない。だが「時間ねえしコピペCrunchつまんねえから他媒体は読まないんだよ!」という態度でいいとは思っていない。たしかにつまらない媒体からは足は遠のくが、時間があればNewsPicksのオリジナルコンテンツや競合のTHEBRIDGEには目を通す。

田端さんだったと思うが、めちゃくちゃコンテンツジャンキーである的な話を何かの取材で読んだと思う。上記引用元の菅付さんも「とにかく編集者は暇があればインプットしろ」と言っていた。

そう、コンテンツジャンキーじゃない編集者は終わっているのだ。コンテンツジャンキーな要素がなければ、新たな面白い切り口の企画は生み出せず、コピペライターとして取材して言われたことを切った貼ったしていくだけのコモディティとなっていく。

編集者はコンテンツジャンキーじゃないと本当に終わっているのか?ぜひみなさまのご意見をお待ちしております。

読者の皆さんって逆にすごいよなと思います。僕とか書いたこと忘れてますから、「あれ読みました」って言われて、何だっけってこともあります。ですが、PV取れてない記事の感想をもらえるとすごい嬉しいですね。この人、固定読者っぽいなと思うので。

ということで僕が1月から運営に携われる東京カレンダーWEBでは新規で編集者を募集する。1.19のローンチ後から「これが東京カレンダーかよ?」的な反応をいただくが、コピペではないレストラン利用シーンを想起させた新規軸のコンテンツを作っていきたい。妄想小説もその一貫である。下記が募集要項です。気軽にご連絡下さい。

【東京カレンダーWEB編集員募集要項】

雇用形態:フリーランス
仕事内容:週1の企画会議参加、月間3本程度の連載担当および執筆
連載とは:週次更新で1連載あたり3-4本程度
報酬  :経験に応じて相談
求めるスキル
①:外食が好きでそれなりのレストランの相場観がわかる方
*最低限寺田倉庫系のレストランを知っている方
②:文章を書くのが好きな方
③:企画を考え提案できる方

■応募方法
下記を記載の上FacebookでYuhei Umeki宛にメッセください
①:お名前ご年齢
②:編集や執筆経験。URLがあれば教えてください
③:なぜ東京カレンダーWEBの仕事をやってみたいと思ったか簡単に。
④:好きなレストラン

*近々東京カレンダーWEB上でも募集掲載予定ですが、先行出しです。

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